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初めての育児で疲れた時に読んでほしい詩

こんにちは。1児の女の子のママです。

子育ての日々は、1日があっという間に過ぎますね。

初めての育児、初めての専業主婦で、家事に子育てに疲れきっていた私に、「自分だけじゃないんだ」「大丈夫」「これでいいんだ」と、教えてくれ、孤独な世界から抜け出させてくれた詩があります。

初めての育児、初めての専業主婦

私は、娘が0歳11ヶ月の時に仕事に復帰したワーキングママです。娘が産まれる1ヶ月前から1年間休暇をとりました。

産まれるまでは、友達とランチにいったり、義父母と旅行に行ったり、一人の時間を堪能していました。

大きくなったお腹をみて、もうすぐ会えると思うと楽しみで、水通しして干したベビー服を見ているだけで、幸せな気持ちでいっぱいでした。

子育ての日々がはじまり、1日に何度も授乳やおむつ替えをし、成長と共に目が離せなくなり、泣くと抱っこしてあやして、だんだん家事と育児との両立が難しくなって、散らかっている部屋にイライラして、片付けようとするのに片付けられない。仕事から帰ってくる旦那に晩ご飯を作らないといけない。誰かには頼ることができない。



帰ってくる旦那の第一声は、「ずっと家にいるのに、まだごはんもできてないの?家も散らかってるし・・・」と。

私は、娘が遊びたがっていたら遊んで、泣いた時は抱っこして、今しかない時間を娘と向き合いながら過ごしていた。それが間違っているとは思っていなかったから、旦那に言われないように、帰ってくるまでに必死で片付けて、晩ご飯の支度をした。

そんな毎日を必死に過ごしていた時に、この詩に出会いました。涙があふれて、心がスーッとかるくなりました。キッチンの引き出しに大事にしまい、疲れて泣きたい気持ちになった時に、こっそり読んで、この詩に自分のやったことを褒めてもらいました。

私の心が癒やされた「詩」

ニュージーランドで伝わる詠み人知らずの詩「Today」を日本語に訳された詩です。

「今日」 伊藤 比呂美 訳

今日 わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸(つ)けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう

人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの?とか

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ

福音館書店:「Today」

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=1455


まとめ

夕暮れ時になると、「あぁ今日も一日なにしてたんだろう」

洗濯物はたまっている、洗い物はたまっている、部屋の中は散らかっている、と罪悪感でいっぱいになっていた私に、

そんなことよりも「すごく大切なことをして、一日ちゃーんとやったんだ!」と、肯定してくれました。


産後うつであったり、コロナ禍によって、小さな子を育てている人が思うように外へも出られず、誰かに頼ることもできず、辛い思いをしている方がたくさんいらっしゃると思います。

そんな時に少しでも参考になれば幸いです。


お子さんがお昼寝しているときに家事をする手をとめて、暖かい飲み物を飲みながら、この詩を読んでみてください。

ホッとひと息つくことも大切です。

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