ホームスクールの始め方⑧ワンオペ育児を防ぐ 夫婦の情報共有方法
ホームスクールの始め方というタイトルですが、子育て全般に応用できそうな方法です。
ノウハウがどちらかに偏りがち
我が家は小学生の子ども3人を夫婦共働きで育てています。
どこのご家庭もそうだと思いますが、とにかくやること・考えることが多くて常に忙しい。
さらに、子どもが発熱したり悩み事を抱えていたりすると、特別なケアも必要になってきます。
これらのことを夫婦どちらかがメインで担当していると、過去の経緯や個別対応のコツなどの経験がその人に蓄積され、属人性(例:お母さんじゃなきゃダメ)が増していってしまう。
そうすると、経験が蓄積していない方が担当した時に「コレじゃない感」が出てしまい、「私がやったほうがスムーズだな」ということで作業を巻き取ってしまう。
その結果、属人性がより強まるというスパイラルが出来上がります。
情報共有の重要性
この状態でも、家族全員が快適に過ごせているならそれでよいのです。
家族の形はそれぞれなので、何の問題もありません。
ただ、夫婦どちらかが「自分ばかりやっているな」とモヤモヤしたり、「どうせ自分がやってもダメ出しされる」と後ろ向きになってしまうのは、長い家族生活を考えるうえで持続的ではありません。
そこで必要なのは「経過の共有」です。
どちらかに偏りがちな情報を、可能な限りリアルタイムで共有することで、「子どもがなんだか調子悪そう、そうか、昨日まで発熱していたから本調子じゃないんだな」と言うように物事の背景を想像しやすくなります。
ちなみに我が家では、LINEのグループ機能を使っています。
子ども毎に「(子どもの名前)について」というグループを作り、学校との面談で話したことの記録、子どもの気になる様子から、発熱などの身体的な症状まで、気が付くたびに文章や写真で送ります。
流れが分かるから主体的になれる
子育てがどちらかに偏っているとき、偏っていない方にとっては子どもに起きた変化が「突然現れた」ように見えます。
でも、ずっとそばで見守ってきた方にしてみたら「いや、だって数か月前からこういう予兆が出てたじゃん!」となる。
このギャップによって、お互いストレスを感じるのではないかと思います。
ここでちょっとたとえ話です。
Aさんは、子育てにあまり関与出来ていない側の感想です。
それに対して、BさんとCさんは、子どもを傍でずっと見守ってきた立場。
同じマンガを楽しむ同志を増やす答え方としては、Cさんの方がよさそうですよね。
もちろん、子どもの成長過程は、コミックのように「読めば全部わかる」ものではありません。
それでも、ある程度の前提知識を共有することで、1人が抱え込むという状況は防げるのではないかと思います。
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長男が不登校になった当初、夫とは学校に対するスタンスが合わず結構大変でした。そんな頃のことも記事にしています。
「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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