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<ラグビー>7月3日のテストマッチ結果などなど

マオリオールブラックス38-21サモア

  
得点経過等
22分,マオリオールブラックス2番HOアッシュ・ディクソンがトライ。10番SOオテレ・ブラックのコンバージョン成功で,7-0。
24分,サモア11番WTBネリア・フォマイがトライ。10番SOヘンリー・タエフのコンバージョン成功で,7-7。
34分,マオリオールブラックス14番WTBジョナ・ロウがトライ。ブラックのコンバージョン失敗で,12-7。
40分,マオリオールブラックスがペナルティートライ。19-7。
40分,サモア6番HOサムエル・スレードがシンビン。

前半,マオリオールブラックス19(3T2C)-サモア7(1T1C)。

42分,サモア15番FBトマシ・アロシオロゴツイがトライ。タエフのコンバージョン成功で,19-14。
46分,マオリオールブラックス11番WTBショーン・ワイヌイがトライ。15番FBジョシュ・イオアネのコンバージョン成功で,26-14。
52分,タエフがPG失敗。
59分,マオリオールブラックス14番WTBロウが2つ目のトライ。イオアネのコンバージョン失敗で,31-14。
64分,マオリオールブラックスがペナルティートライ。38-14。
64分,サモア20番FLジェネシス・マメアレマルがシンビン。
81分,サモア18番PRカロロ・ツイロマがトライ。タエフのコンバージョン成功で,38-21。

後半,マオリオールブラックス19(3T2C)-サモア14(2T2C),合計,マオリオールブラックス38(6T4C)-サモア21(3T3C)。
前週に比べれば,サモアが良くなっている印象。


オールブラックス102-0トンガ

ハカは,ダン・コールズがリード。メンバーがいつもと違うため,ハカの陣形も少しことなっている。

得点経過等
2分,オールブラックス15番FBダミアン・マッケンジーがトライ。10番SOリッチー・モウンガのコンバージョン失敗で,5-0。
5分,オールブラックス7番FLダルトン・パパリイがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,12-0。
7分,オールブラックス9番SHブラッド・ウェバーがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,19-0。
10分,オールブラックス14番WTBウィル・ジョーダンがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,24-0
17分,オールブラックスSHウェバーが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で31-0。
20分,オールブラックス14番WTBジョーダンが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で,38-0。
38分,オールブラックス7番FLダルトン・パパリイが2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,43-0。

前半,オールブラックス43(7T4C)-トンガ0。

43分,オールブラックス8番NO.8ルーク・ジェイコブソンがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,50-0。
47分,オールブラックス14番WTBジョーダンが,ハットトリックのトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,55-0。
50分,オールブラックスSHウェバーが,ハットトリックのトライ,モウンガのコンバージョン成功で,62-0。
53分,オールブラックス10番SOリッチー・モウンガがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,69-0。
56分,オールブラックス14番WTBジョーダンが4つ目のトライ。22番SOボーデン・バレットのコンバージョン成功で,76-0。
61分,オールブラックス13番CTBリエコ・イオアネがトライ。バレットのコンバージョン成功で,83-0。
68分,オールブラックス14番WTBジョーダンが5つ目のトライ。バレットのコンバージョン失敗で,88-0。
78分,オールブラックス19番LOパトリック・ツイプロツがトライ。バレットのコンバージョン成功で,95-0。
80分,オールブラックス11番WTBジョージ・ブリッジがトライ。バレットのコンバージョン成功で,102-0。

後半,オールブラックス59(9T7C)-トンガ0。合計オールブラックス102(16T11C)-トンガ0。
これほど大差のゲームになると,ミスマッチとして両チームともに参考にならない。しかし,この結果とサモアのマオリオールブラックス戦の結果を比較すれば,サモアがトンガに勝利する可能性が高いと思われる。

オールブラックスで最も活躍したのは,5トライのWTBウィル・ジョーダンで,10点満点の評価を得ている。また,8番NO.8ルーク・ジェイコブソンも良い働きをした。脳震盪で2019年RWCメンバーから外れてしまったが,キアラン・リードの後継者を,アーディ・サヴェア,ホスキンス・ソツツと争う格好となった。

また,初キャップとなった12番CTBクイン・ツパエアを筆頭に,初キャップ組のPRジョージ・ボウワー,FLイーサン・ブラカッダー,SHフィンレイ・クリスティーも,無難にプレーして経験値を積んだ。オールブラックスにとっては,これが最大の成果かもしれない。


