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海外でカメラを使うときに気を付けてほしいこと。盗難経験からお伝えします

こんにちは!yukiです。

ようやく海外に自由に行けるようになり、
これから海外旅行に行こうと思われている方は
多いのではないでしょうか。

海外旅行に欠かせないのは、やっぱり写真!
旅の思い出を残したいし、
家族や友達にも見せてあげたいですよね。

実は、僕は海外旅行中、
カメラ関連のトラブル
巻き込まれたことが何度かあります。

具体的には、下記のような感じです。

  • カメラを盗まれた

  • バックアップ用のHDDを盗まれた

カメラ盗まれるって、本当にショックです。

誰にもこんな目に遭ってほしくないので、
僕が気をつけていることをシェアしたいと思います。

基本的なことではありますが、
これまでトラブルに遭わなかった方も、
海外経験があまり無い方も、
何か参考になることがあると幸いです。



まさか、盗まれるなんて!

唯一残ったタージマハル

まず、僕がカメラを
盗まれたときのお話をしますね。

それは大学1年生の春休み、
人生2度目の海外旅行で
インドに行ったときのことでした。

首都のニューデリーから、
ガンジス川沿いの街・バラナシや、
砂漠が広がるラージャスターン地方を
半月ほどで巡りました。

夜行列車はカオスでつらいし
食べ物が合わず体調はボロボロだし
ぼったくろうとする連中に
辟易とさせられながらも、

聖なるガンジス川でボートに乗って、
朝日が街と川面を
金色に照らしていくのを見つめ、

CGかよ!ってほど大きなタージマハルを見て、
ぶっ飛んだ愛のカタチに半ば呆れながらも
思わず涙が溢れ、

夜の砂漠に寝っ転がって、
広がる星空を見ながら
悠久の時の流れに思いを馳せ、

なんだかんだマイナスが吹っ飛ぶような
実りある時間を過ごしたのです。

そんなインド旅行の最終日。

帰りの飛行機は、深夜0時過ぎに
ニューデリーの空港を出発するので、
その前に繁華街で夕食をとっていました。

ちょっと高くてとても美味しい
バターチキンカレーを食べながら、

「ああ、色々つらかったけど、
 行きたかったところは回れたし、
 無事にデリーに帰ってこられて良かった…」

と感慨に耽ります。

レストランを出て、
にぎわう夜の繁華街を
地下鉄の駅に向かって歩いていたとき。

突然、背の高い2人の若い男に、
左右から肩を組まれました。

「やあ、兄弟(brother )!
 これからどこへ行くんだ?」

こう書くと怖そうではありますが、
インドってこういう人がけっこういます。
(触ってくる人は多くないですが)

慣れてしまっていたので、

「これから空港行って日本に帰るんだ。
 もう行かなきゃだから、それじゃあ!」

と言って腕をほどき、駅に向かいます。

歩きながら、ふと嫌な予感がしました。
そういえばカメラどこに入れてたっけ…?

背中のリュックを見ると、
チャックが空いています。

カメラは…無い。

やられた!

見つけたら掴みかからんほどの勢いで
その男たちを探しましたが、
当然見つかるわけもありません。

当時使っていたのは廉価なデジカメです。
とはいえ、旅の写真は
全てそれで撮っていました。

旅を終えたとき手元に残ったのは、
スマホで1枚だけ撮っていた、
タージマハルの写真のみ。

1枚って…。泣

がっくり落ち込みながら、
どん底気分で帰国しました。

見出しで使ったタージの写真は、
僕の初インド旅の結晶なのです…!

