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Hotel の家具の裏話し。

こんにちは、ウェルビーングを暮らしにつなげるデザイナーのYUKARIです。

皆さんは、殆どの日本のホテルの家具は中国の家具工場で
つくられている事ご存知でしたか?
オーダー数量も多いですし、予算も抑える為、
日本でデザインしたものを中国の工場で
作って大連などから船で送られてきます。
今回は私が上海の工場で家具検査に行った時のことを書きますね!

2つの工場を見に行ったのですが、
どちらも工場の規模が半端なく大きくて
なるほど、これじゃ日本じゃ無理!って思いました。

工場の社長さんも、若いのにかなりのやり手!
とっても紳士的に丁寧に工場内を案内してくれました。

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とっても広い家具工場の中には、
横浜の超高級OOホテルに納品されるものや、
渋谷、新宿の某OOホテルに納品されるものも沢山ありました。

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丁寧に家具の裏、表を確認し、
図面通りに出来ているか、
何か落とし穴はないか、
現時点で傷はないか、
木目は大丈夫か、
塗装に問題はないか、
チェックしてゆきます。

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そうしていると、
必ず何か出てくるもので、

その場で指示を出したり、
または、そのままだと
ホテルのエレベーターに入らない!!!
ってなことに気がついて、
階段で運ぶのも大きいので、
どこかで一度半分に外して現場で取り付ける様にしたり。

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まぁ、バタバタといろんな調整を
現地の工場長としてゆくのですが、
このプロセスが
めちゃくちゃ大事!

いくら図面が完璧でも、
作っているのは現場の人、
念には念を丁寧に詰めてこそ、
最終的に日本へと送られてくるのです。

そして納品されてからも、
傷のある箇所の補修をしたり。

凛と置いてあるホテルの家具も、

工場で働く人達、
検査する人、
港に運んでくれる人、
港から引き受けてくれる人、
日本での業者さん、
デザイナー、
最終タッチアップ補修してくれる職人さん、
(これがまた物凄い神業!!!です!!)

沢山の人の関わりを経て
やっとホテルに納品されるんですよね〜。
ちょっとドラマを感じませんか?

家具一台で沢山の人の汗と家族が後ろにあるんです。
中国の出稼ぎのおじちゃんや、
パートのおあばちゃんが、
夏は暑く、冬は寒い工場で
日本のホテルに収める家具を作ってくれている。

物づくりの面白みをまた深く感じる事が
できた旅となりました。 

Enrich Your Life 

YUKARI

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