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『七夕伝説』信じたほうが面白い!

「織姫と彦星が、天の川を渡って年に1回会う」
この話、信じてみるほうが面白いかも!?


今日もありがとうございます!
新しい選択肢を創り出す!発明デザイナーの今井雄仁です!

天の川の両岸にいる織姫と彦星が
年に一回会うのを楽しみにして今も仕事に励んでいる。

七夕の伝承より

という話、なんだか不思議な話ですよね。

これは夜空に輝く天の川を挟んで向かい合っている

・織姫(織女)の星(ベガ)と、
・彦星(牽牛)の星(アルタイル)

2つの星と三角形の位置関係にある
・鵲(かささぎ)の星(デネブ)

に関わる伝説です(夏の大三角)

このお話をきいて
「そうなんだー」と思える人は素直な心の持ち主ですね。

ところが、

『ベガ』と『アルタイル』2つの星の間は14.4光年、
光の速度でも約14年半かかってしまう距離である。

科学系の資料より

と、言って『1年に1回会うなんて、科学的に無理』と
説明するところもあります。

この説明を聞いて納得してしまうのはもったいない!

『現時点で出来ないと思われる事』を意識しすぎると
自由な発想力は、かなり制限されます。

確かに

「光の速さでも、1年で、ベガからアルタイルに行くのは無理」
「さらに、光の速さで動ける乗り物はないから、もっと無理」


と言うのは、
現代の私たちからすると、一見、合理的な説明です。

しかし!

「世界で一番早い鳥でも、1日で、日本からアメリカに行くのは無理」
「さらに、鳥に人は乗れないから、もっと無理」

という説明を聞いたらどう思うでしょうか?

おそらく、飛行機が発明される以前は、合理的な説明だったと思います。

両方とも『自然界の法則に合致しているように思える』説です。

日本の成田からアメリカのロサンゼルスまで約9000kmあります。

鳥の『オオソリハシシギ』さんは、
アラスカからニュージーランドまで
12000km無休憩で飛んだ記録があり、9日間かかったそうです。
(凄い能力ですね!尊敬します!)

なので、人が何らかの方法で鳥に乗ってアメリカを目指しても、
1日で到着はできない。という説は、合理的に思えます。

でも今は、
成田からロサンゼルスまで10時間強で飛行できる
商用便があります。

飛行機を知らない人が「普通に考えて無理!」と思った事が
「実は可能」だったのです。

「そんなことできるはずない!」と思っている事が
「実は可能だった」と言う事は、よくある事です。

私たちが『できる方法』を知らないだけかもしれません。

ちなみに現在でも、
日本からアメリカまで1時間で行く方法はあります。

ロケットを使って大気圏外飛行をすれば、
日本からアメリカまで約30分くらいで行くのも
技術的には可能です。

ジェット旅客機の20/1の時間です。

つまり、
「光の速度で14年半かかる。」
「普通に考えて、1年で行くのは無理」
というのも、

技術革新で『可能になる』かもしれません。

むしろ

ベガ・アルタイル・デネヴ。あたりの星系では
1日で14.5光年を渡るのは既に可能なのかもしれません。


一年に一度、七月七日の夜
かささぎ(デネブ)が、二人の間にかけ橋を作ってくれる。

『織姫』と『彦星』は今も、
会う日を楽しみにしながら仕事に励んでいる。

七夕伝承より

すぐにでも渡れそうな雰囲気です。
そもそも天帝が「年に1日会って良い」と言っているんだから。
可能なのでしょう。

「今も会う日を楽しみに、、」という文脈についても、

「やー、中国にこの話伝わったのが、1~3世紀で、
昔々っていうんだから、
じゃあ、もう2000年経ってて、生きてないんじゃない?」


という人もいるかもしれませんね?

人類の規準で考えたら100年超えたら長寿かもしれないですが

相手は、星間移動技術を持っているほどの超知的生物です。
なので寿命が地球の人類の100倍、1万年を超えていても、
おかしくはないと私は思います。

ちなみに、なぜそんなことを言うかというと、

地球にも、超長寿命の動物がいる!

からです。

ご存じですか?
深海にいるサンゴさんなどは、
8000年以上生きているのもいるらしい。
植物でなくて動物で、科学技術で延命しなくてもです!

だとしたら、織姫、彦星が、
恋は盲目の若者だった2000年前に、
青春真っ盛りの、地球でいう10代後半から20代だったとして、
それから2000年経っても、地球でいう30~40代くらいかもしれない。
もしかしたら、まだ青春!という事もあり得る

だから、今も、そう。今年も!
織姫と彦星は、
「もうすぐ~♪ たなばた~♪」
と想いながら
仕事に励んでいるかもしれないのである!

結論

七夕伝説は信じたほうが面白い!
前提は可能と考える事が発想と理由の発見につながる!

今年も、織姫と彦星は、
「もうすぐ~♪ たなばた~♪」と想いながら
仕事に励んでいるかもしれない!

