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私の目の「成長期」

皆さんは眼鏡を新しく作るとき、
まず眼科へ行きますか?
それとも、眼鏡屋さんで計測してもらいますか?

私は生まれ落ちてからこれまでの、半分以上を、
すでにメガネと共に生きてきました。
そして、これからもきっと、ずっと、
メガネと共に生きていくのだと思います。

だから、私にとって眼鏡は、とても大事な存在。
ファッションアイテムではなく、生活必需品なのです。


それ故に、眼科で処方箋を書いてもらった方が、
正確であるであろうから、という理由で、
「眼科→眼鏡屋で購入」が最善、
と思って行動していました。


しかし、1年半くらい前でしょうか。
あろうことか、
いつもと違う行動をとってしまったのです。



そう、眼鏡屋さんで検査から購入まで
完結してしまったのです。



そうして出来上がった眼鏡は、
当時の私には度が強く感じられたものの、
(サブ眼鏡としてはアリ)という位置に収まったのでした。


サブ眼鏡扱いしていた眼鏡を愛用するようになって、
1年が経とうかという頃、
たまにコンタクトレンズを使用すると、
違和感を覚えるようになりました。

あれ、眼鏡をかけた時とコンタクトを装着した時の
見え方が違う気がする…。
ぼんやりするというか、両目の見え方のバランスが偏っているような…。


眼鏡をかけている時間の方が長いし、まぁいいか、
と思っていましたが、勇気を出して眼科へ。


眼科では、気球を見る検査やら何やらかんやらあって、
担当のお姉さんが、ふと、
「近視が半年前より進んでいます。」と仰ったのです。
そこまでは想定の範囲内でした。


しかし、その後の言葉は、想定外。

「近視って、10代とか成長期には急激に悪化したりするんですけど…。あのー、ここ半年で、成長期みたいなスピードで進んでいます。」と続きました。

ゆっくりと、言葉を選ばれているような気がしました。


想定外の言葉と絶妙な間合いに、

(え?私、成長期だったの?)
と可笑しくなってしまう自分が居ました。


いやいや、成長期て、と思いつつ生活を振り返ります。
半年間どんな事してたかなって。
たしかに本読んだり、PC見たり、
動画見たりしてたけど。

思い当たる節はあるけれども!

「うーん🤔。」という唸り声しか出て来ませんでした。

成長期って言葉を聞くと思っていなかった為に、
悪い現実も、何故だか緩衝材のうえに落ちたように、
ショックが緩和されたのでした。

お姉さん、やるなぁ。


思いがけず、ここ半年を振り返ることになり、
色々あったなぁ、と日々を一生懸命生きてきたことや
支えられてきたことを思い出します。

その「色々」もある意味では「成長」だったのかも。


そうか、「成長期」だったのかぁ、
なんて呑気に考える帰り道。


ふと、前はこんな風に考えられなかったなと、
気付くのでした。

皆さん、ありがとう。
私、目は悪くなったけど、成長期でした。

とい。