エンジンオイル

こんばんは！神戸ポップです。

今回は、後述の『生き方革命　未知なる新時代の攻略法』(橋下徹・堀江貴文/徳間書店)の書評を書こうと思ったのですが、まずは読むことで見えてきた、いま自分が抱えている問題について書くことにします。

実績だけ積み上がる問題

実を言うと、ライティングはイラストレーターとして行き詰まったための逃げ道だった、というのが正直なところです。

学生時代から随筆文ではよく褒めてもらっていたので、ライティングは楽しかったし、今後も続けていくつもりです。構成が苦手で、そのあたりから限界は感じていましたが、我ながらよくやったなと思っています。しかしスキル的に頭打ちしていたのも事実で、収入を言い合う人たちには土台敵いませんでした。

半年ほどイラストをお休みしていたのですが、先日の小旅行で、イラストレーターとして復帰したいという気持ちがようやく湧いてきました。今は両方受け入れられる体制です。仕事は基本、クラウドソーシングサイトからもらっていますが、とくにこれといった決まりはなく、ネットでも探します。

ライターをやってきたおかげで、クライアントファーストという考えができ、イラストの提案もしやすくなりました。旅先で提案した案件が、1日でなんと7件中2件も採用されてしまったので、思わず夢かと思いました。今は1件納品が終わり、もう1件は進行中です。

しかしどうにも、「足りない感」を抱くようになりました。物理的な余裕はあるものの、案件自体は見つかりませんし、とくにクラウドソーシングは低単価すぎて、いくらこなしてもお金になりません。

努力は無意識のうちにしている

私は月10時間(4月からは4時間)デッサンを学びに行っているのですが、苦しさやしんどさを感じたことは一度もありません。

やっていると知的好奇心がくすぐられて、なんとワキアセをかいてしまうんです。脇がじわっときたら、「今自分はノッてるな！」というシグナルなんだなと受け取っています。（笑）

この楽しさを感じ始めたのは36歳からです。大人といっても良い年からのスタート。10歳くらいからつまづいていたデッサンを、大人になってから個別塾で教えてもらえて、いまは腑に落ちるばかりです。

前職(パート)を辞めてイラストレーターになると決めた時、まずはデッサンを学ばないといけないと思いました。ネットで調べてたまたま見つけた塾に電話をして、翌日には体験入学を、その場で入学を決めてしまいました。いまは、通い始めて1年半になります。

先生はすごく厳しいです。OKを出してくれたことは一度もありません。でも突き放さずに、完膚なきまでではありますが、叱咤してくれます。ちなみにこちらは売れないイラストレーター、先生はバリキャリの経営者で、なんと同い年です。R誌で担当が付くまで上り詰めた少女漫画家で、ほかイラスト、デザイン、執筆もこなします。塾には、現在連載を受け持っている現役漫画家や画家もいます。

つくづく、人間関係には恵まれているなと思います。フリーランスになった際に一旦人間関係の整理をしましたが、それも全てはご縁だったと思うようにしています。

レンタルサービスの活用

最近、サービスアパートメントという言葉をよく聞くようになりました。私は家をレンタルできるようなセレブではありませんが、先日の一人旅で、生活の場を変えるのは良いなとしみじみ感じました。

いまはAmazonのアカウント一つで食料品から本まで何でも買えますし、外食はウーバーイーツで運んでもらえば、出かけるコストも省けます。レンタサイクルやカーシェアリングもよく聞きますね。

私はかなりのアナログ人間なので、Kindleや航空券の手配にも抵抗がありましたが、デジタル化してくれたおかげで構造の見える化ができたように思います。

イラストも紙からデジタルに変わりました。デジタルの線画に慣れるまで2年かかりましたが、クオリティも上がりましたし、データのほとんどはクラウドに預けています。端末にデータはほぼ残っておらず、逆を言えばどこでも共有ができます。

このように、最近ようやくシェアすることを受け入れるようになりました。noteもその一例で、文章が端末には残らないメリットを活かして、アプリとブラウザを交互に見て推敲しながら書いています。

まとめ

今回は書評とまでは行かず、この本を読んだことで得たインプレッションを書き記しました。

時代は二歩三歩と先を進んでいます。歯車をどんどん回して、先へ行きたい。承認を得たいときもありますが、これから先はどんどん夢を叶えたい。旅へ出て、コンテンツを作って社会にギブする。やっぱり私は、これがしたいんだなと思いました。

生き方革命 未知なる新時代の攻略法

生き方革命 未知なる新時代の攻略法

(おわり)