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応募者への情報提供は、「適切な情報」を「適切なタイミング」で提供することが大事。

採用活動での良くないコミュニケーション例として、
「相手(応募者)が聞きたいことではなく、自社(企業)が言いたいことばかりを伝えてしまう」※応募者と企業は入れ替えても同じことが言えます。
というものがあります。

採用活動というのは、企業側にとっても応募者側にとっても営業活動と同じです。
営業活動と同じように、「相手の聞きたいこと」を「相手が聞きたいタイミング」で伝える必要があります。

例えば、合同企業説明会と個別企業説明会で同じような話をしていませんか?
採用WEBページと、パンフレットが同じような内容になっていませんか?

応募者に対するコミュニケーション設計は戦略的に構築する必要があります。
「段階的な情報提供をする」とも言い換えられますす。

例えば、合同企業説明会の参加者はどういうスタンスの方が多いのか。
「志望業界はなんとなく絞っているけど、明確な志望企業が決まっていないから取り敢えず色々な企業の話を聞いてみよう。」や、
「視野を広げる為に色々な業界の話を聞いてみよう。」
というような方が多いです。
つまり、志望度はあまり高くない状態の方が多いということです。

であれば、「まずは簡単に業界全体の話をした方がいいな。」とか、
「インパクトのあることを専門用語などを使わずに簡潔に伝えるキャッチコピーがいるな。」とか、
「参加者に良い印象を与える為に、何か学びになるような話を入れようかな。」
のように、ある程度志望度がある方が集まる個別企業説明会とは、
話す内容や配布物の内容を変える必要があります。

また、応募者とのコミュニケーションは、
説明だけではなく、採用ホームページ配布物等も含まれます。

採用ホームページはある程度興味を持った人が見るものです。
反面、合説で配布するリーフレットは配布時点であまり興味を持っていない人が見るケースが多いです。
であれば、それぞれの状態に合った内容のものを作る必要があります。

採用活動における情報発信(コミュニケーション)について大事なことは、
それぞれのフェーズでしっかりとした目的意識を持つことです。
例えば、合説や合説で配布するリーフレットは「興味喚起」が目的。
説明会や説明会で配布するパンフレットは「志望度の醸成」が目的。
のように目的を設定していきます。

このように、採用活動を行う上での武器(説明会で話す内容や、配布物、採用ホームページ、SNS等)それぞれに目的を持たせ、その目的を達成する内容にしていくことで、
応募者に響く情報発信(コミュニケーション)ができます。

採用活動におけるコミュニケーション設定は、
「適切な情報(相手が聞きたいこと)」「適切なタイミング(相手が聞きたいタイミング)」で伝えるということを踏まえた上で、戦略的に設計していきましょう!

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