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2024年最初の旅行、大阪

おはようございます。
今朝は朝から暖かく穏やかな朝。昨日から引き続き春らしさを感じられてホッとする感じ。

業務的には今日からでいいところだけど、昨日昼前の新幹線でのんびり前乗りして大阪の街を巡ってみた。
いつも来る時は出張で梅田、心斎橋、難波、天王寺の御堂筋線の駅周辺しかいかないので、御堂筋線から外れたもう少しローカルな大阪が見ようと思ったのがきっかけ。
何度となく来てるけど、とても表向きな大阪しか知らない気がする。ということで出張では絶対にやらないことを(特にベタなヤツもしっかり)やることに。

ひとつ目はセルフたこ焼き。
みんな大阪に来てたこ焼きやお好み焼き(ねぎ焼き含む)いわゆる粉もんを食べることは、当たり前にすると思う。でも、百歩譲ってお好み焼きをひっくり返したことがあっても、たこ焼きを作ったことはまずないはずだ。
そんな訳で、まずは昼ごはんも兼ねてたこ焼きをセルフで作って食べる、その名も蛸之徹さんへ。新幹線の中で見つけて実際に自分で作れるのが面白そうなのと大阪駅から徒歩5分程度にあるのが有難い。
タコ焼き用の鉄板がテーブルのど真ん中にあって、たこ焼き(1人前12個)をオーダーすると自分で鉄板に油を塗って待つように指示される。そして間もなく12個分の蛸が穴にそれぞれ放り込まれ、ネギとたこ焼きの生地が投入される。

生地が注がれた状態、奥は天かす入り

ここからはもう後は自分に任されるので、ヘリが固まってきてから内側に丸め込むようにかき集める。内側が固まるまでしばらくは千枚通しが空回り続けていたが、店員さんが確認しに来てくれて「もう少し油を加えて揚げる感じで」と油を足してくれると温かくなってきた鉄板とで表面が固まり始める。こうなると固まった底の部分をひっかけて回していく様にすると徐々に丸くなっている。最終的に余っていた生地も全部どこかしらの穴に押し込んで全てが丸くなって遂に完成。

周りに油敷いてなくて焦げ付いた…

大阪に着いて1時間と経たないうちに大きな達成感を覚える。しかも鉄板で焼いているから外は本当に揚げた様にカリッとしていて中はご想像通り口の中を溶かすほどにトロトロで熱々。粗目に削られた鰹節に青のり、そしてたこ焼きソースで食べるたこ焼きは、自分で作った満足感も加わり、とてもおいしい。しかも鉄板の火が付きっぱなしでドンドンカリカリになっていくので慌てて火を消すけれど、それはそれでまたおいしそう。12個は多い気もしたけど(お好み焼きの様に具は少ないし)サクッと食べれて、まずは最初の目的を叶えた。

次の目標は大阪のローカル街歩き。
大阪駅から蛸之徹さんへと向かい更に東へ抜けて大阪駅と同じ位ありそうな扇町公園を抜ける。そこから天神橋筋商店街を通って南下して大阪天満宮へ。雨が降っていたのもあってアーケードになっている昔ながらの商店街がこんなに長く続いているのは有難いと同時に、自分の生活にはなかったものだけど懐かしさや地域の暮らしのにおいを感じさせてくれる。大阪のオバサマたち御用達であろうブティックなんかもちゃんとあって、虎柄じゃなくて虎の絵が織り込まれたニットなんてもあってこれ以上なくお誂え向きじゃないか。大阪駅から30分と歩かずにたどり着けるリアル大阪を目の当たりにしながら、目指すは天満宮さんを抜けた、表参道のちょっと先。

