クラシック・メタバース、読書の秋:後編
おはようございます。
昨日の夜から小雨が降りだいぶ涼しくて、夜もなんなら涼しいじゃなくて寒いくらいの温度感で、扇風機やアイス枕の代わりにブランケットが必要になるくらい。これからも最高気温も30度程度といよいよ「あったかくなりたい」と思える、本格的秋の到来が決定的となった。
めでたい、本当にめでたい。早くニットが着たい、てか今日着よう。
(台風に関連する大雨も被害が最小限で済みます様に)
夏って好きな季節代表みたいなポジションだったけど、この夏を経験して夏好きの何%が来年の夏も同様に楽しみにできるのだろうか。(好きだったものを諦めるのって辛いから夏好きさんには夏好きでいてほしいとは思うけど)
ちょうど秋めいてきた今朝にリンクする読書の話。
I love 図書館
僕の読書には、図書館の存在が大きい。
元々ケチなのと買った本の置き場が確保できないし古本として売る手間等も考えても借りた方が良い。(手元にあるCDの処分に頭を悩ます中年の切実な悩み…。)読んでみて本当に気に入ったものだけ買えば良いと言う訳だ。
そもそも図書館は同じ本を置いてあるのに本屋さんと雰囲気が全く異なる。まあ「買ってくださいね」と「ご自由にどうぞ」のテンションの違いはやはり大きい。それは本の見せ方だけでなく、棚ごとに配置されたチェアやベンチ、読み物用のパーテーション付きの勉強の座席、子供の遊び場などのリラックスポイントの有無が顕著だろう。そのリラックスポイントが、静寂を楽しむ暗黙の了解をさらに心地よいものにしてくれるからだろう。
本の選び方
どれを読むべきか分からなくなってしまう時のために、SNSでお勧めの本を紹介しているアカウントをいくつか登録しておいて、流れてきた投稿で気になったものを保存しているのでそのストックを見に行く。
しかし、それよりも「本でも読みますか」となった時週末に図書館に行って、今まで借りることが多かった本の多いエリアで、気になる題名なりジャケ借りすれば大体事足りる。
後個人的に気に入っているのは、返却直後で棚戻し待ちの本がまとめて置かれている小棚。ここはジャンルもバラバラで本の種類もジャンルもタイトルもあべこべで、でもタイトルで大体の内容はわかるから興味が沸いたものはピックアップして実際に中身をさらっと確認することができる。自分が普段見にも行かない本と出会う機会にもなって、一畳分のドンキホーテのような雑多感漂う新たな世界への扉のように感じる。それに「直前まで誰かに借りられていた」という事実が人の温もりというか繋がりが特に強く感じられて、本屋さんの本にはない魅力だと思っている。
そう思うと図書館て、本の一つ一つがその世界への入り口だとすれば、何千何万という世界の扉がリアルに並びアクセスできるワンダーランド、メタバース総本山という気がしてならない。本を読むまでは「なんで売り物の本を税金で買い集めて貸し出す施設が各自治体にあるんだ」と冷ややかに疑問視していたけど、そんな自分を今は恥じたい。
機械やシステムに頼らず、肉体はリアルに残したまま精神を非リアルな世界観に飛ばせる感覚。本を読むというクラシックな方法だからこそon/offも自分の次第で、必ず一つ一つのテーマやストーリーに終わりが来て、それを振り返る時間が持てるのも豊かな時間。
皆が携帯覗いている中本を開いて読んでいる人はその世界に飛んで行ってる人だなと思うし、自分も勝手にその仲間入りした気になって悦に入っている(真の本好きさんは絶対思わない浅はかさ笑)
まずは、ニット着て図書館に借りた本返しに行ってきます。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い週末を。
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