心理学用語#16 単純接触効果
ある刺激に触れれば触れるほど,それを好きになっていく現象を単純接触効果といいます。
同一カテゴリーに属するさまざまな事例(たとえば寺カテゴリーであれば,個々の具体的な寺に相当)を呈示することによって,単純に同一刺激の処理効率の向上だけではなく,接触頻度と共通特徴に基づくプロトタイプ(抽象的な寺のイメージ)を中心とした概念形成と,典型的刺激に対する既知感の向上が介在し,好意度が上昇することを示しました
ただ,接触頻度と典型性が高ければ高いほどその刺激が好きになるかといえば,必ずしもそうではありません。刺激への好意的判断は刺激のもつ不確定性(予期できない要素の度合い)が最適な水準にあるときに最大になります。刺激への反復接触によって概念が形成され,典型的刺激への既知感が上がり,不確定性は減じられていくと好意度は上昇します。しかし,いくら好きな曲でも聞きすぎると飽きて嫌いになってしまうように,最適水準を超えると逆に好意度は低下していきます。
例えば、恋愛初期で相手との共通点と会う回数が多いと、どんどん気になっていく心理のことかな?
ちなみに、数年経つとマンネリ化するけど、相手が予想しない刺激(サプライズ)があると喜んでくれるよね。
「スキ❤️?」「キライ🙅♂️?」
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