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家族経営のうまくいかないところ

夫の匠吾(しょうご)です!

今回は、『家族経営のうまくいかないところ』というテーマで綴りたいと思います。

家族経営ならではの『喜び』や『楽しさ』は数多くありますが、
反対に『デメリット』も少なからずあると感じていて、
今日は少し『デメリット』の話をさせていただければと思います。


私が2年2ヶ月家族で宿を運営してきて、いつも一番の試練と感じるのが
『家族の誰かが体調を崩すこと』です。
我が家では、おおよそ3ヶ月に1回その試練がやってきます。

最近でいうと、先週5ヶ月の息子が発熱今週3歳の娘が発熱
順番に体調不良に。

そうなると、夫婦のどちらかが子どもにつきっきりになり
宿の運営に大きな影響が出ます。

大変な部分を簡単に説明すると、
・お客様が帰られて次のお客様がお越しになる約6時間の間に、
「①子どもを病院に連れて行く」
「②清掃」
「③ベッドメイク」
「④帰られたお客様へのお礼とお越しになるお客様のチェックイン準備」
「⑤夕食の下準備」
の5つを最低限行わないといけない。

・最大6組のチェックイン対応、食事提供を1人でまわさないといけない。

といったところ。

2人とも2,3日で回復したのはよかったですが、それでもかなりキツイです。

特に小さな子どもがいる場合、夫婦2人がどれだけ気を付けていても
100%体調不良を防ぐことはできません。
保育園で病気をもらってきたりすることもありますし、
もちろん親が体調を崩すこともあります。

では、どう乗り越えていくのが最適解なのか。
体調が崩れないよう予防をしていくのは大前提として、もうひとつ大事なのは
『誰かが体調を崩した場合でもお店がまわる体制を作ること』だと思います。

宿泊業は予約制のため、体調が悪いからと急遽お店を閉めることは
基本的にはできません。

オーナー家族がどんな状況であっても
お客様を迎える準備を整えることが必要になってきます。

さらに、体調を崩しても急遽お願いできる『代わりの人間』はいません。
これは小さな組織(個人事業主や家族経営)の弱いところだなと
つくづく感じます。

それを分かったうえで運営をしているか否かで、
家族の誰かが体調を崩した時に対処できるかどうか変わってきます。
基本的にはなんとかなりますが、一番感じるのは『心』の部分。
落ち着いて対処できるかテンパってしまうか、大きく変わってくると感じます。

自分のお店を何年も運営している人には当たり前の話だと思いますが、
私はオープン当初に子どもが体調を崩した時にすごく焦りました。
(今は落ち着いて対処できるようになりましたが。)

オープンするまでは良いことをイメージすることが多いと思いますが、
それはリスク管理ができていてこそだと思いますので、
『自分のメンバーにハプニングがあっても乗り越えられるのかどうか』
を事前に想定しておくことが経営者の役目だなと思いました。


ブレーキがあるからこそ、安心してアクセルを踏み込める!


これから自分のお店を持つ方へ参考になったら嬉しいです。


それでは、また👋


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