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毎日を大切に生きる事と、気軽な瞑想習慣

こんにちは!yukiです。

数年前、
真剣に悩んでいたことがありました。

それは、

「どうして、
 こんなにあっという間に
 時間が過ぎていくんだろう」

ということ。

子供の頃は、1日がとっても長かった。
小学校の頃の“20分休み”ですら、
とても長く感じたものです。

大人になってからは、
毎日気付いたら日が暮れていて、

休日なんて一瞬で過ぎ去って、

「あれっ、もうこんな時間?!
 明日仕事じゃん!」

いったい、子供の頃と
何が変わってしまったんだろう?

密度が濃くて、
充足感のある毎日を送るには、
どうすればいいんだろう?

あるとき、
ヨガインストラクターをしている友人に
この話題を持ちかけてみました。
すると、重要なヒントをくれたのです。

そこで今回は、
「毎日の時間を濃くして、
 充足感をもって生きていく」
をテーマにお話ししていきたいと思います。

何か気づきがありましたら、嬉しいです。


時間の感じ方の濃淡

散歩中の写真

時間の感じ方には、濃淡がありますよね。

いつも通りに日常を過ごしていると、
ほとんどのことは記憶に残らず、
サラッと時間が過ぎていくことも多いです。

一方で、
日常を離れたところへ行ったときや、
非日常な出来事があったときに、

「今日は、充実した濃い時間だった!」

と思うこともあるはずです。


例えば、旅行。

旅行での経験は、
五感で感じたことまで
いつまでも鮮明に覚えていたりします。

その違いは、どこにあるのでしょうか?

それは、
「目の前のものをよく見ているか」
にあると思います。

すこし唐突ですが、
もしあなたがインドに行ったとしましょう。

道を歩いていると、
外界の様々なものがあなたに迫ってきます。

行き交うインド人の視線、
我が物顔で町を闊歩する動物たち、
絶え間なく鳴り響くクラクション、
強烈な陽光と色彩…

こういった環境に身をおいたら、
どうしても目の前のものをよく見るはずです。
身の危険もありますからね笑

では、日本での日常はどうでしょうか。

外を歩いていても、
何が起きるかは予測できますよね。

基本的に安心・安全。
イヤホンしながら歩いていても、
何の問題もなし。

そうなると、人はいろいろ考え始めます。

・・・昨日友達に聞いた話、面白かったなあ。
・・・今日の夕食はなに作ろう。
・・・今日の上司、疲れてる感じだったな。
・・・週末のお出かけ用の準備しなきゃ。
・・・あの出来事、SNSにアップしよっと。

そして、これらは全て、
「過去や未来のこと」です。

ヨガインストラクターの友人に教わったのは、
まさに、このことでした。

「人間って、起きている時間のほとんど、
 過去か未来のことを考えてるんだって。
 そうすると、目の前で起きてることや、
 自分の状態に気づけなくなっちゃうんだよ。
 だから、ヨガや瞑想を通して、
 心を身体に戻す時間を作ってもらってるの。
 つまり、
 “今この瞬間”に集中してもらうってこと。」

そう、過去や未来のことを考えているときは、
目の前で起きていることにも、
自分自身の状態にも、
気づけなくなってしまうのです。

子供のころは、
あらゆる体験が新鮮で、
目の前のものに全ての意識を向けていました。

まさに、“今この瞬間”を生きていた。
だから、時間の密度はすごく濃かったのです。

“今この瞬間”に集中していることを、
「マインドフルネス」といいます。

しかし大人になるにつれて、
日常の世界で起こることは
だいたい分かるようになります。
同時に、考えることも多くなっていきます。

食事、通勤通学、家事などが習慣化され、
“身体の自動運転”が可能になると、
頭は過去や未来のことを考え始めるのです。

誤解がないようにいうと、
過去や未来のことを考えるのは、
悪いことではありません。

ちゃんと過去や未来を
考えなければならない時も多いです。

一方で、“今この瞬間”に集中すると、
いろいろと良いことがあるのです。

ここからは、それについて説明していきますね。

“今この瞬間”に集中すると、
どんな良いことがある?

部屋の中から見た美しい光


過去や未来を考えるのを少しやめて、
“今この瞬間”に戻ってくることで
得られるメリットを紹介します。

下記のとおりです。

  1. 周りで起きていることに敏感になる

  2. 右脳が鍛えられる

それぞれ、解説しますね。

1.周りで起きていることに敏感になる


周りで起きていることに敏感になると、
どんな良いことがあるのでしょうか?

