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何のために海外に移住するのか

僕は日本から出て海外にいこうと3年前に決めて、そのために必要な行動をしてきました。海外にいこうと決めた理由は、より環境が良い国で暮らしたかったからです。

大きな理由の一つは日本の長時間労働です。残業は当たり前におこない、有給休暇があっても休みたいときに休みにくいし、家族より仕事を優先しなくてはいけない国だからです。

僕は将来結婚して自分の家庭を持ったときに家族を最優先にしたい、そう考えているので、それを実現しにくいと感じていた日本から出たかったのです。

また教育環境や文化においてもより優れている国がよかったのです。

日本の教育形態は基本的に受動的です。教員が生徒に授業内容を聞かせ、たまに質問して挙手で答えてもらう、このスタイルです。

僕は生徒が積極的に自分で頭を使って考えていく、そんな教育制度の国で自分の子供を育てたいと考えているので、それも日本から出たい理由の一つです。

ですので、まずは海外就職がしやすい職種としてエンジニアのスキルを磨き、ITに強い人材になりました。それにプラスして新規事業やサービスの立ち上げの企画部分をおこない、マーケティング思考も一緒に鍛えてきました。

これによって海外就職ができる状態になりました。そして移住したい国として自分の条件が整っているカナダに行こうと決めていました。

しかし僕は現在個人事業主として独立して仕事をおこなっています。WEBに関する仕事でフルリモートできるので、どこにいてもお金を稼ぐ手段を得ました。

働く時間帯や休みも自分の取りたいように取れるし、個人事業主なので会社員よりも税金はかかりますが、それでも手取りは増えています。

こうやって独立したときに、自分が求めているものは海外就職をしなくても手に入れることができるんじゃないかと思い始めました。

独立したことにより働き方も柔軟になり、労働時間や休日も海外就職している状態と同じようなものです。

安定性は確かにありませんが、それは自分の努力次第で賄えるし、ずっと個人事業主で一人でやるつもりはなく、法人化して社員を雇っていこうと考えています。

教育制度は僕がとやかくできることではないので、国に頼ることになります。その点では海外に行かないと実現できないかもしれません。

それでも経済面を豊にすればそれなりの学校に入らすこともできるし、優れた家庭教師を雇うことだってできます。経済力をあげれば賄えることです。まあそんな英才教育したいとは思いませんが、案としては可能です。

医療制度、年金制度、福利厚生など、お金の工面がより優れているのは日本よりもカナダです。しかしこの経済面も同じく自分の事業売上を努力して上げていけば賄えることです。

結局僕は国に頼ろうとして動いていたということです。要因を国せいにして、そこがより優れた国に移ろうとしていたのです。国に依存していたのです。

ですが独立して視える景色が変わったときにやっと気付きました。自分が依存していたことに。そして自分が求めた条件を国に頼るのは辞めて自分で解決していこうと思いました。

これによって僕は海外に移住したい条件が白紙に戻りました。白紙に戻ったのなら日本で生活していけば良いのではないか、そう思いますが、僕自身が海外で生活したいという気持ちが強く、日本を出ようと思っています。

でもそれは気持ちだけであって明確な理由は正直定まっていません。白紙に戻ったので、理由がなくなったのです。

そして最近は純粋に好きな国にいこうかな、そう思い始めました。僕は12歳の時から韓国が好きで、韓国料理を毎日食べたいし韓国人と毎日交流したいです。

正直韓国は日本以上に厳しい国です。ぶっちゃけここで子育てしたいとは思いません。

ですがずっと韓国に居たいと思っているわけじゃないし、多分行ったらやっぱりカナダ行きたいって思うかもしれません。

とりあえず今行きたい国にいこう、そんなふうに考えることにしました。国に頼らず真の意味で独立したので、こんな考えができるようになったのかなと。

何のために海外移住するのか、その理由は海外に移住しなくても自分の力で解決していけることかもしれません。もし僕と同じような理由であれば、独立して解決していくことも視野に入れてみてください。景色がより拡がると思います。


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