テキストコミュニケーション弱者は損をする
僕は会社ではあまり喋りません。
でも、チャットだとめちゃくちゃ喋ります。
横の席にいようがチャットで会話してます。WEB系企業だとよくあるんじゃないかって勝手に思ってますけどどうなんでしょ?
「直接会って話さないとニュアンスが伝わり辛い」
ってよく聞きます。
そうですよね、僕もそう思うタイミングがあります。
チャットだと詳しく丁寧に伝えようとするあまり長文になって逆に回りくどくなりすぎて別の意図で伝わっちゃうような時もあるので、その時は中断して「いやつまりさww」って話しかけたりするのはよくある光景です。
しかし、「チャットのほうが伝わりやすい」場面についてはあまり語られていないなーなんて思ったりするわけです。
例えば
1.それウケるw
2.それウケるww
3.それウケるwwwwww
この3つの違い、わかりますよね?
わからない場合はテキストコミュニケーション弱者です。
この3つのニュアンスは、全然違うものなんですけど、言葉でうまくそれを表現できない。
1はちょっと自嘲的。だし前後の文脈次第では相手を小馬鹿にしていることを表現することも出来る。また、本当に笑ってる感じではない。
2はちょっと笑ってる。けどややウケくらいのニュアンス。
3は爆笑
ちなみにこの時相手は別にウケてなくて完全なる真顔である可能性を捨てきらずに読み解かなければならない。
「おもしろすぎて草」とかになるとまた意味違う。
次。
1.それいいね😂
2.それいいね🤣
3.それいいね😭
この3つも違う。1と2は似てるけど、使う人のキャラによってほんの若干ニュアンスの差を感じる。
非絵文字ネイティブなオッサンが使っていた場合、なんか無理して使ってるだけで特段意味を感じず、無邪気な態度表明だと受け取っておく。
絵文字ネイティブ世代が使っている場合は
1はhappy感ある、テンションあがってる。またはテンションあがっているように見せている。
2はより1よりほんの若干happy感があがる、1よりは無邪気さがあるというか他意がない印象。
3はやや感動、前後の文脈次第ではアイデアや解決策を提示してくれて有難うの意味も含まれる。
ちなみにこのときもまた相手の心が真顔である可能性は捨てない。
心が真顔ってウケるなw
こうして「w」などのネットスラングや絵文字の表現を考えてみると、会話のコミュニケーションにおける「声色」や「態度によるニュアンス」を表していると言える。
そこで、会話よりもテキストでのコミュニケーションのほうが優れているシーンの話だけど、例えば「忙しい上司とのコミュニケーション」を見てみよう
会話の場合
部下「例の頼まれていた資料、出来ました!」
上司「あー...ありがと.....あとで見とくからそこ置いといて」
部下 (なんか忙しそうだな…ちょっとはねぎらってくれてもいいのによ…)
チャットの場合
部下「資料できました!」(添付)
上司「早っ!www
ありがと!!あとで見とくわ!」
部下「宜しくおねがいします!😂」
とかこんな表現が出来るのはテキストコミュニケーション強者の強みだなと。
テキストコミュニケーション弱者は損をするっていうのは、こうしたテキストでのニュアンスを読み取れないので、相手の感情を推し量る事が出来ない。つまり、相手の気持ちがわからない空気の読めない奴。になってしまうのだ。
そうするとテキストコミュニケーション独自の表現であるスラングや絵文字が使われなくなり、まったくもってテキストである意味がなくなってむしろデメリットになってしまう。
例えば。
部下「資料が完成しました。」(添付)
上司「了解です。」
部下「宜しくお願い致します。」
まぁ良いよ。仕事なんだし、まあいいさ。でも前述のスラングや絵文字を使ったコミュニケーションの方が感情が伝わりやすくお互い気持ちよく仕事を進められると思うんだよね。
職場において、距離を詰めることがすべて正しいわけでは無いんだけど、こうした表現を「わかっている人」と「わかってない人(使い分けられない)」では分かってない人は損するなぁと思った次第です。
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