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【社会人リケジョの新方程式#8】トレードオフの解

リケジョの皆さんこんにちは。Yuitaです。

仕事と育児がトレードオフであると認めると、女性が活躍するための解決策を考えることができます。

そして、苦行期間を減らす解決策は「育児人数を増やそう、スキルを上げよう、保育園を増やそう」という、ワーママなら誰もが言ってるわかりきった方法しかないことがわかります。

どれをどのくらいトレードオフの中で実行するかの解はあなたの中にしかありません。ロールモデルがいないリケジョの皆さん、ロールモデルは存在しません。読者の中には、まわりにいないからこいつでもいいかと思って読み進めてくれてた人もいるかもしれません、でも、noteを書いていくほどに私の方法を真似するのではだめだということに気づいてこのような結論になりました。

ひとつずつ解説していきます。

育児負荷を下げる

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育児をする人の数を増やせば育児負荷は下がります。一人より二人、三人で分けたほうが。上図のように育児負荷が下がると苦行期間が短くなります。

具体的には男性育休や、ベビーシッターを利用する等です。核家族の在り方について考えてもいいかもしれない。

家事量

この育児負荷曲線のつくる面積が家での総仕事量になります。家事量を減らせば全体的に下がり育児負荷も下がります。

最新家電やテクニック、家事の外注をすすめているワーママが多いのもこのためです。旦那さんが最新家電を買うのを渋ったらこの図をだして「では、育児の人手をさらに増やしてください」といいましょう。

仕事の成果を上げる

スキル

仕事のスキルをあげればもちろん仕事の成果はあがります。上がれば苦行期間は短くなります。

育休中に資格をとる、本を読むなどの対策がこれになります。

しかし、育休中の数か月で仕事の成果が2倍3倍になるような勉強法などあるわけがありません、成長はゆっくりです。なので、やらなくていいといってるのではなく、これだけでなんとかしようと思うのは無理があります。

保育園を増やす

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もし、保育園が十分にあって何歳でも入れるようになれば子供の年齢が上がって育児負荷が下がったところで入園することができ、苦行期間は短くなります。

現在でも入園年齢を上げたければ、入りやすい自治体や認可外保育園を探すか、社員全入の企業型保育園という手段はとることができます。

保育園に入ることは人手が増えることになるので、必ずしも早い=負担増ではなくここもトレードオフです。私は特にイヤイヤ期のころなどは会社につくと、ほっとしていました。これも感じ方は人それぞれです。

入園=仕事開始ではなく、育休中も保育園に預けて大学に行ったり、試験勉強したりもお金に余裕があればできます。

トレードオフの解は人それぞれ

人を増やす、スキルを上げる、保育園を増やす(入園年齢をあげる)のうちどれをどれだけ改善できるか、改善量がどれくらい必要かはひとりひとり違います。

子供もそれぞれ、どのような育児負荷曲線をとるかも違います。兄弟でも違います。なかなか減らない子もいるでしょう。

理想としてはたくさんいるロールモデルの中からできそうなとこだけ拾ってくるのがいいのですが、エンジニアワーママは少ないので、もしかしたら真似できそうにない人ばかりかもしれません。

あなたと他人とそれぞれの子供は違うので、自分自身で最適解をエンジニアリングするしかありません。

手段はそれぞれ違うのが当たり前です。「家事の外注は手抜き」だとか「手作りしないとかわいそう」とかはアドバイスではありません。雑音です。「手作りしないとかわいそうだから作ってあげる」というようなチームメンバーの提案以外は聞く必要がありません。

あなたが苦行期間を減らし仕事を続けるために必要だと思うものはなんでも正解です。

両立問題を解く順番

マミートラックという言葉が注目されて、子供を持つ前から「私は絶対にフルタイムで、育休も最短で復帰する!マミートラックには乗らない!」といっているキャリア重視派の方々もたくさんいる気がしています。

時短や育休で降格する事例も多いので気持ちはわかります。

もちろんキャリア向上を目指すのは素晴らしいことなのですが、エンジニアリングでは負荷を取り除いてからパワーを上げるのが鉄則です。

壊れるからです。

サイドブレーキをかけたまま車を走らせると故障しますね。それと同じです。

両立問題を解く順番は

保育園に入る

苦行期間を減らす

マミートラックからでる

昇進

必ずこの順番で負荷を取り除いてからにして下さい。負荷があるまま加速すると壊れます。あなたが壊れても会社は責任を取ってくれません。

仕事ができるワーママはトレードオフが上手なのです、図を考えなくても無意識にバランスをとってます。

苦しくなったら図に立ち戻ってどこをどう減らすか考えてみてください。

今回は「トレードオフの解」でした。



改善

(余談)

「マミートラックってエンジニアなら簡単な仕事がきたら自動化すればいいんじゃない?」って夫に言ったら、「入ったばかりの人には難しいのでは」と言われました。

あ。。前回書いた子持ち既婚女性でも、「あなたもできるわ」って思ってる鉄人ってブーメランが自分に返ってきた。

「パンがなければケーキをたべればいいじゃない」的な。鉄人というかマリーアントワネットですね

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