読書録:スッタニパータ(ブッダのことば)第一 蛇の章 感想など

感想など、少しまとまりがないですが、考えていても仕方ないのでとりあえずメモしておきます。


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読むモチベーション:

・ミニマリズム(最小限のものしか持たない感じ)の思想の根源を見る、感じる(足るを知る、とか?)

・仏教の思想である「無我」とデカルトの「我思う、故に我あり」の違いを検討する

・今の生活をより良くするための参考にする

・「悟り」とは何かを探る

・心理学、医学、統計が明らかにした(私が知る範囲の)生活術との比較を検討する



感想:

・181の註にある「[どのように生きるのが最上の生活であるか?] が仏教の中心問題である」ということを念頭に置いて読むと、幸せな生活を目指す上では非常に参考になる記述が多いと思った。

・たとえば、(パッと本を開いて目に止まった)174には
「常に戒(いましめ)を身にたもち、智慧あり、よく心を統一し、内省し、よく気を付けている人こそが、渡り難い激流を渡り得る」
と書いてあるが、「渡り難い激流を渡り得る」の部分を「幸せな生活を送ことができる」と読めば大変ありがたい言葉のように聞こえてくる(基本的に比喩的な部分はこういう読み変えをしながら読むとブッダの伝えた生活術・精神状態の保ち方が理解しやすい?)。

・基本的にこういうありがたい言葉の羅列がずっと続いていく感じ。サラサラ読めるから気分がいい。

・ブッダを神格化する側面が強い部分は少し抵抗を感じるが、この本自体がブッダの語ったことの記録であって、ブッダの弟子たちによって寄せ集められたブッダの教えの羅列であるという側面を考えると、神格化してしまう部分はある程度仕方ないことなので、目をつむるしかない。


「方法序説」や「7つの習慣」などとの比較は別の機会にしてみようと思います。

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