映画感想「グエムル-漢江の怪物」漢江の怪物と家族の愛😖
「漢江に潜む怪物と家族を救う奮闘劇!」
1. あらすじ
映画「グエムル-漢江の怪物」は、韓国の首都ソウルにある漢江を舞台に、平凡な屋台店主パク・ガンデ(ソン・ガンホ)が、突如現れた巨大な怪物に娘をさらわれ、その娘を救うため家族総出で奮闘する物語です。ガンデはどこにでもいる普通の父親ですが、娘への愛情と、奇妙な家族たちの助けを借りて、不可能と思われる冒険に挑みます。この映画は、家族の絆と社会への皮肉が織り交ぜられたユーモラスでスリリングな展開が続き、観る人をどっぷり引き込むエンターテインメント作品です。
2. 感想
「グエムル-漢江の怪物」は、正直に言うと「ただのB級モンスター映画かな?」って思ったけど、観終わった後はその先入観をひっくり返されました!まず怪物のビジュアル、たしかにハリウッドのド派手CGとは違っててちょっとチープかもしれないけど、なんかリアルな感じが逆に怖い。そして、この作品の真の魅力は家族の愛とコメディ要素が織り交ぜられている点にあるんです。
ガンデのキャラはもう、普通のおっさん感がたまらなく愛おしい!カッコよくもないし、どちらかというと頼りないけど、それでも家族を守るために奮闘する姿が応援せずにはいられません。そしてガンデの兄弟たちも一筋縄ではいかないキャラばっかりで、全員で怪物と戦うシーンは思わず笑ってしまうほどのドタバタ感。でもその中にも不思議とリアルな人間味があって、家族ってなんだかんだで最強だよなって思わせてくれます。
社会風刺も効いていて、特に政府の無能さや大企業のいい加減さが描かれているところも「うわ、こういうの本当にありそう!」って感じで、妙に共感してしまいました。真面目にやってるのに空回りする家族の姿は、笑えて泣けて、それでいて心にぐっときます。
3. 見どころ
ポイント1: パク・ガンデの奮闘するお父さんぶり
ガンデ(ソン・ガンホ)の頼りないけど必死な姿は、観ているとつい「頑張れ!」って応援したくなる。カッコよくないけど、一生懸命娘を助けようとするその姿勢が、家族の愛を感じさせます。
ポイント2: 怪物とのリアルな対決シーン
怪物のCGは今のハリウッド映画と比べると少しチープに見えるけど、それが逆に生々しい恐怖感を引き立てています。まるで本当に漢江に潜んでいそうな不気味さがたまりません。
ポイント3: 社会への皮肉とコメディの絶妙なバランス
政府の失策や科学者の無責任さがコメディタッチで描かれ、ただのモンスター映画に終わらない深みを加えています。真面目なテーマをあえてコミカルに描くところが、この作品の魅力のひとつ。
4. こんな人におすすめ
怪物映画だけど、家族愛や社会風刺が効いたストーリーが好きな人へ
この映画は単なるモンスター映画とは一味違います。ド迫力のアクションもありながら、どこか抜けている家族の奮闘に笑い、社会風刺に「確かに!」と頷けるシーンが盛りだくさん。特にガンデの家族のドタバタぶりが面白く、真剣なシーンの中でもコミカルな瞬間が見事に融合していて、笑いと感動が絶妙に交錯します。さらに、ソン・ガンホ演じるお父さんのキャラには心を動かされること間違いなしで、彼の不器用だけど必死な姿が何度も観る人の心に刺さります。そんな彼の奮闘を通じて、家族とは何か、大切な人を守るとはどういうことかを改めて考えさせられる作品です。
作品データ
作品タイトル(原題または英題): グエムル-漢江の怪物 (The Host)
監督: ポン・ジュノ
脚本: ポン・ジュノ
出演: ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソン
ジャンル: モンスター映画、社会風刺、コメディ
公開年: 2006年
上映時間: 119分
製作国: 韓国
配給: ショウボックス
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