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ドアを閉めないアメリカ人?

ウェルビーングを暮らしに繋げるデザイナーのYUKARI です。
私達の生き方や価値観がモロに反映されるのが
一番身近なインテリアだと思うのです。
そんな環境から見えてくるストーリーを一つご紹介しますね。

私が昔アメリカにホームステイしていた時の事なのですが、
ドアを締め切りにして部屋にいたら
何故いつもしめるの?
私達のことが嫌なの?
と私は聞かれた事があります。

日本では私が部屋にいる時は普通ドアを閉めて使っていたので、
私にとって部屋のドアを閉める事は、
特に深い意味はなかったのですが、

アメリカではプライバシーが必要でない時以外は
部屋のドアを閉めない傾向があります。

ドアを閉めっきりにする時は
誰にも見られたくないプライバシーを守りたい時、喋りたくない時、
または寝る時を意味しています。

なので、いつも部屋に入るとドアを閉める私に
ホームステイ先の人は違和感を覚えたそうです。

その会話以来、私はドアはいつも30センチ〜半開くらい、
いや全開も結構あったかな、プライバシーがほしい時以外は
開けたままにしていました。

話しかけたい時はいつでもどうぞ〜という
フレンドリーなサインになるのですね。
なので家の中で孤立する事がない環境設定でした。

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そんなホームステイ先の人が
違和感を感じていた事に気がつけたのは
ホストママが私に『何故?』と
質問してくれたからです。

これは追い詰めて聞いているのではなく、
ただただ知りたいから聞いている何故?Why?です。

でなければ、私は自分の知らぬ間にどんどん、
ホストファミリーとの距離が空き、
”嫌な学生”と思われ、
家の中で孤立していたかもしれません。

会話でのコミュニケーションを大切にする
アメリカ人ならではですよね。
毎日静かに、部屋に入られていたらなんだか気持ちが悪い。
Hiと声を掛け合ってお互いを確認する。

ホストママの小さなコミュニケーションに
救われた私でした。

ドアは開けておく為にある??

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それからは学生時代、
ルームメイトと一緒に住んでいた時も、
必要時以外はドアを開けたままにしていました。

20代前半のギャル達と一つ屋根の下!(←ギャルめっちゃ死語!!)
でルームメイトとすぐに打ち解けられたのも、
ドアを開けてたことで、気軽に話かけてくれたからかもしれません。

アメリカの会社でも同じ様な傾向があります。
ボスの個室のドアが開けぱなしの光景はよく目にします。

従業員が話しかけやすいように、
スタッフの様子が伺える様に、
個室のドアを開けておく傾向があります。
そしてプライバシーが欲しい時に、
来客やミーティングの時だけ閉めたりします。

因みに、トイレのドアも使っていない時は開けておく習慣があります。
トイレから出たあと、ドアを閉めたら
何故ドアがしまっているんだ。
『誰も入っていないじゃなか〜!』
と注意されたことがあります。

さて、日本ではどうでしょうか? 
ドアを開けるだけで、心の扉も開いた感じがしたお話でした。

小さなコミュニケーションの為に
まずは扉をひらこう。

Enrich Your Life

YUKARI

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