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自然農法×バケツで始める米づくり8。新たな品種・黒米栽培へ🌾

『米の多様性を考えたい』

伊賀の実家の米づくりを継いで3年。バケツ稲という庭先でできる米づくりにチャレンジし始めて2年目。漠然とそんなことを考えていましたが、この度、再び、ふとしたきっかけから黒米を育ててみることにしました。

2月下旬のある日、近所のスーパーに立ち寄った時に、袋詰めされた赤米、黒米、雑穀米(いずれも、玄米という籾殻を取られた後、真空パックされた形で販売されていました)などを発見した私は、『あ、これ、育ててみようかな』と直感しました。

その後、そんなアイデアを面白がってくれる友人たちのリアクションもあって、早速育ててみることにしました。

準備したのは、こちら。

一般的に市販されているジャポニカ米とは違い、例えばタイ米等のような細長い粒の黒米です。

光沢を放っています。

これまで全く出会ったことのないタイプの米のため、とても雰囲気を感じます。

この黒米に加え、新たに用意したのは100円ショップで販売されているA4用紙用のファイルケース。

こちらに水を注ぎ、黒米を浸していきます。このプロセスは、昨年ハッピーヒルという品種で実験した時と同じです。

こんな具合ですね。水に浸していくと、どんどん黒米から紫色の成分が溶け出し、なにやら水が紫色に染まっていきます。調べてみると、この紫色の成分はアントシアニンといい、ブルーベリーやナスなどにも含まれる色素成分のようです。

そもそも、これまで玄米から発芽させたことも無かった為、未知のチャレンジへ一歩踏み出すこととなりました。

果たして、うまく育ってくれるのだろうか…?

6日後、変化が現れてきました。

3日に1度程度の水の入れ替えはしていましたが、まさか6日でこんなに明確に変化が出てくるとは想像していませんでした。

白いカビの発生と、発芽です!

白いカビについて調べてみると、玄米を育てる場合、米粒は籾殻に守られていないためカビが発生してしまうことがある、ということがわかりました。

ひとまず、カビの除去と水の入れ替えを行い、再び様子を見ることにします。

初めて水に浸してから8日後、カビの発生が増えるとともに、どんどん発芽が進んできています!

特別なことは、水の入れ替え程度。日当たりが特別良くもなく悪くもない部屋の床に常温で保管しているのみです。

黒米の生命力を感じます。

水の入れ替えを行い、再び様子を見ます。

初めて黒米を水に浸し始めて11日目。とうとう、このように離れた場所から眺めても、芽が育っている様子を確認できるまでになりました。

この育ちっぷりはすごい。

しかし、予想していたよりも早すぎる!

これだけ育ってしまったら、こんな底の浅いファイルケースではなく、直ちに土に植え替えをしなければなりません。

3月初旬、予期せぬ田植え(バケツへ黒米を移す)を行うことになりました。

次回は、田植えの際の様子について書いていこうと思います🌱


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