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脱サラトレーナー　⑥テストの日～特訓

倉田勇樹/パーソナルトレーナー

私は29歳で会社を辞めました。
今は筋トレの専門家、トップパーソナルトレーナー久野圭一さんの元、一流のトレーナーになる為の勉強をしています。
元メーカー営業マン、既婚、体育学部卒、柔道四段、現アルバイト勤務。
安定した正社員を辞めて、人生をやり直す事にしました。
「脱サラ→成功」の構図は成功した者にのみ発言権がある為に目立つだけで、実際には大多数の敗者がいると言われています。
このブログは脱サラした人間が成功出来るか、リアルタイムで観察できるドキュメンタリーだと思って下さい。

初回 生い立ち〜高校入学

前回 勉強の日々～デビューのチャンス

・テストの日

トレーナーとしてデビューする為のテストはカウンセリングとトレーニング指導のロールプレイングを師匠に行うと言うものです

テストにあたり、
KEYFITのチーフトレーナー京角さん、

横浜元町店店長の大道さん、

に指導をして頂くよう指示がありました。

お二人とも結果を出し続けている素晴らしいトレーナーであり、セッションを見学させて頂いた際も、キツいけど楽しい、しかも集中して安心してトレーニング出来る。という最高の雰囲気でした。

指導のお時間を頂き、カウンセリングの基本的な進め方、徹底してお客様目線でいる事、ご自身の経験など多くの事を教えて頂きました。

お二人のアドバイスを元に自主練も重ね、私は満を持してテストを受けました。指定された日は奇しくも誕生日の前日。
無事29歳のうちにデビューを決める事が

出来ませんでした。

師匠からの指摘は大きく二つ
・時間をちゃんと守りなさい。
・君の話は大学の授業のようで眠くなる。

お聞きしたい事やお伝えしたい事を詰め込みすぎ、話の要点がまとまっていない為、話が長くなりその結果予定の時間が守れていませんでした。
これは「遅刻してくる」と同義の事であるとご指導頂きました。
また、同じ理由でつらつらと話をしてしまい、緩急や抑揚の無い話となり、聞いていてとても退屈だったそうです。

この時はご協力頂いたお二人にも申し訳なかったし、とても悔しかったですが、同時に的確なアドバイスを頂ける事がとても有り難いと感じました。

・特訓

テストには不合格となりましたが、また受験するチャンスを頂けると言う事で特訓が始まりました。

ケーススタディとしてお客様の人物像を設定し、妻を相手にロールプレイングを実施しました。
倉田家の総力戦です。

妻からもフィードバックを貰い修正してはまた練習すると言う事を繰り返していましたが、何度目かで「同じ話をずっと聞いて飽きた。」と見放されてしまいました。
※3時間くらいは付き合ってくれたので本当に感謝してます。

仕方がないので久野さんに見本として実演して頂いた内容を思い出しつつ、一人で話し、それを録音しては確認すると言う作業に移行しました。
驚くべき事に、本当に眠くなりました。

こんな話し方で皆様に接していた事を知り、絶望的な気持ちになりましたが、自分の話し方を客観的に聞いた事で現状を把握する事ができたので、ここから問題点を修正していく事が出来ました。

私も自分の声を聞くのはなんとなく嫌でしたが、人とお話する仕事の方は是非一度やってみる事をオススメします。
お伝えしているつもりの3分の1も伝わってないです。

そうして自主練を重ね、再テストを受けるチャンスを頂きました。
テストは5月1日。
元号が変わった、最初の日でした。

続く

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恵比寿でパーソナルトレーナーをしています。 ダイエットやボディメイクに興味のある方はお声かけ下さい。