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本屋で運命的な出会いをした

本屋がもつ不思議な力

職場の近くに本屋があります。
普段本をよく読む方ではないのですが、その日は天気も良かったし、定時で仕事が終わったし、予定もないしなんかしてから家に帰ろうと思って本屋に寄りました。

本屋って不思議で、入るだけでなんとなくワクワクするというか、急に本を読みたくなる気分にさせてくれる場所です。不思議なチカラがあると私は信じていて。その日も目的なく入った本屋でしたが、本屋の独特な匂いと、手作りポップに誘導されてある書籍のコーナーに辿り着きました。

ポップには確か、働く人に読んで欲しいというニュアンスの文字がありました。何冊か本がある中で、ファンタジー系のストーリーが本も映画も好きだったからか、タイトルの横に「未来を変える過去からの使者」という文字を見て1番先に手を伸ばしました。これが私の運命的な出会いでした。

運転者

タイトルは「運転者」。

本を買う時、私は誰かの感想を参考にすることが多くて、例えば、凄い泣きたいときは感動した!というレビューのある本に目が行きがちです。運転者のポップみると、書いてある読者レビューが、その時の私が求めている気持ちそのものだったので、迷わずレジに並びました。

人生終わってるな〜運がないな〜と思っている男性のところに一台のタクシーが現れて、過去に戻りながら人生の考え方が変わっていく。そんな感じ。

運が良いをどう考えるか

この話の中に運が良いってつまりどういうこと?というテーマがあります。本を読んだ時に、わ〜なるほどそういう考え方もあるんだな〜と思いました。

他人に対して運が< 良い >なと私は口にしたことがあるけれど、無意識に感じていたであろう嫉妬や妬みが物凄く恥ずかしくなったし、その時間が無駄だったと後悔しました。そして、この本を読んでから、なぜか私も自分がついてないなと思うことがなくなった気がします。嘘みたいだし、今凄い危ない何かの勧誘みたいな話し方になっている気がするので、一意見と思って欲しいです本当に。

人生の選択や考え方には人それぞれ違いがあるのは周知の事実です。慎重にならなくても良い部分や謙虚になりすぎなくても良いところまでも、私は後ろ向きに考えていたのかもしれない、捻くれて考えていたのかもしれないと思いました。そして運が<良い> <悪い>で考えるのはやめようとも思いました。運はよいあしじゃなくて、別の見方で捉えるべきものみたいだから。

これからも本探し

家に帰って本を広げてから、読み終わるまでがあっという間でした。最後の方は読み終わるのが惜しい気持ちで、もう一度記憶を消して読み直したい思いさえ生まれるほどでした。皆さんはそういう本に出会ったことはありますか?

インターネットではこういう出会いってないなと感じます。目的がない本屋訪問をまたしばらくしたらやってみようと思いました。

上機嫌でいることを忘れずに

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