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デザインフェスタ出展の話

超お久しぶりです。Yudaiです。
気づいたら1年以上更新していませんでした。。
どうしても気軽に投稿できるTwitterやっちゃいますね。

さて、今日はタイトルにもある通り、デザインフェスタ出展のお話をしようと思います。

デザインフェスタとは・・・

まずデザインフェスタってなんぞやって話ですが、

デザインフェスタは、オリジナルであれば無審査でどなたでも参加できるアートイベントです。
プロ・アマチュア問わず、「自由に表現できる場」を提供するアートイベントとして1994年から始まりました。会場では、年齢や国籍、ジャンルやスタイルを問わずに集まった1万人以上のアーティストが作り出すオリジナル作品との出会いを楽しむことができます。
中には、全ての方の理解を得難い表現があるかもしれませんが、それも大切な「表現したい」気持ちのひとつです。予めご理解、ご了承のうえイベントをお楽しみいただきたいと考えております。
デザインフェスタは、アーティストと来場者、人と人とを繋ぎ、誰もが心に持つ「表現したい」という気持ちを応援します。
どんなに才能が豊かでも、1人の力だけでは大きなチャンスを作ることはできません。
しかし、人と人とが出会うことによって個人の可能性は無限に広がり、やがてそれは大きなムーブメントになることと信じています。
デザインフェスタは全ての人の気持ち・表現を決して批評しません。
魂を込めたアート作品や日常を彩る雑貨、アーティストとの交流、ライブパフォーマンスや世界各国のグルメなど、ぜひデザインフェスタで新たな出会いをお楽しみください。
https://designfesta.com/about/

まとまると、みんなそれぞれ表現したものを表現しようぜ!的なイベントです。(雑)
デザフェスの愛称で知られていますね。

以前の記事でも紹介しましたが、僕はものづくりの仕事の中の一つとして杖屋さんをやっています。

ECのみでやってきたショップでしたが、何気に4年目に突入したタイミングでふと「イベントに出たいな・・」と思い立ち、なんとなく存在は知っていたデザフェスに応募。
正直初出展で右も左も分からないし、そもそもお客さんが来るのかも分からない状態でしたが、「まあ一回お試しだと思ってやってみよ」と。
とりあえずバナーを作ってSNSで告知。

作ったバナー。結構お気に入り(自室で撮影)

出展準備

イベント開催の1~2ヶ月前ぐらいに出展を決めたので、とりあえず告知して、
「まだ時間あるな〜」と余裕ぶっこいていました。
まあ今思えば普通にこの時点で時間ないだろと思います。

今回は暗いエリアという照明が控えめなエリアのブースをチョイス。
ブースの大きさもプランによって様々ですが、今回は1.8m×0.9mの大きさのブースをお借りしました。

ブースといっても用意されているのは1.8m×0.9mの空間のみ。
机や椅子は別途レンタルが可能というシステムでした。
詳細を見てみると、所謂会議室にあるような机、パイプ椅子・・
これでは雰囲気が出ないということで、「作ろう!!」ということに。
このあたりからこだわっちゃう性格が発動し、イベント前日夜まで作業することになるとはまだ誰も知らない・・・

作品製作

いつもはオーダーメイドで製作依頼を受けていたため、基本的には在庫を持たないスタイルで運営しています。
しかし、イベントとなるとある程度の展示品、商品が必要です。
家にあるわずかな在庫とブースのバランスを考えると、10本以上は杖を作らないといけないことに気が付きます。(遅い)
もちろん杖だけではなく、それに付随するスタンドやケースなども。

「あれ、時間ない」と焦りながらもクールな表情を保ち、まずは杖のデザイン考案。
同時にブースのディスプレイや什器のデザインも考えます。

デザインスケッチの様子。本当は羽ペンでは書いてません。すみません。

せっかくのイベント出展なので、新しいこともしたいし、ちょっと変わったこともしたいしということで、3Dプリンターを使ってみたり、レザー素材を入れてみたり、いろいろと試しました。

