フライト、エアポート、あれとこれと
飛行機が好きです。
厳密にいうと、航空に関する細々したものが好きです。
それらを一度にたくさん目にすることができる空港という場所も好きです。
わかりやすさ最優先故のスタイリッシュ・一堂するブランディング
フォントやロゴのデザインはたまらなくワクワクする。
ロゴをあしらったいろいろもテンションがあがる。
あちこちのサイン、機内の至る場所にあるロゴ、手元の搭乗券(一昔前の話ね)、紙コップ、紙ナプキン、ブランケット、機内誌、お手洗いにある備品の数々・・・エコノミークラスでさえ目にするものはたくさんある。
一時期、アメリカのフリーマーケットで備品類を探すのが好きだった。ハイクラスで使われていた食器がfirekingだったりとか、ね。
「ブランディング」が分かりやすく一堂しているからかなあ。
空港や機内はとりあえずキョロキョロするし、見つけてしまったらガン見する。
視認性を求められるから、見やすくてわかりやすいことの究極なところも萌える。
いろいろな制限がある超限られた中で国や地域の個性がにじみ出ているのも萌える。
ハワイアン航空やアラスカ航空なんかは大好物だわ(笑)
空港内のサイネージや各種案内もたまらない。
「空港」として、国際的な共通基準が軸としてありつつ、そこからその国々のドメスティックな基準があって、それも個性としてにじみ出ていて、さらに、立地場所の個性がにじみ出ているのがたまらない。
空港という場所はわたしのテンションを上げる。
仕事を考えるときの最初の夢は、「空港で働きたい」だった。
当時は「スチュワーデス」、現在でいうキャビンアテンダントは華やかすぎるし、実際はとても激務だと思い選択肢には入らなかった。
グランドホステス(現在でいうグランドスタッフ)という職種があることを知った時、とても嬉しかった。これだ！と思った。
飛行機を利用するひとをお迎えし、送り出す。
飛行機を利用する、ということは、利用者にとってはそれなりの意味を持った移動。
出張、留学、視察、旅行。新婚旅行や、そうそう気軽に会えないひとに会いに行くという点では、人生の岐路に関わることだったりする。
そう思うと、空港は、駅なんかよりももっとスケールの大きい、「人生交差点」的な場所に思えて、その一部に関わりたいと思ったのだ。
明菜ちゃんの「北ウィング」
初めて聞いたとき、飛行機にも空港にも縁のない地域での生活ながら、それまでテレビや映画で見聞きしたいろいろなシーンが目に浮かんで、キュンとした。
年齢を重ね、この歌の歌詞のような切ない状況で利用することはないままだけど、空港に行くたびに、この曲が脳内でリピートしてしまう。
CA採用試験にチャレンジしてみた話
できるだけ確実にその職を目指すべく、大学受験では、航空会社への就職率が高いことをひとつのポイントにした。(学費はできるだけ抑えられる、というのが第一優先で)
入社試験の特異性を知り、専門学校にも通った。
ただ、専門学校に入る頃にはバブルも弾け、どうやら国内3社(当時はJAL/ANA/JAS)の新卒採用自体がだいぶ怪しいという状況になってしまっていた。
それでも外資系は新卒に限らない、チャンスはゼロではないということで、情報収集のために、そしてちょっと独特な学校だったので「matureな女性になるために」ダブルスクールで通った。
結局、グランドスタッフの採用は凍結、専門学校に通ったことの記念受験としてCAの試験だけは受けてみた。
就職活動の中で、相当異例な試験だった。
他の企業では黒・紺のリクルートスーツが当たり前な中、まあ華やかなことと言ったら！
忘れられないのはカナリヤみたいな黄色のスーツの彼女。
残念ポイントが満載。
スーツの布地が薄く、一目でお値段が想像できそうな作り。お尻を突き出したときに穿いているショーツが透けるんだけど、それがまた、白と黒のボーダーのショーツ、という方がいらして、それでも、背筋を伸ばして、満面の笑顔で・・・。なんだかとっても切ない、いたたまれない気持ちになった。
待機の時間も見られている、選考のポイントである、とどこの学校でも口酸っぱく教えているものだから、待ち時間もみんながすごーく親切！
誰かがうっかりペンか何かを落とそうものなら、瞬時に、あちこちから手が伸びて「落ちましたよ」with極上の笑顔、がぶわっと取り囲む。
最初の関門はグループ面接。
自分の番でない時間も見られている、協調性を確認されている、というポイントから、声こそないけど相槌の嵐。
絶対普段はそんなに親切でもないし、相槌もそんなにうたないでしょ？ってバレバレなだけに、ツッコミどころが満載過ぎて、とても面白い経験でした。
結局、わたしにとって空港は、今も時々お世話になる、行くたびにテンションがあがる場所。
そして、この数年以内に、是非とも、大好きなニューヨークはJFK空港にできたTWAホテルに泊まりたい！！というのが専らの夢♡
WEBサイトを見ているだけでもキュンキュンするわ。
そしてもう幻になってしまったブラニフ航空！！！！！
プッチに、ジラードに、ウォーホルも携わっていたなんて！！！！
先日の細切れプチ夏休みで弾丸旅行を決行し、ようやく久しぶりに飛行機に乗ることができた。
空港のあの空間が好きだ。
窓から眺める雲や、眼下の街並みを見るのが好きだ。
再確認した。
飛ぶのが好き♡
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写真はその時のもの。羽田に到着前のもくもく雲。
ちょっとおいしいおやつが食べたい。楽しい一杯が飲みたい。心が動く景色を見たい。誰かのお話を聞きたい。いつかあなたのお話も聞かせてください。