ここに日本におけるFat Laveの第一人者、Kiisさんが運営する日本初のFat Lava店舗があるのだ。Kiisさんとは大阪から下北沢で個展を開かれていた際にお邪魔させていただいて、その後繋がらせていただいている。今回は急に来ることを決めたので、元々開いていないことは知っていたもののどんなところでお店を開かれているのか知りたくて、Fat Lava & German Art Potteryの場所を訪れた。この辺りは一本大通りから中に入れば昔ながらの建物が並んでいて、東京でいえば日本橋と似た雰囲気がある。どこか懐かしくて、静かだけど人々が暮らしてきた温度が感じられる生活圏といった感じ。ここからKiisさんはドイツの文化を日本中に発信していると思うと、胸が熱くなる。何か一緒にやれることがあるなら是非ともやっていきたい。

https://www.instagram.com/kiisworks?igsh=M29hd2k4NjB1N2lw

そして今日1番のお楽しみ、Esme Tenaさんへ。
kiisさんのお店からさらに南下していくと、中之島を取り巻くように流れる大川を渡る。そこから左折してすぐのところにある作家さんのアイテムを扱われるセレクトショップだ。昔ながらのビルで週末は基本入り口が締め切りで、外に置いてある看板に書いてある番号にかけると店主らしき方が3階から開けに降りて来てくれた。その方と一緒にエレベーターで上がると真っ白に塗られた部屋に、作品を引き立てるような主張のない、木枠の棚やカーブがきれいなガラス什器が置かれている。そして、それらに加えて窓際を使ってお目当ての長町三夏子さんのガラス作品が所狭しと並べられている。


長町さんの作品は、以前別のセレクトショップで見つけて、丸い取っ手の可愛らしさと揺らぎのあるカップ部分のバランスが絶妙で即決で購入させていただいた。
今回長町さんの作品が久しぶりに並ぶ、しかも開催2日目に行けるとあって最新作をぜひ見たいと訪れたという訳だ。好きでひとめぼれしたアイテムの仲間達が目の前に並んでいるのだから、もちろん新作も好きなる訳で。前回がクリアガラスのカップにレインボーの取っ手だったから、何でも合わせやすいとはいえ、絶妙なカラーリングに、いくつかあるシェイプ、そして単色でのみ作られていた取っ手にねじりを加えたタイプなどいろいろ悩んだ末に結局2点新たに購入させていただいた。詳細はまた家に戻ってからご紹介したい。

ここまでで既に大満足でお腹いっぱいになったけど、まだ時間が早いのでなんとなく大阪の街を歩き回ることに。まずはEsme Tenaさんから最寄りの北浜駅で阪急線に乗って南下して長堀橋へ。そこから西へ向かって、いわゆる御堂筋を超えアメ村エリアも抜けて堀江公園周辺に。ここまで来ると落ち着いていた雰囲気でゆっくり過ごせる。長堀公園は古い公園だろうに大きなシンボリツリーという木もなく、少し寂しい感じはする。でも、どこであれ公園の周りにあるお店は得てしてセンスがいい気がするのは僕だけだろうか。この公園に面する萬福寺がオープンする茶庭さんも趣があって魅力的だった。
ただ一つ残念なのは、もうこの時には夕方に差し迫っていたこと。もう散々歩いて疲れていたし早くご飯を食べて夜はゆっくりしたい。なので茶庭さんにはもっとゆっくりできる次の機会に取っておくことにして、宿のあるキタへ戻る事に。この時も御堂筋線に頼らず、市バスに乗って。

今日の晩御飯のお目当ては、前回大阪のスタッフに教えてもらったとても有名なおでん屋さん、花くじらさん。大阪駅から西に一駅、福島駅から徒歩5分程度といった辺り。

とても不思議な名前だけど、並ぶのを避けようと5時半過ぎに行った時には既に15人ほどが並んでいる程の人気店。大人しく並んで結局40分ほどで中に入ることが出来た。飲み物の価格は書いてあるのに、おでんのメニューには値段が書かれていない。おっかなびっくりしながら、お腹も減っていたので待っている間に調べていたねぎ袋、チーズロールキャベツとうどん巾着を、定番のたまご、ちくわ、ごぼてん、糸こんなどと共に頼んでみる。自分でおでんを食べるのってよく考えたら初めてだということに気が付いた。そして、昼間のたこ焼きで口の中を火傷していたことにも。味がシミシミで関西独特の出しの味わいが深くて、雨が舞う中舞って冷えた体に染みてくる。結局トータルで¥2,000という破格さはさすが大阪と言ったところ。
昼に続けて、こんなに大阪グルメを堪能できるなんて、やっぱり出張とプライベートの旅行とはやっぱり別物だね。

今日からしっかり働きます。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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