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≪Vol.264≫知っているのと、知らないのでは対処が大きく違う~外国人と働く~

僕が社会人になったときの社長に言われたことで
「もしトラブルが起こるとしても、トラブルが起こるかもしれないと予期で来ているのと、知らずに突発的に起こるのでは、結果は全然違う」という話をされたことがあります。

そのときは正直「どういうことなんだろう」と思っていました。
トラブルが起こったら同じじゃないの、と思っていたからです。

親が「自分の子供がどんな人と付き合っているのか?(交友関係)」を知っているのと、知らないのでは、全然違うのと同じようなことなんだろうと思います。
実際、親が子供を心配して「あんな子たちと遊んじゃダメ!」とか言ってしまうと、親子関係にひびも入ってしまうでしょう。
大人が子供の世界に口出しし過ぎるのも良くない場合もあると思います。
とはいえ、親としては心配ですよね。
実際に直接的なことを何も子供には言わないとしても、どういう人たちと付き合っているのか?を知っているのと、知らないのでは、何か起こったときの対処が全然違うんだろうと今なら思います。

普通は日本以外のことはよく知らない

昨日、大阪でワン・ステップ国際交流会をしました。
外国人メンバーは14人、日本人7人でいろんな国の人と話が出来ました。

そこで感じることは、世界にはそれぞれの文化、価値観がある。
ということです。
日本の当たり前と、海外の当たり前は全然違っているし、それを全然知らないと「悪気なく」大変失礼なことを言ってしまったりもします。

昨日、イギリス出身の人と話していたのですが、
正直、僕はイギリスのことがよくわかっていません。

では「UK」ってどこの場所を表しているのか?
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドなどいろんな島がありますが、どういう関係なのか?というのもわかっていません。
スポーツを見ると、それぞれ国名でサッカーやラグビーに出場していたりします。

またイギリスの通貨は「ポンド」ですが、昨日話していると「アイルランド」では、島の半分はポンドで、半分は「ユーロ」を使っていたりするようです。

調べればわかることなのですが、そこまで調べないじゃないですか?
イギリスはイギリスってくらいで、実際に長く旅行したり、留学したり、住んだりしないとそういった違いが分からないものです。

逆に言うとイギリス人から見ると、日本人も中国人も同じように見えていて、日本人も中国語を話せるのではないか?と思っている人もそれなりにいるようでした。

といったように、外国のこともざっくりとはわかるけど、細かいことまでわからなかったりします。

スコットランド出身の人や、アイルランド出身の人に、イングランドの話をしてもいいのですが、「全部同じ」と思われるのはイヤだと思っているケースもあるわけです。

「イングランド」と「スコットランド」は違うから。
と言わなくても思っているケースがあります。

知っていると、言っていいことと言ってはいけないことの境界線が分かる

実際は同じような話をしていても、実態を知っている人は「地雷を踏まないし、本当に言ってはいけないところまでは踏み込まない」という事が出来ます。
実態を知らない人も「70-80%は大丈夫な話をしているのですが、悪気なく10-20%の踏み込んじゃいけないことまで踏み込んでいたりする場合あります。」

外目から見るとよくわからないものなのですが、そんな気遣いが出来ているかどうかで、大きく人間関係は変わったり、トラブルの対処方法が変わったりするというのをよく感じます。

知らないことばかりだから、勉強しないといけないですね。
お互いに頑張りましょう!


今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
昨日は交流会にお越しいただきありがとうございました!

次は東京で8/31(土)12:00~14:00@渋谷です。

いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/