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復職チャレンジ🍙

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適応障害と診断されて早1年。 凸凹ライフも、周りの方々に支えられ大分平坦になってきました。 診察帰り、家に帰れず、公園で泣きながら食べた、おにぎりとジュースの味と、その時の気持…
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2024年6月の記事一覧

智の障壁に囲まれて

智の障壁に囲まれて

図書館。それは私にとって、楽園であり、学び舎であり、そして最大の障壁だったりする。障壁内にいる時は、昔やった遊びみたいに、「はい、バーリア!」と鬼から逃れるような気がする。それ故かどうかは分からないが、逼迫すると図書館へ籠る癖がある。

図書館という存在は私にとってなくてはならないものであり、図書館のなかに泊まるような体験というのは至極贅沢な行為なのである(最近ブックホテルみたいなお宿が増えてきて

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1日3食食べること

1日3食食べること

美味しいものを食べることが嫌いな人はあまりいないのではないかと思う。私もその1人だ。けれども、何かをしなければならない時、没頭している時、私の食事はおざなりになる。かつては、精神状態が不安定な時ほど食事は後回しになっていた。現実から目を背け、目を閉じてただただ眠っていた。

そんな不健康な状態のなか、いつの間にか「美味しさ」が分からなくなった時期がある。何を食べても何も感じない、好きだった味に対し

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眠っていた記憶

眠っていた記憶

近頃はプレゼンテーションと思考の文字起こしばかりしている。かつてはインプットが無いアウトプットを繰り返すなんて、そんな時間があったら他の事をやりたい!なんて思っていた。
ところが、どうだろう。アウトプットを突き詰めていくと自分が分かっていたと思うことが実は朧げであることに気付くのだ。そして、私はあの日のプレゼンでの質疑応答を思い出す。

プレゼンを終えるとクラスメイトが、「それはどれくらいの誤差が

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