倒れるなら、理想の方向へ。

人生は選択の連続だ。
それは学校を選んだり就職先を選ぶ、大きめの選択のことじゃない。
というかそういう大きな選択は大きくない。（わかって）

それよりも、
今日何を着るか、
何を食べるか、
仕事に行くのか、休むのか、
残業するのか、しないのか、
そういった日々の小さな選択の積み重ねの方が、人生に与える影響はよっぽど大きいと思う。

その小さな選択を、少しでも自分の理想の方を選ぶようにする。
今日は誰にも会わないから部屋着で過ごす、ではなく
自分が一番可愛いと思う服を自分に着せてあげる。

めんどくさいから菓子パンでいいや、ではなく
ちゃんと身体が欲しているものを作って食べる。

現状維持を選ぶのは簡単だけど
理想の方を選ぶのは体力がいる。
それなりに時間がかかったり、お金がかかることもある。

9月。

比較的理想を選ぶことができた。
仕事中も姿勢を意識したり
自炊もできて、加工品はほぼ食べなくなった。
すると身体も変わり、肌の調子も良くなった。
おお！やればできる、私！！！
と思って嬉しかった。

10月。

だんだん仕事が忙しくなってきて、理想を選ぶのが難しくなってきた。
とはいえまだ一週間しかたっていない。
最近自炊してなくてスーパーのお惣菜ばかり食べてるけど、まあそのうち時間できたら戻ればいい。

生理がきた。
きつい。重い。
まあ、いつものことだ。仕事は忙しいままだから、頑張ろう。

生理だからしょうがない。今は。
ストレッチもできないし、
ご飯をつくる体力も無いから、仕方ない、仕方ない。

きついけど、
お菓子食べながらなら、仕事できる。よし。
姿勢良くする体力無いから、
猫背のまんまなら、仕事できる、うん。

どんどん肌が荒れた。
お風呂に入る時間が惜しいのでシャワーで済ませる。
疲れが取れなくて、逆に眠れない、悪循環。

そして、9月にせっかく一歩近づいた理想の姿から、遠ざかった。

ここでよく人は、「なんでできなかったんだろう」と自分を責めることが多いけど、そこを拡げるんじゃなくて、自分が理想の方を選ぶ体力を残せばいい話だ。

休まない方が、人に迷惑もかけないし、給料は減らないし、評価も下がらないだろう。
でも自分の人生は他人は背負ってくれない。
ならば自分の理想を選択する体力を残す方が大事だ。

他人の評価を恐れて現状の方に倒れるのではなく、理想の方に倒れよう。

そっちの回路を太くするのだ。自分のために。

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