note表紙1

【Creative Works1】コミュニティマネージャー - 名ばかりコミュマネとイケてるコミュマネの違い -


もしも世の中にコミュニティマネージャーが居なかったら・・・


最近「コミュニティ」という言葉をよく聞くし、ネットワークコミュニティとか怪しい言葉もあるので、あまり良い印象でない人も多いと思う。

そもそもコミュニティマネージャー(以下 コミュマネ)って、最近注目されはじめた仕事なので、何している仕事なの?と思う人が多いだろう。

※実際、このnoteをみて「私もコミュマネの仕事してるやん!」ってなる人も多いと思う。笑 それくらい世の中に浸透していない仕事。

今日は、そんなコミュマネについて、

Q1. コミュマネは何をしている仕事なのか?
Q2. コミュマネが居なかったらどうなるの?
Q3. イケているコミュマネと名ばかりコミュマネの違いは何?

を紹介したいと思う。


このnoteをきっかけに、

「コミュマネの仕事って面白いね!」
「わたしもなりたい!」

と思っていただける方が一人でも増えると嬉しい。


一方で、まだまだ確立された職業でもないので、

「コミュマネの役割ってこうあるべきだよね」
「イケているコミュマネってこうだよね。」

と、「コミュマネとは?」と考えるきっかけになればと思う。



■コミュマネ とは?

端的に言うと、

コミュニティ (人の集合体) を、マネージ (管理する) する人。

具体的には、

① コミュニティメンバーにとって居心地が良い環境を作り、コミュニティのファンを生み出すこと
② コミュニティが実現したいことサポートして達成させること

の2つに尽きる。

コミュニティとは「人の集合体」なので、超身近なところだと、学校・会社・クラブ活動・サークル・地域の自治会などがある。究極いうと家族もコミュニティだ。

また最近だと、オンラインサロン・Facebookグループ・オフ会とかも含まれる。

もちろん現在、コミュニティは

・オンライン(インターネット上で作られるもの)
・オフライン(対面で作られるもの)

の両方がある。

昨今の企業求人では、「オンラインのコミュニティマネージャー」が多い。そして、アメリカでは年収数千万円を超えることもある職種になっている。

企業から重要視されている理由は下記にまとまっているので、気になる人は見てほしい。



■もしもコミュマネが居なかったら??

高校の部活で考えてみる。

野球部で甲子園を目指して、日々練習に励んでいる。毎日練習に参加する部員が30名。一方監督は、熱狂的な松岡修三タイプで、周りが見えてないことが多い。方針がころころ変わることもあり、ついていけず、幽霊部員が15名もいる。とはいえ部員全員、各中学校のエース級が勢ぞろい。そして「甲子園に行こう」と目標があるも、部員はどこか他人事。本気で目指して練習するものもいるが、「どうせ無理でしょ」と思っている者もいて、部員によって熱量が大きく違う。

この時、この野球部のマネージャーがコミュマネと仮定して、いる時といない時でどのような違いが生まれるか考察する。

【 コミュマネがいない場合 】

「甲子園に行こう」という目標のお飾り状態はさらに加速。監督の方針が変わるごとに幽霊部員が増えていき、まとまりが無くなっていく。また、部員間でのイザコザや衝突があっても、フォローできる人や相談先もいないので、派閥ができたり、部を去っていく人が増え、野球部全体がさらにバラバラな状態となってしまう。
さすがに監督も危機感を感じるようになるが、部員が何を考えているかわからず、1人1人ヒアリングを行っても、各部員の熱量に差がありすぎてどうしたらよいかわからずに迷走。また方針がころころ変わり、幽霊部員がさらに増加。元部員のネガティブキャンペーンも行われて新入部員は0。野球部は消滅。
【コミュマネがいた場合】

