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リハビリにおける回復とは?

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪

《リハビリにおける回復》

リハビリにおける回復とは?
① 神経学的回復 ②機能的回復 の2種類があります!


① 神経学的回復=医療行為。
例)怪我が治る(ペナンプラ、浮腫の改善、機能乖離 【自然回復】)
→発症してから180日の中で、1−2ヶ月くらいの回復が大きいです。
プラトーからは一次性の要因に関しては学習が必要となります。
グリセロールの効果や機能乖離で低下した部分の改善を認めます。

② 機能学的回復=運動学習。代償、再学習、神経の回復(分化)
学習は手続き記憶、小脳系、基底核系、内部モデルが担っています。

この①と②があってこそリハビリの効果となります。

予後予測とは後遺症がどこに残ってくるのかを予測します。
浮腫が原因、機能乖離が原因、左右の半球間抑制が原因なのかなど一次性ではない原因をいかに早く改善させ、
生存欲求をいかに早い段階で獲得するか、つまりセルフケアの獲得です。
一次性に対していかにリハビリしていくかがポイントです!!

《学習はどうやったらできるのか?》

学習はインプットという概念がありますが、本当に必要な学習はアウトプットできるかどうかなのです。
学校で必ずテストを受けますがこれはアウトプットするためにあります。

必要なときに必要な情報を引き出す練習です。
出せるかどうかを考えていかないといけません。

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