海外でカメラを使うときに
気をつけていること

キューバの街並み

上記のような体験をしてから、
当然のごとく、慎重になりました。

ここからは、
僕が海外でカメラを使うときに
注意していることをシェアしますね。

大きく3つあります。

  1. カメラを見せない

  2. バックアップを頻繁に取る

  3. 撮影に夢中になりすぎない

  4. カメラを手放さない

それぞれ解説していきます。

あまり海外に行ったことのない方は、
もしかしたら脅されているように
感じてしまうかもしれません。

しかしそんな意図は全くなく、
十分注意してもらったうえで、
トラブルなく存分に旅行を
楽しんでいただきたいのです。

参考になりましたら幸いです。

1.カメラを見せない


すごく治安がよい国は別として、
カメラはぶら下げて歩かない方がいいです。

悪いことを考えている人は
高そうなものを持っている旅行者に目をつけると、
あとをつけて隙をうかがい、行動に出ます。

なので、
途上国で大きな一眼レフを使っている人の中には、
養生テープをペタペタ貼ってボロく見せている方も。

僕のカメラは小さいので、
小型のフタつきバッグにカメラをしまって、
人が多いところでは前に斜めがけしています。

最初は、
「しまっておくと撮りにくいなあ」
と感じていました。

しかし狙われたくないですし、
慣れると不便さは感じなくなります。

撮りたいときには、
カメラを出しながら電源をつければ
だいたい間に合っています。

あくまで僕は素人なので、
プロの方やハイアマの方だと
そうは言ってられないかもしれませんが…

カメラをぶら下げている人に
警戒心を抱く人が多い地域もあるので、
その意味でも注意は必要です。

2.バックアップを頻繁に取る


僕は、カメラに何かあったときのために、
ポータブルHDDなどを旅行に持っていって
頻繁にバックアップを取っています。

いつも2台のHDDを持っていき、
毎晩カメラのデータを両方にコピーして、
1台は持ち歩いて1台はホテルに置いておきます。

また、Wi-Fiが繋がるホテルでは、
cloudにどんどんデータを送ってしまいます。
(僕はGoogleフォトを使っています)

どちらも作業は数分なので、
大した手間ではありません。

コロンビアで夜行バスに乗ったとき、
大型バスのトランクに入れていた荷物から、
HDD1台を盗まれたことがあります。

「まじかー」ってショックでしたが、
1台は手持ちにしておいたので助かりました。

逆に手持ち荷物を盗まれる可能性もあるので、
やはり分散させておくことは大事だと思います。

3.撮影に夢中になりすぎない


ものすごい光景を見ると、
ついつい撮影に夢中になってしまいますが、
そういう時こそ危険に気付きにくいです。

荷物がある場合は、
確実に安全でない限り体から離さない。
そして、興奮していても、
冷静な自分を残すよう気を付けています。

感覚としては、
撮っている自分とその周りの状況を
少し上から眺めているような感じ…
伝わるといいのですが汗

4.カメラを手放さない


これは人によりますが、
記念写真を撮ってもらいたいことも
あるかと思います。

また、カメラを貸してほしいと
言われることがあるかもしれません。

特に子供は、
「写真撮らせてー!」
って言ってきたりします。

安全そうな場所なら、
僕はつい貸しちゃうんですが…
正直ヒヤヒヤします笑

カメラで遊ぶ子たち


一方で、大人に渡すのは要注意です。

アルメニアの美しい教会に行った時のこと。

神父さんが、
「写真とってあげますよ」
って言ってくれたのです。

しかし、「じゃあお願いします」とカメラを渡し、
どこで撮ってもらおうかキョロキョロしてるとき、
なんと教会の外に走って逃げられたのです!

ユーモアがある人で、
冗談だったんですが、
「カメラには気をつけないといけませんよ」
って言われました。

おっしゃる通り…!
思いっきり油断してました!

冗談じゃなかったら逃げられてました。


また、カメラや荷物は、
食事中や休憩中なども体から離さない
ようにしています。

狙われている場合、
注意を引かせるようなことをされて、
その隙に持っていかれたりするのです。

「ケチャップ強盗」みたいな事例は
実際にたくさんの方が経験しています。

そして、とても大事なことですが、
万が一、引ったくられたり強盗に遭った時は、
あまり抵抗しすぎてはいけません。

海外では命に関わるので、潔く諦めましょう。

先ほどのインドの話で、
僕がカメラを取り返そうとしてしまったのは、
とても危険だし真似しちゃダメな例なのです。



以上、
海外でカメラを使うときに
僕が気を付けていることでした。


海外に行って広い世界を見ることは、
このうえない喜びをもたらしてくれますし、
その経験はきっと人生の財産になります。

素敵な写真だって、
きっとたくさん撮れます。

ぜひ、トラブルには十分気を付けて、
あなただけの素敵な旅をしてくださいね。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日も良い1日を!



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