野球部の部員全員とコミュニケーションを取り、お互いあだ名で呼べる関係を作り上げる。このコミュニケーションも工夫していて、絶対に相手の考えを否定しないし、尊重する。そして「話を聞くこと」「相手の良いところを見つける」「相手の存在を認める」を徹底する。
次に部員全員を見渡して、相性が良さそうなメンバー同士を引き合わせていく。この時、練習以外の場を活用し、ボーリングやBBQなどに誘ったりして共通体験を積ませる。部員間で打ち解けるようになると、各々部活の課題とかを聞き出し、監督に共有。甲子園を目指すならこういったことが必要じゃないかと部員から上がった声やメンバーの特性を伝える。
少しずつ部員間のコミュニケーションが生まれて、監督とも連携が取れるようになると、チームも少しずつ勝てるようになってくる。部員のロイヤリティがあがり、幽霊部員にも練習に来ないかと毎日練習に参加する部員自ら、幽霊部員に声かけをするようになる。幽霊部員の数は減少。部員それぞれの得意なことや自信があることをコミュマネが伝道師となって部員に発信し、お互い認め合う存在に。強豪チームへと変貌する。


ある意味コミュマネは、歯車の潤滑油である。

どんなにスキルが高いメンバーが集まっても、どんなに立派なミッションやビジョンを持っていても、中にいるメンバーを団結させることができなければ、空回りしてしまう。

個々の存在を尊重し合う関係を築き、全員を同じ方向に向かせることができるコミュマネの存在は大きい。



■名ばかりコミマネとイケてるコミュマネ

そしてコミュニティマネージャーがいても、名ばかりのケースにある場合が多い。イケてるコミュマネとどう違うか、以前シェアオフィスで実際にあったランチ会の話を例に話そう。

シェアオフィスとは・・
同じスペースを複数の利用者によって共有するオフィスのこと
【 ランチ会の事前情報 】
① 主催者はメガベンチャーの協業パートナーを見つけ関係構築していくことがミッションの人。シェアオフィスに入居する会社(特にIT企業)と接点を持ち、あわよくば一緒にビジネスを立ち上げれるメンバーを探したく、ランチ会を主催した。これまで他のシェアオフィスの人達ともつながっていて、延べ500人以上と名刺交換している。

② ランチ会はそのシェアオフィスで働くコミュマネに相談して開催、コミュマネからお勧めのデリバリー会社を聞いたので、そこに昼食のデリバリーを依頼。なおこのデリバリー会社は、このシェアオフィスに入居している。

③ ランチ会に参加したメンバーは全部で10名。お互いが初対面同士。

④ ランチ会のはじめに主催者に挨拶させるが、「自分の肩書と仕事内容」「500人以上名刺交換したこと」しか言わなかった。


<名ダケ コミュ男(名ばかりコミュマネ)の場合>

画像1

とりあえず、デリバリーの料理を1つのテーブルに配置し、そのテーブルを囲うように椅子を配置。ランチ会に来たメンバーに椅子に座るよう呼びかけ、主催者にランチ会の挨拶させる。挨拶が終わると、名刺交換を促し、溜まっていた仕事があるので、席を離れた。
会も終盤となったので、また席に戻り、話し込んでいる方々もいたが、集合写真を撮ろうと促す。集合写真を撮って、締めの挨拶を主催者に促し、ランチ会は終了。


<活ケタ コミュ世(イケてるコミュマネ)の場合>

画像2

デリバリーの料理を1つのテーブルに配置し、そのテーブルを囲うように椅子を配置。ぞろぞろと来るメンバーに個別で話しかけて、ランチ会に来た目的をさりげなく聞いておく

時間になったので、メンバーに椅子に座るよう呼びかけ、簡単にこの会の目的を活ケタから話して主催者にランチ会の挨拶させる。挨拶がいけてなさすぎなのでフォロー。500人以上と名刺交換したことを踏まえ、他社とつながるイベントを開催したいとなった際は相談すると良い。エンジニアの採用で困っている企業さんがいれば、一度相談すると何か助けになるかもですねと触れておく。

また、今回のデリバリーについて触れて、デリバリー会社を紹介。何かMEET UPとかイベントをする際お勧めですと参加者に発信。そして順に自己紹介させて一巡したところで、集合写真を撮る時間を伝えてフリートークへ。この時に椅子を撤去。椅子が無くなったことで、各々が自由に移動してコミュニケーションを取り始める。事前に参加者からヒアリングしていた参加目的や相性を踏まえて、活ケタが仲介となって名刺交換の機会をつくり他己紹介を行う。ビジネスの話は極力しない。趣味の話などして共通点を3つ見つけれるようフォローし、個人の魅力が伝わるよう紹介する。一方、なじめていない人がいれば、別のコミュニティマネージャーをつけて、話し相手になったり、打ち解けているグループに入れる。またテーブルの上に「ひととなり」がでるボードゲームや話のネタになりそうな本や雑誌を配置

