見出し画像

心と体の健康には腸内環境が大切

「第二の脳」と言われるほど重要な臓器である腸。

腸は消化・吸収・排泄を担い、病原体の侵入を防ぐとても大切な器官です。腸にはおよそ100兆〜1000兆個もの細菌がおり、その腸内細菌が消化・吸収・排泄・免疫力の強化や(腸内には免疫細胞の約70%が存在している)脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンを作る手助けをしています。

セロトニンは幸福感を伝える物質で、メンタルを安定させたりリラックスした気持ちにさせてくれます。ドーパミンはやる気・快感・ときめきなどを伝える物質です。

腸内細菌のバランスが崩れてしまうと、自律神経のバランスが崩れやすくなるので、イライラして怒りっぽくなったり、幸福感や意欲が減退し前向きに生きることが難しくなってしまいます。

腸内環境を整えることで心が落ち着き、集中力も上がる為、学習や仕事の効率の向上や、日々の生活におけるパフォーマンスアップが期待できます。

健康な腸内環境とは乳酸菌やビフィズス菌のような体によい働きをする善玉菌が多くあることで、悪玉菌から出される有害物質が抑えられている状態です。善玉菌が腸内に増えると腸の働きがどんどん活発になり、腸内の炎症を抑える作用もあります。

善玉菌が悪玉菌の増殖を抑えることで、食中毒菌をはじめとした様々な菌やウイルスからの感染を防ぐことにもつながります。更には血液中のコレステロール値を低下させる効果もあります。

他にも、腸内環境が整った状態ほどメラトニンの生成が盛んになる為、快眠につながります。
心身の健康や美容には睡眠の質を上げることもとても大切になってきますし、眠剤がないと眠れない状態が長期に渡ると体への影響も心配ですよね。

現代は加工品やファストフードの普及、食の欧米化などの影響で、食物繊維や発酵食品の摂取が昔より減り、高カロリー・高脂肪・高糖質な食生活になっている傾向があるため、それらが日本人の体質には合わず、腸が汚れていたり傷ついている人が多いです。

そういった食生活や運動不足、睡眠不足、ストレス、薬の服用などで腸内環境は悪化します。

またアレルギー性疾患の方の腸内環境は悪玉菌優位の傾向があり、悪玉菌が老廃物を作り有害物質を発生させ、この有害物質が免疫力を弱めて、アレルギー症状を引き起こします。これが花粉症やアトピー性皮膚炎、肌荒れなどとなって表に現れてきます。
逆に善玉菌が優位になると肌つやがよくなり、お肌が綺麗になります。


日々の食生活の中で糖質が多く含まれる白米やパンや麺類、お菓子や甘い飲み物などを取りすぎていないかをまずは見直し、糖質の摂取量を減らし、食物繊維や発酵食品を意識してとるようにしましょう。
そして質の良いお水をたっぷり飲むことも大切です。

また腸内環境を悪化させる要因と言われている小麦製品や牛乳を取りすぎている場合は、日常的に摂取する量を控え嗜好品として楽しむようにしたり、質の良いものを選ぶようにするなど工夫して体への負担を少しでも減らしてあげましょう。

腸内環境が乱れ悪玉菌が増殖することで、排便を促す腸の蠕動運動も滞ってしまい、便通にも影響が出てしまいます。
さらに美肌は腸年齢で決まると言われており、腸年齢が若いほど心も体も健康で、見た目も美しくなります。

体内環境と健康・見た目の美しさ・心の安定
は全て繋がっているのです。
どんなに外見に気を配っても食事や生活スタイルが乱れていたら、長く続く健康美を保つことは難しくなってきます。

このように食事や生活習慣を整え腸内環境を良くすることで得られるメリットは本当にたくさんあります!

今の世の中を生きる私たちにとって感染症に打ち勝つ免疫力を得られることもとても大きなメリットです。

自分の身は自分で守るという意識。
自分が自分の第一のお医者さんになる。
自分の体に意識を向けちょっとした変化や違和感を見逃さない、放置しない。
まず日常生活の中で改善できることは改善する。


これは未病の段階で病気になることを防ぐだけでなく、医療機関や医療従事者の方の負担、圧迫している国の医療費を減らすことにもつながります。


食生活を見直し、適度な運動や睡眠をしっかりとり、疲れやストレスを溜めないよう心がけて
腸内環境が善玉菌優位の状態になることを目指しましょう。

みなさんの心と体が長く健康で美しくいられますように♡
そして自分らしく人生を楽しめますように。

最後まで読んでいただきありがとうございます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?