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思考パターンを断ち切る


夜道を一人で帰るのが怖いなら幽霊は存在しないと考える。嫌いな人が隣の席に来たら、これは我慢しろ!という神様からの試練だと考えるようにする。

友人を作るなら海外の友達にしよう。そうすると遊ぶ人が増える、語学力が鍛えられる、価値観が広がるの一石三鳥でおトクだと考える。

全て他人や占い、神様に頼りすぎてしまう人は、神は存在しないと考えるようにする。などなど


考え方は人それぞれであり、究極的に自由なんです。現実的かつ具体的な犯罪を企てて複数人で合意すれば逮捕となる共謀罪たるものがありますが、日本では全て廃案となっています。つまり、頭の中で個人が想像、妄想する部分については完全なる自由なのです。


杓子定規に「これはこうじゃなくてはならない」「これこそが正義だ」なんて堅苦しく考えずに、もっと自分に有利になるように考え方を改めてみてはいかがでしょうか。事実を歪めてウソを都合のいいように捉えるのはさすがにNGです。しかし、明らかに正しいこと、まだ解明されてない未知のものなら自分に都合のいいように少し改変して信じてみることをお勧めします。

最近知った言葉に「プラグマティズム(実用主義)」と言うものがあります。


プラグマティズム: pragmatism)とは、ドイツ語の「pragmatisch」という言葉に由来する、実用主義道具主義実際主義とも訳される考え方。元々は、「経験不可能な事柄の真理を考えることはできない」という点でイギリス経験論を引き継ぎ、概念や認識をそれがもたらす客観的な結果によって科学的に記述しようとする志向を持つ点で従来のヨーロッパ観念論的哲学と一線を画するアメリカ合衆国の哲学である。

Wikipedia


要するに形而上学的概念、哲学、正義などとっつきにくいものの真偽は判断がつかないから、全て自分たちが行動し、経験してからそれらが正しいのかを判断しよういう概念です。思考の意味や真偽を自らの行動をもとに自分で判断していこう。どんなに常識離れした仮説や主張であってもそれが合理的に利益をもたらすのであれば、受け入れるというのが特徴です。自分たちに利益があるならそれは真と言えるという考えです。


先ほど述べた自分に都合の良いように物事を捉えることと似ている気がします。無理やりプラグマティック思考になって考えれば周りの捉え方が変わり、自分にとって行きやすい世の中になるのではないでしょうか。


有名な話にこんなものがあります。
グラスに半分ほど水が入っているとします。

ある人は「まだこんなに残っている」と言います。
またある人は「もうこんだけしか残っていない」と言います。

客観的事実は同じなのに、人の考え方、解釈の仕方では答えが変わってきてしまうことの実験的事実の一例です。

同じ事象でも人によって感じ方、捉え方、次への繋ぎ方は千差万別です。いわゆるネガティブ思考、ポジティブ思考です。言わずもがなポジティブ思考が理想となります。自分も常にポジティブとはいきませんが何か失敗しても次につながる経験となった、と捉えて楽観的に生きるように意識しています。

友人との関りでも常にネガティブな人とは距離を置くようにしています。愚痴ばかり、不平不満ばかり言う人と一緒にいたら生気を吸い取られるようでこっちが疲れてしまいます。上手く切り抜けることが身を助ける手段です。


ネガティブがすべて悪いとは思いません。しかし、人間はネガティブ思考の方が楽な生き物であるために一度その沼にハマると気づかぬままに引きずってしまいます。真剣に考えているのだけれども不安が多すぎて結局何も行動せずに現実は変わってない。従って、不安視していたマイナスの現実が眼前に現れるという悪夢が発生してしまいます。心の負担が少ない時でいいので、少しずつ少しずつ前を向いて進んでいきましょう。

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道を歩いていても人によっては捉え方が異なるでしょう。

例えば誰か他人が自分を向いて笑っているという客観的事実を仮定します。

1.自分のイメージ(セルフイメージ)が高い人なら「俺ってやっぱりカッコいいからあの人にチヤホヤされている、嬉しい~~~(^▽^)/

2.普通の人は「ふ~~ん、何笑ってるんだろ?ふしぎだな~

3.セルフイメージが低い人は「うわ、私の不細工な顔とファッション見て笑われてる、恥ずかしい~、最悪だわ

同じ状況でも自分のセルフイメージによってとらえ方は人それぞれです。
どの捉え方が一番いいかは一目瞭然ですよね。まあ、セルフイメージ高すぎてもぶりっ子、ナルシスト気質が出てくるので言い切れませんが、ある程度の自信は必要です。


この国には自分に自信がない自己肯定感が低い人が多いと思います。
僕もその一人でした。しかし、上記の考え方を繰り返すうちに少しずつ自信を持ててきました。全ては考え方、行動から変わるということを学びました。

そもそも「自信があるorない」は客観的でも相対的な事実でもありません。
完全に100%主観的な考え方です。どんなに恵まれてない人でも自分に自信がある人はいますし、どんなにハイスペックでも自分に自信が持てない人もいます。全てはその人の性質、主観的な考え方や捉え方に委ねられます。

じゃあ、どうするか。
考え方を今日から変えて、自分のセルフイメージがとことん上がるように考えるよう転換すればいいのです。最初は上手くいきませんが、次第にそう考えて行動することで本当に自信がついてきます。


考え方なんてそう変わらない、性格なんてそう変わらない」、そういう人も事実、存在するでしょう。いまこそこの記事のテーマ、「もっと都合よく考えていいんじゃないですか?」です。性格なんて考え方なんて年を取ってからでも即座に変えれる、そう強く思い込めばいいんです。そうして努力すればいいんです。



何もできない、私には無理だ、運命は変わらないなんて弱音を吐いていたら本当に何も状況は変わらずに言ったことがそのまま起こります。それだけはどうしても避けたいからこそ、考えを変える訓練が役立ちます


いいんです、悲しいことがあっても、絶望に落ちても

全て自分の糧になれば運命を呪うことにはならない、
そう信じて今日も精一杯生きています。




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