あらかたデザインがまとまったところで、いざ製作。
杖製作では、主に木工旋盤という工具を使ってベースを作り、その後は完全手作業で仕上げをおこなっています。

製作の様子。細かい模様や文字入れも手で加工しています。
3Dプリントパーツにレザーを貼り付けた新作。持ち手を交換できるカスタマイズ性も持たせてみました。
こちらも3Dプリントパーツ。
杖に付属する認定証。使用した木材や仕様が記載されています。

こうしてなんとか作り終え、デザフェス用に用意した杖がこちら。

並べてみると我ながら迫力があります。

什器製作

普段はここまでで終わりですが、イベントとなると商品が完成したからといって終わりではありません。
いかにうまくディスプレイして、商品がよく見えるかを考えなければいけません。
下手したらこれが1番大事です。

冒頭でもお話したように、運営側からレンタルできる備品では限界があると感じ、什器は全て作ることにしました。

まずはテーブル作り。
幸い工房があるので、余らせていた木材を切り出し天板に。
脚はソーホースを使って搬入出が楽にできるようにしました。

続いてはフラッグ?(って言うのかな)作り。
テーブルだけでは在庫も見えてしまって見栄えが悪い&あまり目立たないので、テーブルの前に布をかけることに。
ただ布だけかけてもつまらないので、布に大きくロゴを入れていきます。

画用紙にレーザーカッターで文字を切り抜き、特大ステンシルを作成。
今回はスプレーでやってみました。普通にペンキのがよかったです。

完成したのがこちら。
思いつきで作った割にはなかなかうまく行きました。
足元を隠しつつ、お店の名前がすぐ分かるように。

大体の土台ができたら、次はディスプレイ作り。
とりあえず家にある雑貨や照明、それっぽい小物をかき集めて配置しました。
あるものでまかなえない場合は、これまた作ります。

イベント当日

そんなこんなでいざ当日!
ビッグサイトはかなり広いので、搬入してみると改めておお〜〜ってなりました。笑

あーでもないこーでもないと前日まで準備していたディスプレイはこんな感じになりました。

狙い通りフラッグのおかげでかなり目立ちます。
杖スタンドもお手製。値札とかもこだわりました。
SNSフォロー特典として、キーホルダーを作ってみました。(杖と同じ木材を使ってたりします)


設営も終わろうとしていた頃、ちょうどオープン時間間近に。
当日はあいにくの雨でしたが、オープン待ちにたくさんの方が並んでいたようでした。

まずは初出展だしお試しぐらいの気持ちで挑んでいましたが、ブースが入り口付近だったこともあり、まさかのオープンと共にお客さんが多数・・!
特に暗いエリアはファンタジー系の出展者が多かったり、来場者も変わったものを見にきた!という雰囲気がひしひし伝わってきたりで、意外にもいいマッチングだったようです。

ちゃんとスーツ着ました。

うちを目当てに来てくれたフォロワーさんも多く来てくださり、なんと初日分は完売。。。
僕が1番びっくりしてました。

2日目も完売とはいきませんでしたが、多数オーダーもいただき、初出展としては満足いく結果を出すことができました。

イベントを終えて

あっという間に2日間のイベントが終わり、お客さんも退場し「お疲れ様でした!」と運営からアナウンスが。
会場内に出展者みんなの拍手が巻き起こり、なんかいい感じの雰囲気でした。(雑)

お隣のブースの方と疲れましたね〜と雑談しながら片付け。
搬出も時間が限られているので、さっきまで賑わっていたブースはあっという間に跡形もなく片付けられていきます。

僕のブースも片付けが終わり搬出完了。
終わった安心感と寂しさを感じながら会場を後にしたのでした。

前の記事でも少し触れましたが、バンド活動をやっていた時期がありました。


が、コロナもありほぼ活動はストップ。
なかなか自分を表現できる場所も機会もなかった中で、今回の出展は久々の機会となりました。
やっぱり対面で話せるのはいいし、いろんな反応が見れるのが楽しいですね。

帰りに売上で食べたガストはいつもより格段に美味しかったです。(ガストかい)

というわけで、デザインフェスタ出展レポートでした。

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