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新たな旅へ


こんにちは!yukiです。

唐突ですが、来月から、
しばらく海外へ行くことにしました。

目的は「写真を撮るため」です。

これまでの“観光の旅”とは異なり、
“取材のための旅”となります。


今日は、
そうするに至ったいきさつを
書いてみようと思います。

「こういう考えの人もいるんだなー」程度に、
さらっと流し読んでいただければ…!

それでは、どうぞ。



大切なものに縛られていた


まだ学生だった2016年。

休学して、
300日弱の海外旅行へ行きました。

いまnoteで綴っている旅行記は
その経験をまとめたものです。

実はその旅からの帰国後、
海外に行くことへの興味が
一気に薄れていきました

就職したこともありますが、
ピアノに夢中になったことが大きいです。 


ピアノへの想いは、
もはや“恋”に近いものでした。

「家を離れるとピアノが弾けなくなる!
 (たくさんの積み重ねが無駄になる!)」

そんな風に考えるようになり、
あらゆる行動のバックグラウンドに
ピアノが存在するようになったのです。

しかし…

それは自分の可能性を制限してもいました。

心から大切に思う気持ちが
いつの間にか“執着”となって、
自分自身を縛っていたのです。

執着をこえて


実は、
ピアノへの執着は、
すでに手放しました。

ピアノは先月、
これから始める方にお譲りしています。



今でもピアノは大好きです。

しかし、頑張っても、
自己満足の域から出られないことを
ハッキリと悟ったのです。

悔しいけれど、
社会のためにも、音楽のためにもならない。

膨大な時間をかけても
全体性を持ち得ないというのは、
僕にとっては辛いことでした。

また、
“ピアノを弾くのが好き”ではありますが、
“クラシック音楽そのものが好き”という
比重の方が大きいことにも気がつきました。

それならば、自分で弾かなくても、
別の方法で音楽に貢献していけばいい。


ここ2年間だけでも、
2000時間以上をピアノに費やしましたが、
中断したことに悔いはありません。

音楽への理解が深まったことで
間違いなく日常が彩られていますし、
クラシックについて語れるようにもなりました。

何より、
分野を超越する“普遍概念”を
教えてもらえたことが大きいです。

熱心に取り組まなければ、
学び得なかったことでしょう。

そして今、
ピアノへの執着がなくなったということは、
定住する必要がなくなったことを意味します。
(仕事はオンラインですればOK)


そこで大きくなってきたのが、
かねてより抱いていた、

「本気で写真に取り組みたい」

という想いでした。

写真を撮りたい


僕は写真が大好きです。

人の写真を鑑賞するのも、
自分で撮るのも。


たくさんの写真に
心動かされてきたので、

「写真には人生を輝かせる力がある」

と心の底から思っています。

これまで、
写真の道に進みたいと
考えたこともありました。

しかし、

「たとえ本気で写真に取り組んだとして、
 その先に何があるのか?
 まさか作家になれるとでも思っているのか?」

とブレーキをかけていたのです。



ところがピアノへの執着が消えると共に、
他の執着も消えていきました。

もはや、
社会的立場も、物質的充足も、
何も必要ありません。

未来がどうなるかは考えなくていい。

いま求めるのは、ただ、
“全力で自分の可能性を試すこと”です。



そう思えるようになるまで、
だいぶ時間がかかってしまいました。

初めて岐路に立ったのは、23歳の頃。

しかし写真の道は選べませんでした。

それからは、
ほとんど写真を撮らない期間も
数年間あったのです。

今や20代の終わりが目前になってしまった。



しかし、いろいろあったけれど、
無駄だったことは
何ひとつ無いと思っています。

写真には、
外界を切り取る撮影者の
“内なる世界の顕在化”
という側面があります。

それならば、
他のところで育んできたものは、
必ずや役立つはず。

むしろこれまでの全てが
ここに収斂されたとも捉えられます。

(・・・これから写真に取り組むことも、
 もっと先の未来においては、
 何かの布石に過ぎないのかもしれませんね)



僕が目指しているのは、
写真を通して、

「写ってくれる人も、観てくれる人も、撮る自分も、
 皆がプラスのエネルギーを得られること」

です。

これは自分自身の
“人生のテーマ”に直結するもの。


そして、自分だけでなく、
そういう想いで写真を撮ってくれる人が
増えてほしいとも願っています。

そうなれば、
世界がほんのちょっとでも
良い方向に動くと信じているからです。


命は儚いものです。
いつ終わるとも知れません。

ならば生あるこの瞬間に、
信じる道を追求していきます。

その先どうなろうとも、
執着を手放して写真に全てを注いだという事実は、
きっと自身を支える力になってくれるはずです。

旅の予定


これからの旅に先立って、
ほとんどの持ち物を処分しました。

言うなれば“終活”といった感覚です。

2016年の時にも感じましたが、
長期の旅に出る前って、
もう帰ってこられない気持ちになるのです。

(実際のところ、
 以前の旅で出会った同い年の男性は、
 生きて日本に帰れなかったのです…)


家財道具たちは、
メルカリやジモティーで売却。

予想を上回る50万になって衝撃でした。
数年使っていても、
わりと良い値段で買ってくれるんですね…!

ジモティーで品物をお渡しするときは、
地域のいろいろな人と
お話しができて楽しかったです。



ほとんどモノが無くなったので、
今はミニマリスト生活です。笑

残した物品は、
実家に置かせてもらいます。


11月30日に退居し、
臘八接心で8日間の座禅をしてから、
スリランカへ向かいます。

その後はインドへ。

山岳地帯に住む人々の営み、
都市部では失われた輝きを、
じっくり取材したいと思っています。

2024年は、
インドネパールパキスタンと、
山岳地帯を中心に巡る予定です。



その後はまだ未定です。


ぼんやり考えているのは、

中国のノービザ入国が再開していれば
パキスタンから中央アジアへ。

または、だいぶ飛びますが西アフリカ。

状況により判断します。

旅全体の期間も未定です。
(南アジアだけでも
 半年はかかると思いますが…)

こちらのnoteでは、
今のアフリカ編を書き終えたら、
リアルタイムに近い旅行記
切り替えたいと思っています。

昔からの友人たちも
読んでくれているそうなので、
近況報告も兼ねて更新していこうかと!

あとは写真関連の記事や講座も
作っていきたいと考えています。

お時間があるときにぜひご覧ください。



安全第一で旅します。
今後とも、よろしくお願いいたします。




P.S.
まだ作りかけでお粗末ですが、
写真用のHPを準備しています。

Webサイト作るのって難しいですね汗


P.P.S.
プロフィール画像を、
写真撮る人っぽく変更しました。
(実名顔出しへの抵抗も消えました)

旅の間はヒッピーみたく
髪を伸ばしてみようと思います。

面倒になったら、
敬愛するラフマニノフを真似するかもです。
ちょっと両極端ですが。


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