土曜のお昼、決まって麺を食らう〜梅トマトモッツァの冷製カッペリーニ
「土曜日のお昼は、昔からいつも麺」
いつかの飲み会だか合コンだか忘れたけれど、このことを話したら、うちもそう!って結構盛り上がったのを覚えている。
私が子供のころはまだ、公立でも土曜日の半日授業があった。今がどうなのかは存じ上げないが。
いつもより短い半日授業が終わって、やれやれようやく1週間が終わる、と帰ってきたお昼。給食じゃなくお昼に母のご飯が食べられるやったー!と楽しみにしている土曜日のお昼。我が家はたいていホットプレートで焼きそばとかラーメンだった。
今はといえば、平日はOtto氏が仕事で不在なので、お昼は基本的にひとり。 定番は、夜ご飯のあまりか、いつでもどこでも食べたいTKG(卵かけご飯)または袋ラーメン、残り野菜で作ったパスタで適当に済ませることが多い。
いつの日かのお昼は日清チキンラーメンひと袋1.7ユーロ
海外在住者にとっても、NISSINは、リアルに神
がしかし、夏の暑さ到来とともに、途端に食欲が減退する私。
飲欲は衰えないので、飲みもの、主に白or桃色のアルコール入り葡萄ジュースで夏を乗り切るのだが、お腹は空くのでさすがに食べなくてはなあと思って、唯一食べられるのが、冷たい麺だ。
日本にいるときは、夏の胃の味方「揖保乃糸」や、我らが地元の誇る「信州そば」なんかが簡単に手に入るけれど、こちらではそうもいかない。
そばは、年始に帰ったときに地元で何袋か調達してきたのだが、Confinement(外出禁止)中にOtto氏の酒蔵から日本酒を発見して浮かれてしまい、日本酒のアテとして何日かに分けて全部食べてしまった。ゆえに、現在の我が家のそうめん及びそばの在庫はすっからかんだ。
ということで土曜日の今日は、日本の麺が手に入らなくてもどうにかなる、夏のひとりお昼ごはんに週1で登場する私の十八番。相変わらずモツァレラ頼りで芸がないが、カプレーゼ風カッペリーニについて書いてみようと思う。
これは、5月の頭にいきなりパリが暑くなったとき、インスタグラムに写真と簡単なレシピとともにUPして、特に海外在住仲間から反響があった一品。
インスタのキャプションで済んでしまうくらいの簡単レシピ、パスタを茹でる以外は火も使わずボウル一つでできてしまうので、ぱっと書き上げてしまおう。
【材料】
・カッペリーニ;食べる量だけ。私は70グラムくらいでお腹いっぱい。
・トマト;中1個。冷やしておくとベター。
・モツァレラチーズ;1パック
・甘口の梅干し;大1つ。種を取って叩いておく。甘口以外で作ったことがないが、甘口じゃないとダメな気がする。
・白だし;小さじ1くらい
・オリーブオイル、塩胡椒
・バジル;3枚くらい。美しく見える量だけ。
当地で大変貴重な梅干し。大切に使っているその名も「宝梅」
【作り方】
・カッペリーニを塩入りの沸騰したお湯で茹でる。
・カッペリーニを茹でている間に、一口大に切ったトマトと、種をとってたたいた梅干しをボウルにいれる。
・ボウルに白だしとオリーブオイルを入れて、和える。午後以降人に会わないようなら、食欲増進のため、ちょっとニンニクパウダーなんかを入れてみても良い。
・カッペリーニはすぐに茹で上がるので、素早くお湯切りして冷水で締めて、梅トマトのボウルにどばっと入れる。
・モツァレラを適当な大きさにちぎってボウルに入れて、追いオリーブオイルをしながらトングでよく和えて、味を整える。
・器に立体的に盛り付けて、バランスよくバジルを添えたら、できあがり。
キンキンに冷えているのがよい
かれこれ5月から毎週作っているので、宝梅の在庫が気になる昨今。
その間、オリーブをいれてみたり、アンチョビを加えてみたりと、色々と足し算を試してみたが、結論、シンプルなのが一番美味しい。むしろ、モツァレラがなかったら、トマトだけでもいいと思ってしまうくらいだ。
暑くてたまらない日のお昼に、冷やし中華を始めてみるのもいいけれど、たまにはこういうものどうだろう。
もちろん水(ロゼ)にも合うよ。
最強ペア、トマトとモツァレラ
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