見出し画像

【ポケモン】橋が誘う、物語への厚み。

ポケモンに乗って、泳げるから橋なんていらない??

「ポケモンで泳げるから、橋なんていらないよ」そうお考えの方が大多数でしょう。しかし「橋」こそが、物語を引き立てる黒幕であることをご存知ですか?

フィールドで、初めて出会う橋。

簡易的な木の枝を繋ぎ合わせた、松明
両端に置かれています

「さあ、冒険するぞ」と皆様は、この橋をじっくり観察などせず、駆け抜けたことでしょう。しかし最初の橋には、旅を気分を盛り上げる仕掛けがあります。

松明。木の枝で、簡易的に製作されています。

夜だと炎に見惚れます

小さなお子様に配慮した橋となっています。夜でも怖くありませんね。橋渡り
「そこら辺から、拾ってきたであろう枝」を照明がわりにすることにより、森深い 大自然へ誘うことを連想させています。

橋は「ここしか通れぬ」を意味します。橋付近は、序盤プレイする全ての人間の視野にはいります。ここに松明をしれっと配置する・・・「わー、冒険したいな」と思わせる、きっかけ作りを補助する役割を担っています。

最初のフィールドの奥。
斜めの橋もあります。
手入れされぬ土地を演出していますね!!!

旅の疲れを癒す村。メイン通りの橋

素材が異なる、オブジェクトが端についています。
青銅っぽい素材ですね
「発展して栄えている感」ありますね
村のはずれにかかる橋。
ワープ機能もあることから、滅多に通らぬ橋
かなり素朴ですね。村のはずれほど廃れているを演出
川の水を運んでるような感じの、人が立っていますね
中身は隠すスタイル。照れ屋ですね

村のメインにかかる橋と、村の外れにある橋。
皆様は違うことをご存知でしたか??今作のアルセウスには、ワープ機能が搭載されており滅多に歩いて橋を渡ることはありません。村の中心には、税を投入・・・こんな形で学ぶとは

「ではなぜ、橋をかけたのか??なぜ、村に川を通したのか?」

水車の真横にぃ…
洗濯されたタオルつ!!

お気づきですか??川があることで「水風車」が配置できます。人が根付いた生活をしていていることが、視覚情報で知らぬ間に得ているのですよ!!!川の周辺にはタオル等が置かれていますね。橋がないと、住民が移動できませんからね。

キーポイントへの誘導

橋の両脇には、折れた柱が。
「絶対に落ちずに渡れよ!!」と言わんばかりに
橋の先には、必ず入らなければならぬ洞窟が。
周囲も、樹木がなく視界を遮るものなし。
「迷わずに、洞窟に入れよ〜」と配慮が
全世代から愛されるゲームフリーク。さすがです。

なぜ、その素材の橋なのか??

洞窟の隣に、大きな滝!!
ダイナミック。橋も滝に負けず
石造と手間がかかり、重厚感があります。
樹木だと、洪水あった時に流される。
少しでも頑丈な石材使用!!
マップの端っこ。やはり通らぬだろと樹木を渡しただけ
紐で樹木同士を固定せぬ、乱暴さ。
やっぱり人が及ばぬ、大自然での工事は大変よね
氷に包まれた世界は、石材。
このマップ付近には、標高が高い山脈が連なります
転がってきた落石、橋に使った説。
寒すぎて、樹木が生えぬからこそ
木材大切にしていたのかな??

上記は憶測にすぎません。しかしマップで等高線を用いて(どのくらい土地の斜面が急か??)等を演出するこだわりが今作には、あります。

斜面が急なところほど
等高線の間隔が短いです。

リアルでポケモンが生きていたら、どんな感じ??これを追求した作品こそが、アルセウスだと感じます。同じ種類のポケモンでも、体長が異なるのは今作からです。

「わー並べてみたら、こんなに大きさが違う」この楽しみ方・・・ポケモン古株勢の私なので「え、ついていけぬ・・・」と戸惑いを感じました。慣れれば「わー、今回はこんなに可愛い」などポケモンを愛でまくっていました。思い切った挑戦でしたね。

まとめ

いかがでしたか??橋にも、なぜその橋の素材が選ばれたのか まで考えると深いと思いませんか??この橋一つで、ここまで語れると思いませんでした。ゲーム作りって、奥深くもあり楽しそうですね!!ゲームデザインの面白さを、橋で学びました〜




この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?