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欲望に打ち勝つために

欲望は人間の本能的に獲得した凄く強力なモチベータとなる。夜になると眠たくなるし、時間が経つと必ずお腹がすく。特に睡眠欲と食欲は生存本能と切っても切り離せない関係にある。

性欲も人間の三大欲求で、ものすごい力とエネルギーを持っている。

また、心理学者マレーが提唱した欲求には以下のようなものがある👇

生理的欲求:吸気・飲水・食物・感性・排泄・性的・呼気・授乳・暑熱回避・寒冷回避・毒性回避・障害回避

社会的欲求
獲得・保持・保存・整然秩序・構築・承認・達成・顕示・優越・不可侵・防衛・屈辱回避・反動支配・服従・模倣・自律・攻撃・屈従・対立・親和・養育・援助・拒絶・認知・説明・非難回避・遊戯

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我々人間は実に数多くの欲求、欲望に駆られながら毎日生活している。欲望は良い意味で利用すれば自分の目標達成への原動力となりうる。反対に悪く作用してしまえば自分の自己肯定感の減少や満たされない不満感を募らせる原因にもなりうる。まさに表裏一体のモノと言えるだろう。


中でも他人から認められたいといった「承認欲求」、目立ちたいといった「顕示欲求」、自分を正当化したい「防衛欲求」などは有名だ。このような欲求を持つことは人間である以上当たり前で仕方がないことである。良い欲求か悪い欲求かカテゴライズするといったことは非常に不毛であり、人により欲求のメリット・デメリットは大きく変わりうる。

承認欲求が激しすぎるがあまり友人から敬遠されているような人は自分の欲求を見直すべきだし、自分を正当化するばかりで何も挑戦しない人も自己反省するのが良いだろう。一方で、ビジネスで成功する原動力として顕示欲求や承認欲求を上手く働かせば非常に大きなモチベーションとなり毎日が活性化されるだろう。

性欲


中にはある欲求を自ら理性で押さえたいと思う人もいるだろう。僕は「性欲」を封じ込めたいと躍起になったことがある。理由は性欲処理に毎日時間をかけていたため、ある日「俺って何のためにこんなことしてるんだろう」って思ったから。別に性欲処理が背徳的行為だとは微塵も思ってない。ただ、今の自分にとってそれに費やす時間があれば他にやることがあるだろうって感じたのが原因である。

性欲を抑えるのは正直非常に難しかった。まず性描写のある記事や漫画、テレビなどは一切見ないように私生活から排除した。そしてムラムラしたら即座に他のことに思考を変えて別のことに熱中できる習慣を整えた。そしてついには禁欲しているという事実をも忘れるようにした。極力意識しない生活を続けると3週間したら、全くしなくても何も困らない状態になった。


ゲーム依存、スマホ依存

僕は過去にひどいスマホ依存だった。スマホを一日中触るのが当たり前で大学の授業中もスマホを触っていなければソワソワするほど依存していた。毎日7~8時間はスマホの画面を見続け、SNSを見たりスマホゲームを延々としていた。

僕のゲーム依存やスマホ依存を克服したきっかけはまず依存症の本を読んだことが始まりだった。依存症がエスカレートしていくこと、ひどくなれば自分自身では止められなくなること、小さい時に依存すれば一生続くこと、浪費している大量の時間と言う事実、脳神経系への影響など様々なことを勉強した。そして、自分はスマホやゲームに依存することにデメリットしかないことに気が付いた。

そう思ったその日から依存症克服へと動き出した。まずスマホに入っているゲームアプリを惜しみながらも全て気合でアンインストールした。ツイッターやインスタグラム、TickTokなどはアカウントもろとも消し去った。そしてスマホのスクリーンタイムの時間を書き留めておくことにした。統計を取っていると最初は週平均が一日8時間ほどだったが、最近では平均1時間ほどまで減らすことに成功した。自分の中では大きな成長だと思う。


習慣みたいな良い依存、ゲームやタバコ、お酒、暴飲暴食など一般的に悪いと言われている依存がある。自分でコントロールするのは人間の欲望に理性で逆らう行為であり非常に多大なストレスを伴うことが前提である。今の自分の私生活に満足してない方がいたらぜひ欲求討伐ゲームに参加してみて欲しい。自分の中の「ナニカ」が変わることは保証されている。




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