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そうか、伝え方が9割なんだ

今日もこのページに来ていただきありがとうございます。

そんなあなただけに、最近読んだ中でとても興味深かった本を紹介したい。


伝えるというのは本当に難しい。

言葉、方法、態度、タイミング。これらがうまく噛み合わないと本当なら伝わるはずだったものも伝わらなくなってしまう。僕も何度もそういう場面に遭遇した。

小学生のとき、少年野球のキャプテンをしていた。同学年で一番早く入団したこともあり任命されたのだろう。周りの大人は、先に入ったからではないと言ってくれたが子供ながらにこの人たちは嘘をついていると思ったものだ。

大学でアナウンス系サークルの指導をしていた時は、特に伝え方に苦労した。ありきたりな言葉を並べても相手には届かないし、難しく言い回してみてもただ混乱を招く。卒業する時に後輩にもらったメッセージには怖かったと書いてあった。


最近はそんな余計なことを考えたり家にいる時間が多くなって、いやその前からだろうかYouTubeをよく見るようになった。最近のYouTubeコンテンツの充実さは目を見張るものがあるが、お気に入りの一つに「中田敦彦のYouTube大学」がある。お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田さんのチャンネルで、歴史、政治、科学など様々な分野の書籍を独自の解釈でわかりやすく伝えてくれている。そのトークスキルに凄まじさを感じるのは今回は置いていて、紹介された書籍で僕が特に気になったものを紹介する。

この「伝え方が9割」とてもとても面白かった。人にお願い事をする時に、YESと言ってもらえるようになる確率を上げる言葉選びや、相手により伝わる強い言葉を作る方法を教えてくれる。

Youtube内では中田さんが必要なポイントを要約しわかりやすくしてくれていた。それでも自分の目で確認してみたいことと、この本を手元に置いておきたいという理由から購入して読んでみた。「伝え方が9割 2」の方はYouTube内では紹介されていなかったが、一冊目を読み終わり即購入を決断した。

そして僕は時間を忘れるほど、熱中して読んだ。

この本の興味深いところは、伝え方のレシピを教えてくれること。

そういえば自分も使ったことがあるようなことや、有名な演説の何が心を打ったのかを方法論として定型化すると、再現性がますのだ。実生活にも応用しやすく、私も早速練習している。すぐに使いこなすことは難しいと思うが、一つ一つは例題に基づいて使ってみることができる。


僕の長たらしい前置きは置いておいて、この項目だけでも目を通してもらいたい。

「イエス」に変える7つの切り口

①相手の好きなこと ②嫌いなこと回避 ③選択の自由 ④認められたい欲 ⑤あなたに限定 ⑥チームワーク化 ⑦感謝 

「強いコトバ」をつくる8つの技術

①サプライズ法 ②ギャップ法 ③赤裸裸法 ④リピート法 ⑤クライマックス法 ⑥ナンバー法 ⑦合体法 ⑧頂上法


①相手の好きなことは、、

例えばデートに誘いたい相手がいて、「デートに行きませんか?」だとYESと言ってもらえる確率は低いかもしれない。しかし「驚くほど旨いパスタの店行きませんか?」だとYESと言ってくれる確率はぐっと上がるだろう。

さらに③選択の自由と組み合わせれば「驚くほど旨いパスタと、日本初上陸のピザ屋どっちがいい?」といえばさらに確率が上がる。(不意にイタリアンorイタリアンになってしまったのは僕の未熟なところです)


本当は一つ一つ解説したくてうずうずするが、ぜひ読んで感じていただきたい。

並べてみると、多いようでとっつきにくいかもしれないがそれぞれは明瞭なのですんなり頭に入ってくる。もっとも難しかったら実用もできないのだが、佐々木さんがわかりやすくまとめてくれている。

使えるシチュエーションとしては、就活生の面接、部下への指導、好きな人への告白など多岐にわたる。

僕でいえば、ノート初心者であるがためにどうやって多くの人に伝わる文章をかけるかを解決するヒントをくれた。


もう一つ僕の心に残ったことは、この本が各レシピを包括する言葉として、相手の頭の中を考えていますか?と投げかけていることだ。相手が何を欲していて、何が嫌と考えているのか。僕はハッとなった。

あなたは今日何回ありがとうと言いましたか?

上司の子供の名前を知っていますか?

友達の誕生日を知っていますか?

少なくとも僕はできていないことだらけだった。相手のことを考えているつもりで、実はできていないのかもしれない。


自分の過去を振り返ってみても、言葉選びに後悔したことがたくさんある。皆さんも一度はあるのではないだろうか。対面だけでなく、SNS等で文字でも際限なく伝えることが可能になった世界で、自分の考えも下手な言葉では埋もれてしまう。どんなにいい思いや活動をしていても伝わらないとはとても歯がゆい。

この文章の中にも、この本で学んだことを入れ込んでいる。この本を読んで答え合せしてくれると嬉しい。

僕と一緒に、コトバマスターを目指そう!

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