そして集合写真の時間になったら、写真を撮る。その後、Facebook等でグループを作り、つながりたい人はそこでつながってもらう。

ランチ会終了後、参加者に個別で話しかけて、御礼と何か不満がなかったかチェック。また参加者のやりたいことがあれば、サポートするのでやらないかと後押しする。

イケてるコミュマネの場合、主催者・コミュニティメンバー・コミュニティの3方良しを常に意識して行動する。上の太字にしているところが意識的に行動している部分。人を繋げることはまだしも、繋げた後に関係構築まで持っていくのは、かなり難易度が高い。ここがコミュマネの腕の見せ所だ。

そして、やはり思想や行動も大きく異なる。簡単にまとめてみた。


<名ばかりコミュマネの場合>

【 思 想 】
① 知らない人同士を繋げることが私の仕事
② 人が繋がれば、良い感じに面白いものできると思っている。
③ つながらない場合もあるよね。とりあえずつなげる数に専念。
④ コミュニティ運営で自分の感情がメイン。
⑤ 「〇〇させよう」という視点。

【 よくある特徴 】
① 「わたし〇百人と繋がりました」と、「つながった数」に重きを置く。
② 他己紹介が雑。人と人をつなぐ時に、なぜその人同士を繋げるのか理由を持たずにアクションする。
③ コミュニティ形成を、線ではなく点でとらえる。
 Ex.1発イベント打てば、コミュニティは活性化すると思っている。
④ コミュマネ主体のイベントや施策を行いがち。


<イケてるコミュマネの場合>

【 思 想 】
① 知らない人同士を繋げ、新しい価値を生み出させるまでが私の仕事
② どんなに相性が良い人同士でも繋げ方を誤れば、関係構築は不可。細心の注意を払う。
③ 各個人の特性や相性を踏まえて紹介。各個人に対して心の底から良いと思う部分を紹介しつつ、なんで繋げたいと思ったか本人達に説明する。繋がらなかった場合は猛省する。
④ 一歩引いて運営し、自分の感情は外に置く。メンバーの感情に敏感。
⑤ 「●●さん■■をしたがっていたから、一緒にしよう、実現できるようサポートしよう」という視点。

【 よくある特徴 】
① 繋がった数はどうでもよい。コミュニティメンバーが主体で実現した事に重きを置く。
② 他己紹介が丁寧。人と人をつなぐ時に、なぜその方同士を繋げようとするのか理由まで伝える。
③ コミュニティ形成を線でとらえる。いろんな施策を張り巡らせて同時並行で進める。
④ メンバー主体のイベントや施策をメインに行う。コミュマネは裏方とわきまえている。


コミュマネは、料理人に近い。

個々のメンバー(食材)には、それぞれ個性があるので食べ合わせとか相性の問題が付き物。この相性を踏まえて、いろんな施策(調理法)を用いりながら、最高のコミュニティ(料理)を作っていく。

そして本当にイケてるコミュマネは、メンバー全員が自然と動いて自走するコミュニティにさせるし、彼が書いているように予定調和がない世界を作り上げる。


今日はここまで。やばい。。5000字。笑


来週は、コミュニティマネージャーと似ているようで全然違う『コミュニティビルダー』を紹介する。

何が違うのか。どれだけ世の中から必要とされているか。紹介できればと思う。


■ クリエイターズ・ファイル ■

00 【プロローグ】クリエイターズ・ファイル(11/24 土)
01 【Creative Works1】コミュニティマネージャー
- 名ばかりコミュマネとイケてるコミュマネの違い -(11/30 土)

02 【Creative Works2】コミュニティビルダー
- ビルダー・コミュマネ・コミュデザの違い -(12/7 土)

03 【Creative Works3】フェス・イベントコンサルタント&オーガナイザー
- 日本のフェス・イベントはすでに死んでいる -(12/14 土)

04 【Creative Works4】カスタマーサクセス
- もし任天堂SWITCHでカスタマーサクセスをしたらどうなる? -
(12/21 土)

05 【Creative Works5】Self-introduction - 今の自分と2020年やりたい事 -(12/28 土)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?