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カナダ暮らし

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カナダ西海岸で暮らしています。魔女岩の麓、パワフルな街の日常を集めた記事です。
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#記録

Sweet Girl 〜Celebration of Life〜

Sweet Girl 〜Celebration of Life〜

予報は雨 
泣き出しそうな空は、どうにか涙をこらえたまま夜を迎えた。

昨日はSarah Burkeの追悼イベントだった。
サラが亡くなってから、彼女の軌跡や功績をたどった。
知れば知るほど、トップアスリートとしての功績よりも
こんなにも心が美しい人間が存在していたんだ。
ということの方に驚かされる。

サラのスピリットは昨日、ホームマウンテン、Whistlerに戻ってきた。

ビレッジスクエアは

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かわりゆく自然環境 意識のスイッチ

かわりゆく自然環境 意識のスイッチ

この町で一番古いモーテルのロゴに、スコーミッシュの象徴であるハクトウワシと一緒に、クジラとイルカの絵が描かれている。

ほんの50年ほど前は、この町の入江にも、クジラとイルカがやってきたそうだ。

ブリタニアビーチで金や銀がとれるようになり、鉱物やケミカルが入った水が海に垂れ流しになり、彼らは入江から姿を消した。鉱山も今は閉鎖された。

去年の冬はラニーニャで、このあたりはものすごく雪が降った。

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近所のおじさんにまつわる話

近所にとても人のいいおじさんがいる。

押し付けがましくもなく、
ごく自然な感じで息子の遊び道具を自分の家の倉庫からもってきてくれたり、”◯◯に困っていない?”などと声をかけてくれる。
ホームステイの受け入れもしてるみたい。

とりわけ深い話をするわけじゃないけど
気にかけてくれる人がいるんだなあ と心の芯がぽっと温かくなる。

わたしはまだまだ気の使い方がへたくそ。
(まあ、”気を使おう”と思う

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Squamish 3年目(2011年)

Squamish 3年目(2011年)

Squamish 3年目。

3週間前のことでした。
チョットだけ引きずっていたウィスラーへの未練が
シャボン玉みたいにはじけて消えた。
視野が広くなった。この町がどんどん好きになってきた。

この町の好きなところ

ー 薬草ピッキングや野菜づくりをはじめられるようになったこと
ー お店やコミュニティーがファミリーにやさしい
ー 気持ちのいいトレイルがあちこちにある
ー わたし好みのサービスが町の

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5 Years in Squamish

5 Years in Squamish

4年前のいまごろ、長年住んだウィスラーからスコーミッシュに引っ越してきました。
そのときも、新緑がまぶしかった。
この時期のスコーミッシュは本当に美しい。
雨が多い街だけあって、雨が育てた森の命がいっせいに芽吹きだす。

この街で親になり、夫もこの街で仕事をはじめた。
わたしの新しい冒険は、この街を舞台にはじまったといえる。

この街のエネルギーは、優しいとか、ふんわりという感じではなくて、
どこ

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