ゆじとも

博士課程の学生(数学、より詳しくは、数論幾何学)をやっています。数学以外では、哲学(言…

ゆじとも

博士課程の学生(数学、より詳しくは、数論幾何学)をやっています。数学以外では、哲学(言語哲学)、ミニマリズム、ダイエットなどに興味があります。これらの興味は、2020年8月11日9:00の時点での興味の方向性ですので、今後変わっていくことがあるかもしれません。

最近の記事

  • 固定された記事

はじめての投稿

はじめまして。 最初の記事なので、これから書いていきたいことなどを書いて、「とりあえず投稿する」ということをやろうと思います。 書いてみてまず思ったことは、「改行をしたときにすごく行間が広い」ということです。 まあこんな感じで、思ったことや観察したことの言語化をしていきたいと思います。 最近の自分の興味は、言語哲学、ミニマリズム、食事、筋トレ、あたりです。 私自身は数学(というより、数学を研究するとはどういうことか)を学んでいる(というより、修行している、と言ったほ

    • 完全に正確な議論とは何だろうか

      まず最初にタイトルと関係のないことを話しておくと、最近は数学に夢中だったので他のことは後回しになっていました(その一例として、noteも放置していました)。今でもそれはあまり変わりません。なので、この記事以降はまたしばらく放置と言う感じになると思います。 さて、タイトルにある疑問について思ったことを書いておきます。 数学という学問は完全に論理的に正確に展開されるという性格を有しています(タイトルにあるような疑問を掲げていながらこう言い切るのもおかしな話ですが)。 数学に

      • 読書録:言語哲学大全II 序章

        こんばんは。 表題の本の表題の章について読んだので、簡単にまとめたものを投下します。 数年前から何回も読んでいる本なのですが、読み返すたびにいろいろ忘れていることに気づかされるので、今回はちゃんとまとめようと思った次第です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 章のタイトルは「必然性小史 - アリストテレスからフレーゲまで - 」 ・古代の哲学(アリストテレス)、 ・近代の哲学(ヒューム・カント・ミル)、そして ・フレーゲの哲学(現代の分析哲学の萌芽) において「必然性」がどのよ

        • 読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第二章 第三の習慣

          おはようございます。表題の節を読んだので、思ったこと・考えたこと・自分の場合の適用などを記録します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この節のタイトルは「最優先事項を優先する」 (自分自身をマネジメントする話。マネジメントについては前節の読書録を参照) この節のはじめに二つの質問を投げられる: ・現在はしていないが、もし日頃から行っていれば、私生活に大きくポジティブな結果をもたらすと思うことは何だろう? →自分の場合、毎日決まった時間に瞑想をすることとかかな? ・同様に、

        • 固定された記事

        はじめての投稿

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第二章 第二の習慣

          こんにちは。表題の本についてある程度まとまった分量を読んだので、読書録にまとめます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この節のタイトルは「終わりを思い描くことから始める」 一番最初に、自分の葬式の様子をイメージして、そこで自分の家族や親友や同僚たちからどのような言葉を語って欲しいかを考えようと書いてある。 自分の場合: 特別な人だったと思われたいかもしれない。親より早く死んだ場合、親からは、この子を産んで良かった、幸せだったと思われたいかもしれない。友人からは、楽しい人だった

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第二章 第二の習慣

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第二章 第一の習慣

          こんにちは。 表題の箇所を昨日読んだので、思ったことをまとめます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この節のタイトルは「主体的であること」 基本的には、「自分が変わることで、間接的に相手や周囲の環境が変わっていくよ」っていう話。 第一章第二節の「インサイドアウト」とほぼ同じだと思う。 例が沢山あった。 興味深かった話は、「自分に起こった出来事に対してどのような感情を抱くかは自分の選択次第で決まる」というやつ 自分の場合: 最近ユニットバスの便座が割れた。自分はそこで「

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第二章 第一の習慣

          読書録・感想:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第一章第二節

          少しまとまりがないですが、主要な主張が少なかったので、それについて思ったことをがーーっと書きました。メモ的な感じです。 あと、この本の冒頭で「ぜひ実践してくれ」とあったので、今後この本の読書録では、私自身の場合に本の内容に沿ったことを適用したり、批判的視点から思ったことを適用したりしながら、思考を巡らせていきたいなと思っています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この節では主に「P/PCバランス」という概念について語られている。 ・Pは成果(Production)のP

          読書録・感想:7つの習慣 - 人格主義の回復 - 第一章第二節

          読書録:スッタニパータ(ブッダのことば)第一 蛇の章 感想など

          感想など、少しまとまりがないですが、考えていても仕方ないのでとりあえずメモしておきます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 読むモチベーション: ・ミニマリズム(最小限のものしか持たない感じ)の思想の根源を見る、感じる(足るを知る、とか?) ・仏教の思想である「無我」とデカルトの「我思う、故に我あり」の違いを検討する ・今の生活をより良くするための参考にする ・「悟り」とは何かを探る ・心理学、医学、統計が明らかにした(私が知る範囲の)生活術との比較を検討する 感想:

