見出し画像

新刊『仏教は科学なのか』を10倍楽しむ特別動画 Ⅳ: 「認知科学と仏教」下西風澄、「仏教のアレ」編集部

『仏教は科学なのか 私が仏教徒ではない理由』2024年11月末発売

著者 エヴァン・トンプソン Evan Thompson

監訳 藤田一照、下西風澄

翻訳 護山真也

翻訳協力 「仏教アレ」編集部 遊心 道宣

"本書で語られている仏教に関する議論や認知科学の知識は、この先日本でも常識になると思います。"
――藤田一照(元曹洞宗国際センター所長、『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』著者)

"現代の意識の哲学において最も重要な哲学者のひとり、エヴァン・トンプソンの初邦訳。哲学・科学・宗教を横断する壮大な思考が、丁寧な論証によって綴られた一冊。ダライ・ラマと共に科学と宗教の対話の場を創設した神経生物学者フランシスコ・ヴァレラの意志を継ぐ哲学者が、現代の仏教と科学の関係をどのように捉えているのか。意識とはなにか、自己とはなにか、この本を読んであらゆる観点から考えてみて欲しい。"
――下西風澄(『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』著者)

"本書は難解な一冊である。語義や文脈が複雑だということもあるが、なにより読者に特殊な読解を迫るからだ。認知科学と仏教実践をめぐる幾つものトピックでは、「認知」というものが如何なるものであったか、特に読者当人が想定している自身のそれについて幾度にわたり再考させられる。そのための「深い洞察」を得ることが必然的に求められるという点においても、現代に適切な議論の足場を吟味できるという点においても、本書は「本来的な意味で」自己啓発的だと言える。読み進めるたびに余儀なくされるであろう、度重なる沈思は、私の認知が如何に世界と繋がりをもつのかについて、現象学的な形をとらざるを得ない。当然のこと、その看破に至ってはかけがえのない価値を読者にもたらすことだろう。本書と向き合うその営為は、まるで瞑想的といってよい。本書が一般の読者にも、科学者や仏教指導者などの専門家にも、よい対話のパートナーとなることを願っている。認知とは、自己とは、その世界との繋がりとは、それらを明らかにするための最良の一冊であることは疑いない。何を隠そう、それを知るために我々仏教徒も坐っているのだ。ぜひ腰を据えて向き合ってほしい。"
――「仏教のアレ」編集部 遊心(曹洞宗 僧侶)

クラウドファンディング限定リターン販売開始しました。限定動画の予告編をシェアします。

出演:下西風澄、「仏教のアレ」編集部(遊心、道宣)   約90分

認知科学と仏教の接点を探るための下西風澄さんによる特別講義です。フランシスコ・ヴァレラの身体性認知科学の背景やエヴァン・トンプソンの思想背景をより理解し、楽しめる前提知識をシェアします。下西さんの純粋な仏教への疑問と仏教実践をしてきた「仏教のアレ」編集部のやりとりも圧巻です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?