アイルランド39-31日本

2019年RWC以来の対戦。日本はブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズで主力抜きとなっているアイルランドに勝利したい。アイランドのホームながら,COVID19の影響もあり,非常に観客数が少ないスタンド。

日本代表8番NO.8姫野和樹が怪我で欠場し,NO.8にはテビタ・タタフ,20番のリザーブにはアマナキレレイ・マフィが入った。

4分,日本10番SO田村優がPG,0-3。
8分,アイルランド13番CTBクリス・ファレルがトライ。10番SOジョエイ・カーベリーのコンバージョン成功で,7-3。
11分,日本6番FLマイケル・リーチがトライ。田村のコンバージョン成功で,7-10。
18分,日本13番CTBティモシー・ラファエレがインゴールに入るが,TMOの結果スローフォワードが確認されて,ノートライ。
25分,アイルランド12番CTBスチュアート・マククロスキーがトライ。カーベリーのコンバージョン失敗で,12-10。
29分,田村がPG失敗。
35分,日本13番CTBティモシー・ラファエレがインゴールに入り,TMOに諮られるが問題なくトライ。田村のコンバージョン成功で,12-17。
41分,アイルランド3番PRフィンレイ・ビーハムがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,19-17。

前半,アイルランド19(3T2C)-日本17(2T2C1P)。
日本はアウェイの環境とも戦いながら,スタッツはほぼ互角。相変わらずWTB松島幸太朗は相手の脅威になっている他,特にミスタックル数を,アイルランドの半分に抑えているのが大きい。このまま後半も良いプレーを続けて,1.5軍のアイルランドに勝利したい。

42分,日本11番WTBシオサイア・フィフィタがトライ。田村のコンバージョン成功で,19-24。後半開始早々に逆転トライを取ったのは非常に大きい。
48分,アイルランド7番FLジョシュ・ファンデルフリアーがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,26-24。
51分,アイルランド11番WTBジェイコブ・ストックデールがトライ。カーベリーのコンバージョン成功で,33-24。
56分,日本9番SH齊藤直人がトライ。田村のコンバージョン成功で,33-31。
61分,カーベリーがPG,36-31。
68分,カーベリーがPG,39-31。

後半,アイルランド20(2T2C2P)-日本14(2T2C),合計,アイルランド39(5T4C2P)-日本31(4T4C1P)。

76分には,アイルランドの勝利を確信してMOMに,7番FLジョシュ・ファンデルフリアーが選ばれた。アイルランド3列が活躍したということは,その分日本の3列が活躍できなかったわけで,試合前の姫野和樹の欠場が影響したと言える。また,試合途中にFB松島幸太朗が怪我で交代したが,2019年の勝利に大きく貢献したWTB福岡堅樹の不在と相まって,日本のアタック力が半減してしまったと言える。

今後は,セットプレーの安定,ディフェンスの強化とともに,BKのアタック力を増す必要があると思われる。そのためには,齊藤・松田のHB団,フィフィタに加えて,今回の遠征に参加していない,アタアタ・モエアキオラ,ディラン・ライリー,高橋汰地らの成長に期待したい。


南アフリカ40(6T5C)-ジョージア9(3P)


 南アフリカが実力通りに勝利した。それ以外には,あまり意味が無いテストマッチ。ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ戦に向けて,南アフリカの調子を上げるためたけの試合でもあった。とはいえ,ジョージアとしては,ティア1の南アフリカと試合ができることは,良い経験となる。南アフリカのトライは,WTBアフェレレ・ファッシ,HOボンギ・ムボナンビ,SHコブス・ライナッハ,NO.8クワッガ・スミス,交代SHハースケル・ヤンチース,交代HOマルコム・マルクス。コンバージョンは,SOハンドレ・ポラードが4,交代SOエルトン・ヤンチースが1。


エミレーツ・ライオンズ14(2T2C)-ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ56(8T8C)


ライオンズ対ライオンズでややこしいが,南アフリカを単にライオンズ,英4協会連合軍をBILと表記したい。
と考えていたところ,BBCのサイトでは,エミレーツ・ライオンズをシグマ・ライオンズと表記していた。今後はこういう表記になると思う。
試合は,BILのWTBジョシュ・アダムズ(ウェールズ)が4トライを記録した他,同じくウェールズの新鋭WTBルイーズ・リーズザミットが,BILのデビュー戦でトライ,さらにスコットランド勢であるSHアリスター・プライスとFLハミッシュ・ワトソンがトライしている。特にワトソンは活躍したらしく,ワレン・ゲイトランド監督が絶賛している。

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