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ひとりごと | 祖父の葬儀での不思議体験

お世話になります、あざみゆかです。
都内でアクセスバーズのセッションをしております。

先日、note事務局さんの記事で「夏は怖い話とか良いよ?」とアドバイスいただいたのでさっそく投稿してみようと思います。

白状するとトイレ行けない(涙)というほど怖くはありません。
むしろ「へぇ…そうなんだ」という納得してしまうような話です。

が、怖いのは無理!という方はココでお別れしましょう。
さあ、お話しますよ。

祖父が逝く

先日、わたしの祖父が亡くなりました。行年95歳、戒名に「寿」の文字を頂くような大往生。しかも、寝ている間に息を引き取り、看護師さんからは「幸せな人ですよ」と言っていただいたほどです。

寂しく悲しい気持ちもありましたが…それより長生きしてくれたことへの感謝が大きく、亡くなった祖父と対面してもそこまでショックはありませんでした。

白状すると…葬儀の打ち合わせや弔問客の対応でてんやわんやだったこと、お通夜までの間に不思議なことがやたら続いたことで、祖父が亡くなった実感があまりなかったのかもしれません。

夏はまだ始まったばかり。お通夜までに起きた不思議なことはまた機会があったらお話させてくださいね。

告別式にて

そして迎えた告別式。お経を聞いているうちに、何故か急に右耳だけ痛くなってきたのです。何とかこらえていましたが、痛みはどんどん強くなり、もう我慢できない!と振り返ったら…何と、会場の入り口に祖父が立っていました。

口をぽかんと開け、いま自分が亡くなったことを知ったような驚きの表情で自分の遺影をじっと眺めています。え…今なの?と祖父の様子を見ていたら

「俺…死んだのか?」

と祖父の声が聞こえてきました。

そうだよ、死んじゃったんだよ。と心の中で伝えると、状況を把握したのか祖父の色んな想いがどんどん聞こえてきます。

祖父の本音

祖父の言い分を要約すると、なかなか会えない人たちがせっかく会いに来てくれているのに、自分は死んでいるから話もできない。

寂しいし悔しい。

死ぬのはあんまり良いもんじゃない。これから一人で焼かれるのは寂しい。まだみんなとここにいたい、一人で死にたくない。です。

祖父の本音を知り、長寿だ感謝だと勘違いなことを思っててごめんと涙が止まらなくなったわたし。しかし祖父の本音を聞いても、もうどうすることもできません。

結局「一人かもしれないけど、みんなでちゃんと見届けるからね」と祖父に伝え続けることしかできませんでした。みなさんがさよなら、と言っている間に「見ているからね、ちゃんとみんなで見ているからね」と伝えるのは抵抗がありましたが…でも、それで祖父の気が済むならとしっかり伝えてきました。

耳から血が出ていてもおかしくないほどの激痛でしたが、「見ているからね」と伝えているうちに痛みは綺麗さっぱり無くなり、その後お坊さんのお経を聞いても何ともありませんでした。

荼毘に付した祖父

イヤだイヤだとワガママを言った祖父。荼毘に付すのが心配でしたが、その後は寂しいという気持ちよりどこかほっとしたような気配を感じました。怖いと言いながらも、身体を脱ぎ捨て以前より身軽になり、きちんと家に帰ってこれたことで少しは安心したのかもしれません。

その後はずっと仏間に祖父の気配があります。おそらく祖母が祖父を気にしてずっと仏間にいるもんだから、祖母と一緒にいたくて祖父も仏間にいるのでしょう。

何歳になろうと、どんなに人生を満喫しようと、やはり死ぬというのはどちらも寂しいものなんだなと祖父に教えてもらいました。長寿だめでたい、よく生きてくれてありがとうと思うのは残されたわたしのエゴだったのかもしれません。

気配を感じるものの、やはり寂しいものは寂しいです。何かの間違いで生き返ってくれたらな…と考えることもあります(笑)美しい思い出ばかりではありませんが、縁合って祖父と同じ血を持って同じ時代を生きることができたこと、とても幸せに思います。

…って全然怖くありませんね。
ぞわぞわを期待していた皆さん申し訳ありません。

次はもっと強烈なのを持ってきますね。

ちなみにコレは大好きな都市ボーイズさんに投稿した話です。
いつか読まれるかな…とニヤニヤしながら待っています。

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かなり豪華

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