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季節の中で自分に向き合う、お茶の時間

こんにちは! 昨日は遅くまで飲みすぎましたー。
でも、とっても良い時間を、過ごすことができました。
これからも時間を重ねながら、こんな仲間と一緒に仕事を続けていけたらいいなぁ…と思いつつ、美味しいお酒をいただきました。

今日は、お茶のお話を。
今日は、月に一度のお茶のお稽古でした。昨晩のお酒の残る身体を引きずりつつ、頑張って着物を着付け、先生のお宅に向かう途中、梅が綺麗に咲いていました。とってもいい匂いがしました。

木の緑も、陽に照らされた葉が少しだけ、瑞々しさが出てきた気がします。「おや、春が来たかな?」って、木がそれぞれ話し始めたような感じです。

私はお茶を習い始めて、もう10年経ちました。私にとってお茶は、自分の心をリセットして、今の季節を感じながら自分に向き合う、貴重な時間です。

今日の設えの茶花は、「野梅」。やばい、と読みます。原種の梅です。
素朴な白い花が、茶室にほわり、と梅の良い香りを漂わせてくれていました。

お菓子は、山形の「くぢら餅」。私、このお菓子、初めて知りました。山形の郷土菓子で、ひな祭り(桃の節句)の時期に家庭でよく作られていたお菓子だそうです。
上新粉ともち米粉に水と砂糖を加えて練り、醤油、味噌、あんこなどを入れてクルミをのせて蒸しあげたものだそうで、素朴な美味しさのあるお菓子でした。蒸しあがった出来立てがもちろん美味しいそうですが、「餅」というだけあって、固くなってしまっても、トースターで焼いたりして美味しく食べられるそうです! 甘いお餅、って感じでしょうか。
作り方と由来はこちら
こちらはレンジでできる簡単バージョンの作り方とレシピです。黒糖とか、さつまいも入りとかあるんですね。今度、やってみよう!
もうすぐ、おひな祭り。くぢら餅は正式なお茶菓子ではないけれど、こんな季節を感じるお菓子と梅の香りに包まれて時間を過ごすことができるのは、貴重なことだと思っています。

お茶は、季節の中で移ろう自分を、その時のただひと時、見つめさせてくれます。
その度に、一つひとつの所作の大切さや、寄せてもらっていた人の思いやりに気が付いたり、自然の美しさに改めて気がつく不思議な時間でもあります。
先日の樹木希林さんの最後の出演作となった「日々是好日」は、そんなお茶の世界を本当によく表現しているなぁ、と思います。

お茶のお稽古は、なかなか始めるには、正直言って敷居が高いと思います。
私も、たまたま良心的な先生に偶然お会いできたので(本当にラッキーでした)、免状も取らず、月に一度の緩やかなペースでここまでやって来れましたが、先生によっては稽古で高額なお道具を購入しなくてはいけなかったり、高い月謝や心付けを渡さなくてはいけない場合もありますので…。(もちろん、お免状を取って自分で教室を持ちたい!というのであれば別ですが)
ですので、まずはご自宅でできることで、良いと思います。
それは、ゆっくりと、お茶とお菓子を楽しむ時間を持つこと。お客様は、自分。そして家族。大切な人でもいいです。
一緒にその時間を過ごす人を一番大切な人として、一期一会、心からの美味しいお茶のおもてなしができるように、その時間だけお茶を存分に楽しんでみてください。季節のお菓子やもてなす方の好きなお菓子があるといいですね! もちろん、お抹茶や日本茶でなくとも、美味しい紅茶、とっておきのコーヒー、あるいは料理だって良いと思います。

帰り道で、梅が咲く公園で陶器市がやっていましたので、また器が増えちゃうなぁ…と思いつつも、やっぱりやっぱり、行ってしまいました。

カレーやスープパスタ用のお皿にいいかな?と思ったお皿(左)と、中くらいのサラダ&スープ用のお皿を、3枚。
底が丸くて、手に馴染んで、スプーンですくいやすいお皿を探していました。この4枚で、しめて1,380円也。
あーあ、またお皿増えちゃった…。

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