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姿勢を整える:posture/attitude

みなさん、こんばんは。
だいぶ寒くなって来ましたが元気にお過ごしでしょうか。

なんて一丁前にこなれた感じ出してますが特に意味はありません。
今日はここ最近見たり聴いたり経験したことを通して、しっくり来たことをお話ししたいと思います。

僕はギックリ持ちです。
兄の引っ越しを手伝った際、軽そうに見えた床に敷き詰めるタイプのマットを不用意に持ち上げようとしたところ見た目とは裏腹に馬鹿みたいに重くて、力んだ瞬間に耳まで背骨伝いで『ゴキッ』って音が聞こえて崩れ落ちました。それ以来、持ち前の猫背と相まって疲労や気圧、寒さなどの要因で度々ぶり返しています。12月頭に仕事で忙しかった時に寒くなったのもあって案の定悪化、先週落ち着いたのでようやく整体に行って診てもらいました。じっとしていれば問題ないものの、椅子から立ち上がる時に様子を見ながらじゃないと立ち上がれない、そこからスムーズに歩き出せない状況で、揉まれ始めてすぐに『ほぼギックリと同じ状態ですよ、よく歩いてましたね』とお褒め(?)いただいてその後悶えまくるほどにほぐしてもらって、人生初の鍼からの電気流しまでやってもらってようやくなんとか痛みが和らぎました。
腰痛が起こる度に思うのは、『腰って体の要だね』ってことと『日頃の姿勢ってジワジワ蓄積するのね』っていう教訓。それが活かし切れてないからまた再発してしまうんだけど、今日ここで書くことでもう少し頭に刻んで意識していける様にしたい。

それとは別に、久しぶりに仲が良い友達達とご飯をした時の事。
時期的に『2021年はどんな年だった?』っていう話をしてたんだけど、友達の1人が『会社でなかなか理解し合えない上司に最終的に高圧的な態度でずっと圧をかけられてとてもしんどかった』という話があった。チームにいる時はどんな事を言われても過剰反応しない様に心掛け言われた事を着実に対応する事だけを心掛けていたそう。今は幸いそのチームから抜ける事ができて、その上司からの呪縛から放たれてみるとやはり以前の扱いの不当性に怒りを感じてしまう。しかし直接責めたり感情になることはせず、同じチームのメンバー4人が全員チームをそれを理由に出たがっていたことも踏まえ、今後同じ様な被害者が出ない様にHRへ過去にあった事実の報告を行うことで後は客観的な判断に委ね、感情的にケリをつけたとのこと。

誰だって圧迫されれば反発し、上下関係があればひたすら受け身に、そして内向きになってしまう。彼もそれこそ病む可能性があったかもしれない中で防衛本能として『反応しない』様にしてやり過ごしていた訳でそういった形で乗り切ってくれた彼は本当にすごいと思う。そしてその後も感情的に行動することなく冷静に、かつ問題を放置する事なく問題提議を行なった点も素晴らしいと思う。
彼曰く、『最初は自己防衛で必死だったし、“なんなんだ、コイツは”と思ってた。今でも正直許してないけど、この感情を持ち続けるのは自分にとって健康的じゃないしプラスじゃない。アイツのために自分の時間を費やすのはもったいない。』

彼は今回の件で、物事が思い通りにいかない事で(特に外的要因で何かがあった時に)自分の芯を持つ事の大事さを実感したそう。それが不明確だったことで、相手に何か言われた時に何が正当で気にすべきか、何が聞くに値しないことか、その判断ができずに苦しんだ。でも、自分の中で芯を持てばブレずに働ける。サッカーをずっとやっている彼は、それはサッカーと共通していて体幹がしっかりしていればどんなにタックルされても倒れないしボールロストせずにコントロールできると例えていた。
そして同時に、芯は必要だけれども、それがガチガチでは自分よりも堅いものが来れば負けてしまうだけ。それをいなせるしなやかさ、心持ちの柔らかさ、他の価値観に対する受容性も同時に大切。ベテラン選手の、力まずリラックスして要所要所を締めるプレーがそれなんだと言われてとてもしっくりきた。

心の姿勢

体幹のベースを姿勢とすれば、心の持ち用、『心の姿勢』もとても大事。
大学時代からの友人の大変な経験を通して、中年となった今だから腹落ちできる話を聞かせてもらってとても感慨深かった。

中年にもなればいろんな変化が心身ともに出てくる。
ただそれは必ずしも老いや衰えといったものではなく、経験やそこから得たブレイクスルーに裏打ちされたものでもあるはず。

『自分って何者』って一言で言い切れる人なんてそうそういないけれど。
『私はこんな人でこういうことを大事にしている人なんじゃないか』 
そういうぼんやりとした輪郭を少しずつクリアにしていくことが、人生を歩いていくライフワークなのかもしれないね。
そう思わされる、とても興味深い一連の出来事でした。

皆さんの、明日から始まる新しい一週間が、自分らしさを楽しみながら人からのインパクトも楽しんで過ごせる、そういうものになります様に。



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