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小さいおじさん〜その7〜
真夏のドライブ
この日、僕らは大好きな曲を流しながら2時間半をかけて目的地まで車を走らせていた。
僕らの好きな曲といえばケツメイシやデフテックだ。
真っすぐな歌詞とハートフルなメロディーがたまらなく、いつだって前向きにさせてくれる。
車内でノリノリになって向かっていたのは、三重県伊勢市にある"伊勢神宮"だった。
全国的にもとても有名な場所だ。
あの頃、時間があれば僕らはよくお寺や神社に
小さいおじさん〜その6〜
終わりを考えると今が定まる
理想のお葬式を考える。
それを考え出してから僕の中でいくつか決めたお葬式像ある。
それはそこに、
・1000人の人がやってきている
・日本だけでなく世界中からの友人が来ている
・父ちゃんすげぇと子どもが感動して泣いている
という事。
まだまだ曖昧だけれど、これだけは決めた自分の理想のお葬式。
そう思うとなんだか出会う人との一期一会を大切にしたいと思うようになっ
小さいおじさん〜その5〜
プロを夢見たサッカー少年の10年後
この日、昔からの友人たちと夜の公園でサッカーをしていた。
僕が小学、中学、高校と夢中でのめり込んでいた唯一のものがサッカーだった。
自慢じゃないが小さい頃はちょっとはサッカーが人より上手く、選抜にも選ばれたり少し目立っていた。
あの頃、なんであんなに夢中だったのだろう?
何にも不安になることもあせることもなく、ただただ毎日サッカーがしたくてしょうが
小さいおじさん〜その4〜
はじめての転職経験後
サプライズ。出会った人を笑顔にする。そして人の心に残る生き方をすることを。そう思って生活してみると不思議なことが起きはじめた。
一攫千金!なんてことはなかったけれど、いろんな人からよく連絡が来るようになった。
「この間のグミってどこで買える?」ってものから
「この間はありがとう!今度ご飯行きましょう!」なんてものまで本当に携帯が鳴るようになった。
そして、ご飯に行っ
小さいおじさん〜その3〜
ギャンブラー − スロット=究極の暇人
あれだけ毎日通っていたパチンコ屋に行かなくなるとびっくりするくらいの時間が空いた。
"暇"
本当にそう感じた。
毎晩パチンコ屋へ行ってデータを取ることもなければ
夜中から並ぶこともなく
パチンコ雑誌をみて勉強する時間も無くなれば
今日の利益計算をすることもない。
やる事がない。
やりたい事もない。
時間だけが流れていく。そこでまた感じる事。
"
小さいおじさん〜その2〜
好物はジンジャエール
ギャンブラーという仕事を自信を持って続けていたある晩、小さなおじさんから連絡が来た。
「今日、近くまで行くんやけど飯行かへん?」
そんな連絡をもらって急に夜会うことになった。
その日も21時ごろまでパチンコ屋でのギャンブラーという仕事こなす。
換金した足で急いでご飯の待ち合わせ場所に向かう。
約束したお店に着くと、ジンジャエールをビールのようにクゥーーっと飲
小さいおじさん〜その1〜
プロギャンブラー“マスクマン”。
あれは、僕がまだ20歳の頃。
当時の僕は外出時はほとんどと言っていいくらい、常にマスクをしてた。
さらに髪は長く、前髪なんて言ったら特に長いのでいつも目元が隠れていました。
一見、明るく振舞っていたけれど、本当は人付き合いが大の苦手。
特技は”作り笑い"。
そんな20歳。
できることなら人と話したくない。
人と目が合いたくない。
それくら
小さいおじさん〜その0〜
幸運を呼ぶ小さいおじさん
ジャラララララ。
「ボーナス確定!!!」
今日もドル箱を積む僕。
その横には7000枚突破という札。
"投資2万だったから今日の勝ちは12万くらいか。実働4時間だからまぁまぁだな。”
椅子に座ってひたすらスロットを回し続ける。その時、後ろから声がした。
「お前の幸せってなんなん?」
!!!
振り返った瞬間、パッと目がさめた。
”なんだまたあの夢か…”
小さいおじさん〜はじまり〜
青い空、白い雲、大自然の緑に囲まれて、34歳になった僕の生活の拠点は、日本ではなく東南アジアにあるカンボジアという国。
それでも年間を通したら100近い数のフライトで色々と飛び回っている。
大好きな場所で、大好きな人たちと、毎日笑いながらご飯が食べられる生活。
それが僕が目指すものの1つ。
まだまだ世界には知らない国、文化、景色、見たことないものや触れたことがないものがたくさんある。
そ