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90歳まで生きる店作りを

火曜日、もう新しい週が始まってます。
時間は黙っていても過ぎていくっていうのを感じます。
(表紙の写真はネパールのお寺で撮られたものだそうです)

僕、大学生のとき東京に住んでいたんですけど友達もいなくて、サークルも入っていたけどいわゆる飲み会とかそういうのは苦手で全然行かなかった。

授業とか勉強は面白かったし、週末になれば一人で都心に出て行ってカフェ巡りばっかりして楽しんだし一生懸命だったとは思うんですけどね。

今思えば色々もっと楽しめたのにな、っていう後悔とか自責の念はあります。どこかつまらなく感じていたけど、そんなの自分の責任だし、僕の大好きな東京(今となればですけど)に住めていたのにそうゆう環境に対して有り難みを感じずに過ごしてしまった。
実感したり、意識したり、そうゆうのは物心ついているとかは全く関係無く、日々を大事にしようと思う心があるかどうかなんですよね。

本当に勿体無い4年間を過ごしたと思います。人は後悔でしか振り返ることができないけど、それを差し引いても悔やまれる過ごし方だったな、と思います。

時間は、生まれた時に与えられたものを使い切るだけ。お金みたいに必要な時に出し入れしたりは出来ない。

それでもやらなきゃいけない、90歳まで生きるための店作り。

自分のお店を持つということ

この定期購読マガジンのタイトルは「カフェを経営して暮らすということ」なんですけど僕は自分の城を持つってとっても楽しいことだと思ってます。
家やマンション、車と同じ理屈で、自分の所有物としてのカフェっていうのはすごい素敵なことだと思います。
一生を生きていて一国の主になるっていう体験はなかなか出来ないと思う。
飲食の人、特に僕みたいな世代は独立して自分の店を持つんだ、っていうのが最終目標でした。

こちらでも書いたんですけど(インスタグラムもフォローしてみたい方はお気軽にどうぞ)今の若い子は、特に独立願望はないらしいんですよね。
僕はカフェで働いてたら独立したい夢があって当然みたいな古い世代なので、そっかぁ、って。
お店ってロゴとかデザインとか手は抜けないけど電気や給排水とか排気の設備があるところを探して、内装も自分で少し頑張れば500万円くらいで出来るんです。月々7万円強くらいの支払いが出来れば全然問題なくて。
でもそこまでして、、っていう感じなんでしょうか。
かえって、女の子の方がカフェを作って独立したい!みたいな人が多いんじゃないですかね。


店舗を持つというのは時代に合わない?

特定の人とばかり付き合う、特定の場所にいる、1つの場所に留まる、そうゆうのってもう確かに今の時代には合ってないですよね。
実際、1つの場所に身を(職を)置かずいろんなお店を回って生計を立てる人もいるし、それに店舗を持つというのは家賃や水道光熱費、そういう固定費
(毎月絶対かかってしまう逃れられない支払いのこと。税金と一緒ですね。死と税金は絶対)がかかってきます。それを加味するとこれからの時代、自分のお店づくりっていう概念はあまり賢くない気もするし、実際店舗を持たずにポップアップという間借り出店とか、イベントにだけ出向いて営業するというやり方をする人も増えています。
うちもたまに店舗の営業と同時にイベントに出させてもらうこともあるんですけど素敵なお店があって「どこにお店あるんですか?」っていうと「店舗が持ってなくて」っていう方がたまにいます。
今の時代それは正しい。

そういう前提はあるけども。
だけど!
です。


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