          読書録:スッタニパータ(ブッダのことば)第一 蛇の章 感想など

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - (第一部第一章)その1 感想

          こんばんは。 友人に「7つの習慣 - 人格主義の回復 - 」という本を薦められて、その一部を読んだので、記録します。 〜〜〜〜〜〜〜〜以下、読書録〜〜〜〜〜〜〜〜 読んだ本:スティーブン・R・コヴィー著「完訳 7つの習慣 - 人格主義の回復 - 」 読んだ部分:第一部「パラダイムと原則」第一章「インサイドアウト」 読み始めた理由:友人に薦められたから。 感想: ・こういうのが3000年前に書かれていれば聖書のような扱いになったんだろうか?とか思った。 ・「自分

          読書録:7つの習慣 - 人格主義の回復 - (第一部第一章)その1 感想

          読書録:方法序説「我思う、故に我有り」について

          こんにちは。 デカルトの方法序説を第四部第二段落あたりまで読んだので、そのうち有名なフレーズである「我思う、ゆえに我有り」について書かれていることなどをまとめておきたいと思います。 初めての読書録なので、実際のまとめに入る前に、私の読書録の方向性や雰囲気について述べておきます: ・気軽に書いています(気が重いとまとめができなくなっていくので...) ・途中までしか読んでなくてもこまめに気づいたことをメモする感じで書きます(私は読むのが遅くて、一冊読み通すのにすごい時間

          読書録:方法序説「我思う、故に我有り」について

          炊飯器を買った話

          こんばんは。 家の炊飯器の蓋が閉まらなくなっていたので、せっかくだから部屋の感じに合った良い炊飯器を買おうと思い、先日ヨドバシカメラへ行ってきました。 私が購入したのは、タイガー社の圧力IHというタイプの炊飯器です。 炊飯器は、5年より長い周期で一回買う程度のものなので、良いやつを買おうと思って行ったのですが、圧力IHというタイプの炊飯器は、最も安価なタイプのマイコン式と呼ばれる炊飯器の4倍以上の値段がするので、理由を知りたいなと思い、店員さんに色々質問しました。 今

          炊飯器を買った話

          言語論的転回と数学

          表題のことについて思ったことを話します。 思ったことを話す前に、「言語論的転回」について簡単に説明しておきます。 例えば、日本では虹は7色であると表現されますが、英語には「藍色」に相当する単語が存在しないため、虹は6色であると認識されているそうです (Wikipediaより引用)。 このように、言語論的転回というものは、誤解を恐れずに言えば、 「言語が我々の認識や思考を構造化している。我々の思考は我々の“心”のうちに見出されるものではなく、思考というのは、言語を使用す

          言語論的転回と数学

          数学とアイデアの力

          こんにちは。 表題のことについて思ったことを書いてみようと思います。 YouTubeなどでメンタリストDaiGo氏が、「アイデア力は問題解決にめっちゃ使える」などと言っており、数学をしている私は確かにそうだなあととても感心しました。 数学というのは、小学校で習う算数から最先端の研究まで、すべてが「問題」とその「解決」(つまり定理などの証明) で構成されています。 勉強をするという受動的な態度で数学と接していると、いろんな定理の証明を頭に詰め込んでパンクしそうになるわけ

          数学とアイデアの力

          国際研究集会で発表をしてきました

          こんばんは。 ある国際研究集会で講演することになっていたのですが、それが今日終わったので、「あ〜疲れた〜」って思いながらそれに関するお話をしようと思います。 その研究集会は、コロナの影響もあり、Zoomによる開催でした。 フランスの大学に在籍されている方や、中国の大学に在籍されている方などが、各々の家からZoomで参加していました。 私は、初めての国際的な場での発表ですし、英語が非常に苦手であるということもあり、この研究集会のオーガナイザーの1人でもあり、私の指導にも

          国際研究集会で発表をしてきました

          最適な食事戦略 (私的なメモ)

          これは私が2020年8月11日21:00現在、それなりに良いと感じている食事に関するメモ書きです。 最近私が食べている食事は以下の通りです (1550kcal程度、PFCバランスはだいたい P:25%, F:25%, C:50%、カレーに入れる肉類に依存して多少変動): 【お昼ごはん: 600kcal 程度】 ・半熟ゆで卵2個 (夏だと水から入れて7分半程度), 152kcal ・以下の(1)〜(6)を氷や水と共にミキサーにかけたもの, 433kcal: (1)

          最適な食事戦略 (私的なメモ)