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旧姓使用の男性経営者が、選択的夫婦別姓を呼び掛ける サイボウズ青野氏&リンクトイン村上氏

選択的夫婦別姓、同性婚など、家族の多様な形を認めていこうという声が、ますます高まっている。

サイボウズ社長の青野慶久氏は、日本の経営者には珍しい革新的なビジネスリーダーだ。働き方改革を通じて職場の魅力を高めたり、経営者の立場で育児休暇を取得し男性の育児休暇取得を推奨してきた。

それだけでなく、これまで殆どの企業が関心を持ってこなかった「選択的夫婦別姓」の問題に切り込み、訴訟を起こすなどの具体的なアクションを起こしてきた。

選択的夫婦別姓が問題提起されるようになってから、もう20年以上が経つ。現在、夫婦同姓を法的に強制としている国は日本以外では皆無と言われる。

青野氏は、今年4月に発足した「選択的夫婦別姓の早期実現を求めるビジネスリーダー有志の会」の共同代表を務める。賛同メンバーにはリンクトイン代表の村上臣氏などが名を連ねる。

男性の自分が改姓して、女性の苦労がわかった

婚姻の96%において女性が改姓していることで、これまで別姓とは「女性だけの問題」と思われがちだった。それだけに、男性のビジネスリーダーである青野氏が改姓し、その多大な不便さやコストを実感して、問題提起したことは、世間の注目を集めることになった。

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