パッと思いついたのは、
下記のようなことです。

  • 人間関係、家族関係が良くなる

  • 日常に隠れている「美」に気づける

まずは1つ目の人間関係について。

学校や職場などはまだしも、
家族やパートナーなど慣れ親しんだ関係になると、
スマホいじりながら話を聞いてしまったり
案外ちゃんと向き合えていないこともあります。

僕も以前はけっこうやってました汗

さらに、今に集中していれば、
周りで困っている人にも気づきやすくなります。

人助けは、相手が喜んでくれるのはもちろん、
脳が刺激されて自己肯定感が上がります。

さらに、
相手に贈ったプラスのエネルギーは、
循環されて自分にも戻ってきます。

つまり相手も自分も幸せになれるんです!


続いて2つ目
私たちの日常には、
美しいものがたくさん隠れています。

風に揺れる小さな花だったり、
きらきら輝く木漏れ日だったり。

カーテンから差し込む柔らかな光も、
お茶から立ち昇る湯気も、
とても美しい。

日常のささやかな美しさに気づけると、
生きている幸せや喜びをしみじみ感じられます。

そういう毎日を
何十年も積み重ねていけたら、
人生はもっと素敵になるはず!

2.右脳が鍛えられる


右脳
は、想像力や直感力などを司っていて、
感情をコントロールする役割も担っています。

一方で左脳は、
論理的思考力を司っています。

現代社会では、
どちらかというと左脳が優先されがち。
まずは受験で、その後は社会で、
論理的思考力はかなり重要視されています。

でも人生の満足度って、
どちらかというと右脳に比重が
かかっている気がします。

しかも、右脳を全然使っていないと、
退化して感覚が鈍ることもあるそうです。

瞑想やマインドフルネスで、
“今この瞬間”に集中しているときは、
右脳が大いに働いています

右脳の働きが活発化して鍛えられると、
感情のコントロールがしやすくなります。

もちろん、集中力も鍛えらていきますし、
自分自身の心の状態の変化にも敏感になります。

「瞑想やマインドフルネスで精神が安定する」
と言われているのには、
そういう理由があったんですね。

簡単に始められること

水たまりに映る空


“今”に集中する練習として、
簡単にチャレンジできることがあります。

それは、
「ひとつのことに集中して取り組むこと」

外を歩くときは、
余計なことを考えず、歩くことに集中。

洗い物や掃除も、
考え事をしない・“ながら”でやらない。

意外と難しいと思いますよ!
ポイントは、明るい気持ちで、
楽しみながら集中することです。

毎日短い時間だけでも、
ぜひ試してみてくださいね。

瞑想をしてみたい方へ


瞑想をしてみたい方は、
呼吸に意識を向けることから
始めてみるといいと思います。

Apple Watchをお持ちの方は、
「呼吸」アプリが入っていると思うので、
それを活用するのも良いです。
(欧米ではマインドフルネス人気ですもんね!)

すごく簡単なやり方を解説します。

背すじを伸ばしてリラックスして座り、
目を閉じ、心の中でつぎのように唱えながら、
ゆっくり呼吸してみてください。

息を吸いながら 吸う息に気づく
息を吐きながら 吐く息に気づく

息を吸いながら 入ってくる息にほほえむ
息を吐きながら 出ていく息にほほえむ

『ティク・ナット・ハンの幸せの瞑想』より


最初は深い呼吸が難しいと思います。
無理しなくて大丈夫で、
しばらく集中していれば自然と安定してきます。

僕は毎日、仕事やピアノ練習の合間合間で、
3分間の座る瞑想をしています。

1日合計で20分程度。
短すぎかもしれませんが…
無理なく続けられる程度にしてます笑

思考が整理されますし、
心が落ち着くのを実感してますよ!

瞑想やマインドフルネスのことを
もっと知りたい方は、
『ティク・ナット・ハンの幸せの瞑想』
という本をぜひ読んでみてください。

先述の友人が勧めてくれたのですが、
良書です。



最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

かけがえのない日常を、
大切に生きていきましょう!

それでは、今日も良い一日を!



(今回のカバー写真は、
 散歩中に撮ったご近所でした!)



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