早く天帝の許しが出て、家族とお仕事の両立できるようになることを願っています

そうそう。
もう一つ大事なことが、。

『願い事』について

このように、
一見、無理そうな事でも可能なことも多いのですから

今は難しいと思える事でも、
『叶えに!』いきましょう!

織姫の織る『雲錦』は地球の気候にも影響を与えるほどの
性能を持つともいわれているので、
応援している我々の想いも織り込んでくれるかも?

よりよい未来!つくっていきましょう!
(下の追伸欄に短編小説書いてみました。)

⭐️⭐️今日もお読みいただき感謝します!!⭐️⭐️
⭐️⭐️コメント、ご要望、ご質問歓迎です!⭐️⭐️

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追伸

今回初めて『恋愛系?』イラストを描いてみました。
かなり苦戦して投稿が七夕当日の夜になってしまった!

短編小説:もし七夕伝説が真実だったら?

もし、織姫と彦星が年1回会う。という伝説を真実としつつ、
出来る限り私たちが知っている世界観と合わせた、SFを書いてみました。

地球世紀 紀元150年。
『地球地区』は、自然保護区として干渉が制限されている。
デネブ星系出身の地球観測員は、エンジン不調のため、
「漢」と呼ばれている地域の田舎に不時着した。
 宇宙船は人目に付かないところに隠したが、
自動修理機構による修復とエネルギー容量の回復には、
しばらくの期間を要するため、仕方なく、
地域の住民の文化に違和感がない程度の姿になり
しばらく旅の者として近くの村に滞在することにした。

 調査士の青年は、村の子ども達と仲良くなり、話をする事も増えた。
村の子ども「お兄さんの国の面白い話を聞かせてよ」
青年「そうだな、夜になったらお話してあげるね。」
子ども達「やったー!」
夜になり、天の川が良く見える丘にて
デネブ星系から来た青年
「あそこに光る河のようなものが見えるだろ?」
「あの、河のところに光っている3つの星」
「あの左側の星にね、、。
(皆さんが知っている「織姫と彦星」の話をする)
、、、。という事があったんだよ」
(実話をもとに、子どもたちに分かりやすいような言葉に置き換えて説明した)
子ども達「へー!そんなことがあったんだ!」

青年「みんなも、お父さんお母さんのお手伝いしようね」
その後、修復を終えた船に乗って、
デネブ星系へ帰還する青年であった、、。

その後、子どもたちはこの物語を語り継ぎ
千数百年にわたり親しまれる物語として伝わっていくのである。
--物語の背景--
今回不時着した観測員の青年の出身であるデネブ星系周辺には、
かつて、地球の人類との共通祖先を持つ人類がいて、
地球人類に先駆けて、技術革新が起きた。

星系間移動(光速を超えた移動技術)や、
テラフォーミング(惑星を住める状態に環境整備する技術)が
既に実現してから久しく、
星系間(太陽系から、デネブ系など)の移動も頻繁に行われている。
平均寿命も飛躍的に伸びた。

地球への行き来も、技術的には容易だが、
地球は生態系や文化を保護するために、
技術の過干渉を避ける『保護区域』として指定されている。

彼の故郷(デネブ)の周辺では、近年このような事があったのだ。
そのあたりの星々を統治している王(天帝)がいるのだが、
その娘(織姫)は、ベガ星系で採れる資源から、
最高品質の製品(雲錦)をつくる事に
類まれな才能と能力を持っていた。
天帝は、姫に周辺星系から最も優れた相手を探した。
そして見つけたのが彦星だった。
アルタイル星系にいる、彦星は、
生活必需の産業の重要な立場で日々よく働いていた。
(漢の子ども達に重要性が伝わるように身近な牛飼いに例えた)
ところが結婚してみると、二人の相性が良すぎて、毎日語り合うばかりで
一向に仕事をしようとしない。

二人とも唯一無二の類まれな才能を持っている上に
超重要な仕事であるがために、彼らの仕事を他に任せても、
銀河全体に悪影響が出かけない事態になってしまった。

仕方なく天帝は、銀河全体の利益のために二人を引き離し、
渡航禁止としたが、悲しみで、仕事はかえって捗らなくなってしまった。

なので、天帝は、年に1回、2星系間を繋ぐシステム
(デネブ星系で開発された次世代星間移動装置)を
年に1日利用できる許可を2人に出し、
なるべくたくさん仕事をしてもらいつつも、
限られた時間内に会う時間をなるべく多くとれるようにした。
という訳である。

これは、彼らの星系郡での近年での大ニュースだったので
①(一般の働き者が、姫の婿になる)
②(まさかの仕事放棄)
③(罰と譲歩)
その話を、分かりやすいように、漢の村の子ども達に話した。
という事だ。
(この事件から、彼らの星系で『個人の能力に頼りすぎないしくみ』を作る重要性が銀河全体で再認識されたのはまた別の話である)

私が書きました
織姫「ひこ~!! 会いたかった!」


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