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ホームスクールとお手伝い・やってなかった時こそチャンス

前回、お手伝いとお小遣について、我が家の現在地をお伝えしました。
あれで終わると、なんか完璧に回っている風になってしまうので、今回は「いやはや、そうでもないですよ」というお話。
前回 お手伝いとお小遣いってどうしてる?

やりたくないとき、忘れちゃうときもある

我が家の子どもたちは、ホームスクーリングや学校の部分利用など、自分で学び方を選んでいます。
日中家に居る時間が多いので、お手伝いもさぞかしはかどるだろうと思うでしょう。私もそう思っていました。

でも、彼らはまだまだ小学生、自分でやると決めた仕事でも、マインクラフトが楽しすぎたり、外で遊んで疲れたら…そりゃーできません 笑

数日に1回、「お手伝い忘れてるものないかーい」と軽い口調でリマインドすると、そこそこの頻度で「あ!出来てなかった…」という返事が返ってくるのです。

失敗すると自己分析できる

そんなとき、「自分で決めたことでしょ!」とか「なんで忘れるの!」と責めても時は戻りません。
それどころか「主体的に取り組むお手伝い」が、「怒られたくないから仕方なくやる義務」になってしまいます。

仕事のミスは、その子のミスではなくシステムエラーだと捉え、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば解消するのかを探っていきます。

例えば小6の長男は、毎週土曜日にお風呂の洗い場を掃除するというお仕事を忘れがちでした。
そこで、一緒に考えてみたところ、毎日発生する仕事ならきちんとこなせるけど、週1の単発仕事は苦手という傾向が見えてきました。
それを踏まえて彼自身が編み出したのは、「洗い場掃除は毎日にする」という解決策でした。

逆に小4の長女は、お仕事少な目でゆったりする日とまとめて片付ける日の緩急がある方とやりやすい。
こんなふうに、各自の個性が現れます。

やっぱり、なぜお手伝いしてもらうのかが大切

私が子どもたちにお手伝いをお願いしているのは、
・小さい家事をやってもらえると本当に助かるから
・仕事を通して報酬を得ることを体感してほしいから
・親から子どもへの「ありがとう」がコミュニケーションになるから
です。

だから、やり忘れてしまった時こそチャンス。
家庭内での小さい失敗はいくらでもフォローが出来ます。
むしろ失敗こそ、自分の得手不得手を自覚する機会になっているなと感じています。

最後に一番大切なコツ。
それは、失敗の理由を掘り下げるのは、親の心に余裕があるときだけ行う、です。

自分が疲れているときにうっかり「お仕事やったー?」と聞き「やってなかったー」という返事が返ってくると、普通にイラっとして詰問口調で追いつめてしまう、これは実際に何度かやらかしました。

ですからお手伝いを「やってないな」と気づいた瞬間、「いまは前向きに解決策を探る余裕があるか」を自問し、なさそうなら見なかったことにする。
これが結構重要です。

子どもにお願いしているお仕事は、やっていなかったからと言って生命維持に支障が出る訳ではありません。
それよりも、「なぜお手伝いしてもらうのか」という目的を忘れず、親子で一緒に取り組んでいけたらいいなと考えています。

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お手伝いを主体的にやるのか、怒られたくないからやるのかという話については、こちらでも実体験を交えて深掘りしています。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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