マガジンのカバー画像

閑話休題

204
いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は…
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

<書評関連>夢の中でも読書

<書評関連>夢の中でも読書

 昔、学生の頃、ミシェル・フーコー『言葉と物』を、自宅近くの図書館で読んでいた。たぶん季節は春先で、ちょうどアルバイトをしていない「空白の時期」だったと思う。

 読書といっても、こうした哲学書はご承知のとおり難解であり、しかもフランス語原文で読めれば良いのだが、そこまでフランス語能力はないので、翻訳したものを読むことになる。そして、翻訳自体をけなすつもりはないが、特に哲学書の翻訳は非常に難しくて

もっとみる