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人の芝生も青くない。10代の性別違和の悩み
人の芝生は青く見える。そんな言葉がある。
僕もずっと人の芝生を羨ましく見ていた。
だって幸せそうに見えるんだもん。
でも、
人の芝生も実は家の芝生となんら変わらない。
たいした差はないのだ。
みんな何かに悩んで生きている。
僕は心と体の性別が違う性同一性障害で生まれた鈴木優希。40歳
物心ついてから「性別違和」で悩み、苦しみカミングアウトからの治療を始めた。幾度の手術を重ねて今は望んだ性である「男」の戸籍で生きている。
そんなレアな経験をしたせいで、
ずっと「なんで僕ばっかり」と思って生きてきた。
不公平。僕ばっかり辛い。しんどい。
でも、歳を重ねる度にわかった。
「僕だけじゃない」ことが。
その闇の中に居ると、自分が1番恵まれていなくて大変だと思ってしまうけど、辛い病は性同一性障害だけではない。
病院に行くとわかる。もっと大変な状況の方がいる。
そして健康であっても、家庭環境、子育て、介護等それぞれに何か悩みの種を抱えている。
LGBTも関係ない。
普通の男性でも女性でも、子供も大人も・・・みんなそれぞれに抱えている心の荷物がある。
だから、僕たちだけじゃない。
人の芝生も自分の芝生も一緒。
だから羨ましがらなくてもいい。
人と比べなくて全然大丈夫。
僕も外では笑っているけど、実は暗い(笑)
そんなもの。
今流行りのSNSだって同じこと。
どれだけ「幸せに見えるか?」を競っているだけ。
だから、辛い時は見なくていい。無論、影響なんてされなくていい。
自分の中の「しあわせ」「充実」は誰に影響されるでもなく、素直に感じるもの。
「今日は、良かった!」
そう思える日を増やしていこう。
人に見せるための芝生は要らない。
自分がきれいだなぁと眺めれるものを作ろう。
鈴木優希のセミナー活動、LGBTについてのコンテンツを掲載しているオフィシャルサイトも是非見て頂けたら幸いです。そしてコメントもお気軽にお待ちしています。
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