自由を手放して、自由になる。
わたしは自由と居場所をずっと求めてきました。
若いころあこがれた人がいて、その人のように自分もなりたい、と思ったけど、何者かになりたかったんですね。目の前の人とどう生きるかより、頭の中で描いた夢をみていた。
でも、いろんなことがあって、いまのパートナーといっしょに生きると決めたら、いっしょに、どう生きるか、と、具体的な夢が描けた。その瞬間から幸せになった。自由になった。
でも、社会とどうつながるか、の部分で火種がのこってて、45歳のときに、ああ、自分は死ぬんだ、とわかっ